世界のTOP大学 米国編②

世界のTOP大学 米国編②

数多くの有名大学があるアメリカ。
その大多数は私立で、良い学生を集めるために資金を投じ、優秀な教授を揃えているところも多くあります。

生徒に成績表があるように、教授にも成績表があるのです。
各分野の世界的権威の教授も多く、大学院教育も非常に充実しています。

そんな有名難関大学の中でも、2015年の世界大学ランキング(The Times Higher Education)TOP10にランクインする4つの大学を紹介します。

マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)

世界最高峰の理系大学として知られるマサチューセッツ工科大学(通称MIT)
デジタル暗号や遺伝子工学など、数々の最先端技術を世に送り出し、今まで80名余りのノーベル賞受賞者を輩出しています。(※1)スクールが5つ、カレッジが1つあり、34の学部と学科、大学院・研究科・専攻などが置かれており、研究者やエンジニアを目指す優秀な学生が世界中から集まっています。あのトーマス・エジソンも、自身の子供を入学させるならマサチューセッツ工科大学と答えたそうです。

マサチューセッツ州には、60以上の大学があるアメリカ随一の学術都市・ボストンがありますが、チャールズ川を隔てた対岸にあるケンブリッジには、ハーバード大学とそのほぼ向かい側にMITが位置し、周辺には学生向けの店が多く立ち並び、活気に満ち溢れています。

スタッフの約40%が米国以外の出身で、アジア系やアラブ系などの学生の姿も多くみられます。 MITの学生の数は約1万人あまり、教員数は約1000人ほどの少数精鋭の大学で、学生と教授との交流もとても密に行われています。また、MITは学生に多くの課題を出すことでも有名で、学生たちは1日最低6時間、長い人で12時間は勉強するといいます。

宇宙飛行士から俳優まで、幅広い分野でMIT卒業生は活躍していますが、「学問とは楽しくなければならない」というMITの精神にのっとり、よく学ぶと同時に遊び心を併せ持っている人も多いといわれています。また、MITは理工系の知識だけでなく、人文・社会科学や芸術的教養をもつ、バランスのとれた科学技術指導者の育成を目ざす独自の教育体制をとっており、建築・都市計画学、工学、人文科学・社会科学、経営学、理学の各学部を擁し、それぞれの分野の学士、修士、博士の学位コースを設けており、社会研究、統計学、ビジネス分野でも非常に高い評価を受けています。

同じくケンブリッジ市にあるハーバード大学とはライバル校でありながらも、学生達はそれぞれの学校の授業を卒業単位に組み込める単位互換制度(Cross-registration system)が確立されており、物理学や生物学などの共同研究もさかんに行われています。

また、同大学のメディアラボは、情報技術関連の先端を走る研究所としてマスメディアなどでも頻繁に取り上げられています。最近では、大学の全授業をweb上で公開する試み(オープンコースウェア)で話題を呼びました。

(※1) アメリカの4年制大学には、州立大学・私立大学・教養課程のみのリベラルアーツカレッジがあります。アイビーリーグを含む多くの有名大学は私立総合大学です。アメリカで「University」と呼ばれているのは日本でいう総合大学で、いくつかの「スクール」や「カレッジ」が集まって成り立っています。「スクール」は日本でいう「学部」にあたり、それぞれ専門性が高いカリキュラムを設けています。「カレッジ」はいわば教養課程で、幅広い知識・教養を身につけることができます。総合大学では、大学院での教育研究に重点が置かれていることが多いです。

入学のポイント

アメリカの私立大学にかかる費用は、初年度で平均300万円以上と、日本の大学と比べても安くはありません。

ですがMITでは、生徒の家庭の所得に連動して授業料が決まる「Need-blind」という制度を導入しているほか、外部の奨学金制度(http://www.fastweb.com/)を利用している生徒もいます。

カルテック同様、MITの合格率は例年1割ほどで、TOEFL iBTは110点前後、SAT(大学進学適性試験)ではほぼ満点の合計2100点以上が必要とされている超難関校です。

ですが、世界最先端の大学で学びたいと考えている人は、ぜひMITへチャレンジしてみてはいかがでしょうか?