世界のTOP大学 米国編④

世界のTOP大学 米国編④

数多くの有名大学があるアメリカ。
その大多数は私立で、良い学生を集めるために資金を投じ、優秀な教授を揃えているところも多くあります。

生徒に成績表があるように、教授にも成績表があるのです。
各分野の世界的権威の教授も多く、大学院教育も非常に充実しています。

そんな有名難関大学の中でも、2015年の世界大学ランキング(The Times Higher Education)TOP10にランクインする4つの大学を紹介します。

スタンフォード大学(Stanford University)

1885年に創立されたカリフォルニア州スタンフォードに本部を置く私立大学。
「西海岸のハーバード」といわれるほど世界中から優秀な学生が集まる名門大学で、シリコンバレーの中心に位置するIT関連に強い大学として知られています。

1年を通して温暖な気候に恵まれているサンフランシスコですが、スタンフォードはサンフランシスコ中心地から車で約1時間ほどの場所にあります。大学の敷地面積は約8000エーカーで、世界第2位の広さ。これは東京都杉並区とほぼ同じ大きさだということですが、この敷地内には、8万人以上収容できるスタジアムやゴルフコースなども整備されています。

シリコンバレーに近い立地ということで、卒業生には有名な政治家のみならず、Google創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、Yahoo!の創業者のデビッド・ファイロなど、IT業界の成功者たちを多く輩出しています。アップルの創始者、故スティーブ・ジョブズが2005年の卒業式で行った式辞はあまりに有名です。また、これまでに20人以上のノーベル賞受賞者を輩出し、外部からも常に5000以上の研究を委託されています。

勉学やビジネスだけでなく、スポーツにも強い学校で、卒業生の中にはオリンピック選手やコーチも多数います。そういった卒業生による多額の寄付によって、スタンフォード大学は世界で最も裕福な大学の1つとなっており、学生達やそこで行われる研究にしっかりと還元されています。

芸術、工学、外国語、社会学、経済学、数学、心理学など、多くの分野で全米トップレベルを誇り、学生数は比較的多い大学ですが、20人以下のクラスの割合も多く、教授とのコミュニケーションも取りやすいです。

入学のポイント

合格率は1桁台と難関を極め、学部へ入学するためにはSAT(米国式共通試験)、TOEFL、エッセイ、面接、課外活動などなど多くのハードルを越える必要があります。大学院での日本からの留学生は決して少なくはないものの、学部レベルでの留学生はまだまだ多くありません。

「優秀な学生が経済的状況に左右されることなく、スタンフォード大学を選べるように」と、従来からある学費補助制度をさらに充実させ、家庭年収が12万5000ドル(約1500万円)未満の学生の授業料を無料にするプログラムを発表して話題を呼んでいます。さらに、6万5000ドル以下の家庭の学生は、寮や下宿代も無料になるそうです。このプログラムは、裕福な大学であるからこそ可能だともいえます。
ただし、学費援助を受ける学生は、夏期休業中にアルバイトやインターンをすることでお金を稼ぎ、年間5000ドル(約60万円)をスタンフォード大学に返還することが求められていますので、学業だけでなく社会貢献も重要な要素だと考える大学の方針が読み取れます。
なお、この返還は家族の援助を受けての返済も可能だということです。以下のページに詳細情報があります。
http://financialaid.stanford.edu/undergrad/how/parent.html

学ぶ姿勢とともに、環境はとても大事なものです。それぞれの大学の良さ、特徴などを十分に調べて、自分のやりたいことと照らし合わせて大学選びをすると良いでしょう。