カナダ大学の出願方法

カナダの大学に入学するにはどうしたら良い?

カナダ大学出願方法

カナダが自分が学びたいことを勉強するのに最も適している場所だと思っても、日本とは生活環境も大学の制度も違っていてなかなか一歩を踏み出せない…という方もいるでしょう。

今回は、カナダの大学へ学部留学をしたいと思っている方のために、カナダの大学への出願方法がどんなものなのかを紹介していきます。

 

カナダの大学


日本には国公立、私立合わせて760以上大学があるのに比べて、カナダは4年制大学が約90校、2年制のカレッジが約120校と数が少ないのが特徴です。そのほとんどが州立であり、全体的に高い教育水準が保たれています。また日本の入試のようなペーパーテストがないことも大きな違いですが、それだけに、特に4年制大学は高校の成績や英語力の基準が高く、また入学後の単位取得が難しい傾向にあるといわれています。

また、大学がある州ごとの強みを生かし、地元産業との共同研究も盛んにおこなわれています。

例)ブリティッシュコロンビア州:マルチメディア、バイオ・次世代エネルギー

アルバータ州:天然資源のマネジメント、工学

オンタリオ州、ケベック州:ビジネス、アート、IT、通信、航空宇宙産業

教育制度がイギリスなどとは違い、高校卒業後はファウンデーションコースなどに行かずに直接大学に入学できます。卒業時の成績が4年制大学に入学するには少し自信がない、という場合には、まず大学への編入プログラムのあるカレッジに入学し、カレッジ卒業後に大学3年次に編入することもできます。

 

大学入学までのフロー


高校卒業後、大学入学を目指す際にいくつかの方法が考えられます。

  • 大学にそのまま入学

→英語力、高校の成績が条件を満たしている場合、直接入学が可能です。

  • 条件付きで入学

→一定の英語力をクリアしているが、入学基準には満たない場合は条件付きの合格となります。入学前に大学付属のESL(英語以外が第1言語である留学生のための英語力補強科目)で勉強してから入学します。

  • カレッジ(2年制)から大学に編入

→4年制大学と比べると比較的入学基準の厳しくないカレッジに入学し2年間を終えてから、大学3年次に編入します。英語力が短大入学の記事順に満たない場合は入学前にESLで学ぶ場合もあります。

  • 進学予備校、語学学校に入学

→民間の語学学校で学んだあと自分の英語力に合わせて大学、もしくはカレッジなど、どこに進学するか決定します。

 

出願に必要な書類、基準の目安


一般的に、カナダの大学出願時に必要となる書類は、

・入学願書

・高校の成績証明書

・卒業または在籍証明書

・TOEFL、IELTSスコア

の4つが基本となります。大学によってはエッセイなど追加で提出が求められる場合があるため、それぞれの大学公式ホームページを必ずチェックするようにしましょう。

<4年制大学入学に必要な条件>

・高校卒業以上、または卒業見込み

・過去3年間の成績が5段階評価で平均3.8以上

・TOEFL iBTで92点程度、IELTS6.5~7.0(条件付き入学の場合、大学付属のESLで準備可能)

<カレッジ入学に必要な条件>

・高校卒業以上、または卒業見込み

・過去3年間の成績が5段階評価で平均3.1以上

・TOEFL iBTで78点程度、IELTS6.0~6.5(条件付き入学の場合、付属のESLで準備可能)

カレッジは、アメリカと同様に大学進学コースと職業訓練コースの2種類あります。進学コースでは一般教養を幅広く学び、職業訓練コースでは1年次から希望する専門分野を専攻することができます。

※入学基準となる英語力や高校の成績は大学・カレッジごとに異なるため、志望校を決める際、必ず大学・カレッジ公式ホームページで確認してください。

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