世界のボーディングスクール②

ボーディングスクール入学準備

海外の大学に入学を希望するならば、海外または国内で高校を卒業しておくことが条件の1つです。

アメリカの公立高校への留学は1年間のみという期間の制限があるため、卒業を目的とする場合は、留学先は私立高校のみを選ぶことになります。 日本の中学校を卒業後にアメリカの高校10年生(日本での高校1年生にあたります)へ入学し、3年後に卒業するのが一般的なコースです。

放課後は、ほとんどのボーディングスクールでスポーツへの参加を義務づけており、学生たちは授業が終わるとスポーツに精を出します。 学業とスポーツでクタクタになって一日が終わる、という、健全な高校生らしい生活を送る事になります。

私立高校には通学制のデイスクール(Day School)と、寮制のボーディングスクール(Boarding School)があります。 日本から留学する場合、語学の習得だけを目的にするならば、一般家庭で文化を学びながら生活するホームステイという方法もありますが、上質な教育や躾が受けられ、安全に学問やスポーツに打ち込むことができる「ボーディングスクール」への進学は、日本で待つご両親からみても安心できる滞在方法として選択する方が増えています。

高校生は多感な時期ですから、慣れない外国での生活では、さらに多くの悩みも出てくるでしょう。
ボーディングスクールであれば、その年頃の学生へのケアについて経験豊富な先生やスタッフも多くいるはずですので、多方面からのサポートも魅力のひとつです。

出願準備

多くのボーディングスクールでは、自国の学生と同じように留学生を受け入れています。名門校では、ネイティブレベルの英語力や高い学力が求められますが、英語力と成績だけで合否を判定するわけではないようです。

ボーディングスクールでは学業だけでなく、リーダーシップの育成や人格形成など国際人として必要な内面の教育にも重きを置いていますから、成績と同じように「どんな人間であるか?」という学生の資質も重視されます。

出願時には、おおよそ以下のような書類が必要となります。

①共通試験の結果(SSATなど)
②指定された書類やエッセイ
③面接 
④在学中の学校からの成績証明と生徒の日常などに関する書類。(指定書式があります。内申書のようなものです)
⑤推薦書(指定様式があります。)
⑥TOEFLの結果

また、この他に重視されるのは課外活動(Extracarricular activity)についてのレポートです。
ボランティアや習い事、趣味など、学業以外に取り組んできたことを書きます。「どんなことを、なぜ続けて来たか」ということは学生の個性を表すことにつながります。ここに書いた内容は、ほぼ全て面接で聞かれますので、正直に書くことが大切です。

費用

ボーディングスクールのほとんどは私学で、費用は公立ボーディングスクールの倍程と言われています。 レベルの高いボーディングスクールほど、学費は高くなります。

国によっても違いはありますが、多くの私立のボーディングスクールでは、1年度(約9ヶ月)でかかる費用は、学費と寮費・食費を含めて400~500万円程です。 その他に、課外活動費や参考書など個人で購入するもの、おこづかいなどの費用も考えておかなければなりません。

少人数制で、24時間生徒のケアをし、一人一人の将来に向けて個別指導をしてくれるボーディングスクールですから、相応の費用がかかります。 それでもそれだけの価値があると、ボーディングスクールへの進学を選択するケースも年々増え、上位校ほど倍率が上がっているのが現状です。