世界のTOP大学 米国編①

世界のTOP大学 米国編①

数多くの有名大学があるアメリカ。
その大多数は私立で、良い学生を集めるために資金を投じ、優秀な教授を揃えているところも多くあります。

生徒に成績表があるように、教授にも成績表があるのです。
各分野の世界的権威の教授も多く、大学院教育も非常に充実しています。

そんな有名難関大学の中でも、2015年の世界大学ランキング(The Times Higher Education)TOP10にランクインする4つの大学を紹介します。

カリフォルニア工科大学(California Institute of Technology)

世界大学ランキング1位のカリフォルニア工科大学(通称カルテック=Caltech)は、理系の世界最高峰として知られていますが、日本では少しなじみが薄いかもしれません。

カルテックは、ロサンゼルス近郊の高級住宅街パサディナにありますが、とても気候に恵まれています。
カリフォルニアの他の有名大学同様、アジア系の学生は全体の約3割ほど。この大学の驚くべき点は、規模でいうと東大よりもずっと小さいにもかかわらず、過去にノーベル賞を受賞した教授が30人以上もおり(歴代の受賞者を含む)、アインシュタインも一時、このカルテックに在籍していました。

学部と大学院合わせても学生数約2000人あまり、教員数約300人の小さな大学ですが、2015年には世界大学ランキング(The Times Higher Education)にて1位となりました。研究の質と量とともに、先端的に莫大な研究費を投じ、成果を上げていることも理由のひとつです。教授1人あたりの特許数も全米1位。NASAのロケット開発など、政府レベルの研究も多数行っています。

少数精鋭のエリート教育で、教員1人当たり学生数は3人。多くのクラスが学生5~6人という少人数制度。
生物学、化学・ケミカルエンジニアリング、エンジニアリング・応用科学、地学・惑星科学、さらに物理学・数学・天文学、人文学・社会科学と大きく分けて6部門ありますが、部門間の垣根は低く、どの部門の学生でも自由に出入りして研究でき、学部1年生でも意欲があれば本格的なリサーチに参加することができます。博士課程の学生は、入学後に自分の所属したい研究室を高い自由度で選ぶことができます。

規模が小さいだけに教授との交流も密で、全米から訪れる有名教授とも直接話ができるチャンスがあり、人脈を築きやすいところも魅力です。学内レストランで教授たちがディスカッションする姿もよく見られます。日本人教授も数人在籍しています。

入学のポイント

私立だけに学費も高額ですが、入学できる実力さえあれば、大学から援助が出ます。
家族の収入等によって条件は変わりますが、下記のページにて試算することができます。
https://www.finaid.caltech.edu/npc

学部の倍率は、約5000人の志願者に対し合格者が約13%。SAT(大学進学適性試験)はほぼ満点、高校の成績がオールAといったレベルが求められます。さらに留学者の割合は全体の10%。TOEFL iBT 110点、SATで2100点/2400点以上(New SAT 1410点/1600点以上)の英語力が求められますから、カリフォルニア工科大学を目指すのであれば、幼少期から英語の勉強を始める必要があります。また、高校時代に科学や数学の課外活動をしたかどうか、サイエンス好きで情熱があるかどうかなども合否を決めるポイントとなってきます。

このように、難関中の難関ではありますが、先進技術を学びたい、将来は科学者を目指したいと考えている人にとっては、最高の環境が整っている大学です。