アメリカ留学への準備〜英語能力テスト編〜その③

アメリカ留学への準備〜英語能力テスト編〜その③

アメリカ大学への受験を決めたら、まずは各大学の入学資格や条件を調べ、必要書類を準備していく事になります。
その中で必ず必要になるのが、英語能力テストのスコアです。

当然の事ながら、講義は全て英語で行われますし、論文やディスカッションなどネイティブスピーカーと対等に渡り合える高度な英語力が要求されます。
そのため多くの大学が、その英語力を判定するためのテストスコアを非常に重視しています。

一般的には「TOEFL」テストのスコアを提出することになりますが、大学によっては「IELTS」「SAT」「ACT」「PTE」「英検」などのスコアを英語力の証明資格として認めている大学もあります。 それぞれ試験に特徴がありますので、自身の得意・不得意を見極め、早い段階から準備をする事が必要です。

英語能力テスト編・その③では、「PTE Academic」と「実用英語技能検定」の概要と特徴についてご紹介します。

各試験の特徴 その3



⑦PTE Academic(ピーティーイー アカデミック)

PTE Academic(Pearson Test of English Academic)とは、Pearson PLCという企業が運営している、海外大学への進学を希望する人を対象とした、コンピュータベースの新しい英語検定です。

試験内容は「話す・書く(Speaking&Writing)」「読む(Reading)」「聞く(Listening)」の3つの項目で構成され、試験会場が空いていれば、いつでも受験する事が可能です。TOEFLと同じく、コンピューターに向かってスピーチ・録音する形式のSpeakingテストですので、早い段階から慣れておく方が優位です。

スコアレポートは、総合スコア、4技能(Listening、Reading 、Speaking、Writing)、6技能(文法力、発話の流暢さ、発音、スペル、語彙力、文章構成力)の11分野にわたって記載されています。これにより、ご自身の得意・不得意を把握して今後の学習に役立てることができます。

テスト結果は5営業日以内にオンラインで確認することができ、テスト結果を確認してから送付先機関を選択できるので、納得したスコアだけを提出することが可能です。有効期限内であれば何箇所でも無料で希望する機関に提出でき、提出についても提出先を選択してから48時間以内という早さがメリットでもあります。


⑧実用英語技能検定(じつようえいごぎのうけんてい)

一般的に「英検(えいけん)」とよばれるこちらの試験は、公益財団法人日本英語検定協会 (Eiken Foundation of Japan)が主催している、 日本で最も古い英語検定です。

英検は、スコアで英語力を示す「TOEFL」「IELTS」「SAT」「ACT」「PTE Academic」等とは異なり、合否で判定されます。
1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の7つの級が設定されており、試験内容は全ての級に共通して「筆記(Writing)」「聞く(Listening)」、3級以上では「面接(Speaking)」が行われます。
検定は年3回行われ、二次試験がある級はその約1ヶ月後に実施されます。

日本国内での進学・就職などに優位な印象がある「英検」ですが、現在では海外でも200校以上の4年制大学と2年制の公立大学が TOEFLに代わる英語力判定試験として、留学時の英語力判定資格として認めています。

おおよその目安として、大学院では1級、4年制大学では準1級、2年制大学やESLでは2級Aか2級と、難易度は高いものの、 希望している進学先が「英検」を認定している場合は、選択肢を増やすという点でも受験を検討するメリットがあります。

試験準備

入学願書の締切は各大学によって異なりますが、一般的な秋入学の場合には、前年の11月から入学する年の3月頃が締切となる場合が多いようです。

その他、出願締切日を定めず直前まで受け付ける学校や、締切日を設けずに願書が届き次第合否判定をする「Rolling Admission(ローリングアドミッション)」を実施する大学、通常の試験よりも早く合否判定をする「Early Decision(アーリーディシジョン)」を行う大学など、様々です。

ただし、Rolling Admissionは、出願が遅かったために定員を超えてしまい、入学資格を備えた学生でも不合格になることもあり、またEarly Decisionは、希望の大学がハッキリ決まっている場合には合格率が上がるため優位な方法ですが、1校しか受験できず、合格した場合には必ず入学しなければならないという規定があるなどのデメリットもあります。

このように、アメリカ大学受験には様々な方法や試験があるものの、自身の希望・特性を活かして計画的に準備をすれば、非常に優位に進められますので、受験を決めたら少しでも早く準備に取りかかる事が、合否を分けるポイントとなります。