オーストラリア・ニュージーランドで学ぶメリットは?デメリットはある?
海外の大学進学を考えているけれど、どこの国にするか決めきれない…そんな方のために、今回はオーストラリア、ニュージーランドの大学へ留学するメリット・デメリットを紹介していきます。
オーストラリアには37の公立大学と2つの私立大学、ニュージーランドには8つの国立大学があります。どちらも他の国と比べて大学の総数は少なく、またそのほとんどが公立であるのが特徴です。
オーストラリア・ニュージーランドの大学のメリット
二か国に共通しているメリットは、公立大学が多いことから一定の高い教育レベルが保たれているという点です。オーストラリアではAustralia Qualification Framework、ニュージーランドではNew Zealand Qualification Authorityがそれぞれ審査し、教育水準が保証されています。またQS世界大学ランキング(2020)では200位までにオーストラリアからは9校、ニュージーランドからは2校がランクインしていることからも、世界基準の教育レベルであることがうかがえます。
また、どちらの国も治安が良いという点で共通しています。経済平和研究所が毎年発表している世界平和度指数ランキングではオーストラリアは13位、ニュージーランドは2位にランクインしています。自己防衛することは留学する際にはどの国でも必要ですが、日本は9位であることから、留学するには安心できる国であるといえるでしょう。
さらに、どちらの国も大学卒業後に条件を満たせば就労ビザを申請することができるため、オーストラリアは最大2年、ニュージーランドは最大3年間卒業後に滞在することができます。
この二つの国は自然が豊富であり、たくさんの国立公園やユネスコ世界自然遺産として登録されている地域があり、留学の息抜きや観光を楽しめるのも大きなメリットの一つです。
デメリット
国別のデメリットとしては、ニュージーランドは基本的に温暖な気候ですが朝晩の寒暖差が大きく、気候の変動も激しいようです。人口密度が低い国でもあるため、コンビニやスーパーなどの営業時間は比較的短く、交通機関の利便性もあまり高くないことから、都会に慣れている人には不便に思う点がより多く感じられるかもしれません。
一方オーストラリアは観光業が盛んであり、日本からの直行便が格安航空で提供されているため人気が高く、場所や地域によっては日本人ばかりになる可能性があるという点はデメリットだといえるでしょう。また、レストランなどで食事をする際日本より比較的割高になる傾向があるようです。その分食パンや野菜、肉などの食材は日本よりも安く手に入れられるようなので、自炊をしてその分節約するのがよいでしょう。