国内のほぼすべての大学が公立であり、高い教育水準を守っているカナダ。
今回はカナダにある大学の中から国内大学ランキングでトップにランクインし、世界的にも高い評価を得ているマギル大学を紹介します。
University of McGill
1821年に創立したマギル大学は、カナダの中でもフランス語圏であるケベック州モントリオールにあります。人口は約350万人というモントリオールは、家賃がほかの主要都市に比べて安く、安全で、学生に優しい街として、2017年のQS世界の都市ランキングでは見事1位に輝いてます。そのうえ国際機関や製薬会社、金融会社、航空会社が居を構えており豊富な雇用機会があることも、学生にとって大きなメリットとなるでしょう。
マギル大学の名前は、スコットランド、グラスゴーの商人であったジェームズ・マギルが行った1813年の遺贈が、マギルカレッジの創設につながったことが由来となっています。1829年には国内初となる医学部を創設して以来、医学部はマギル大学の目玉となっています。モントリオール内で最古の大学であり、ケベック内で3つの英語を公用語としている大学のうちの一つです。約3万人の学部生のうちおよそ24%が150か国以上から集まった留学生です。
卒業生としてシンガーソングライターのレナード・コーエン、俳優のウィリアム・シャトナー、宇宙飛行士のデイブ・ウィリアムズや12人のノーベル賞受賞者を輩出しています。原子が分けられることや初の脳の運動皮質のマップ、プレキシガラスの発見でも知られており、1926年からは北アメリカトップの研究大学から構成されるアメリカ大学協会（the Association of American Universities）に所属しています。
2つあるキャンパスのうち、メインキャンパスはモントリオールの高層ビル街の北に位置しています。‘Milton Parc’という都市部エリアのすぐ近くで、交通の便が良く、買い物もしやすい場所にあります。もう一つのマクドナルドキャンパスはモントリオール島西端の田園地帯にあり、農学部や環境科学部の拠点となっています。
入学のポイント
出願は公式ホームページの‘Apply Now’というページから行うことができます。初めて出願の手続きをする場合はアカウントを新しく作り、ログインして出願を始めましょう。
出願に必要となる書類は以下の通りです。
・高校卒業証明書
・高校の成績（３年次の中間、期末テスト等の結果含む）
・英語能力証明書
→認められる試験は主に
TOEFL：100点以上（学科による）
IELTS：6.5以上（各科目6.0以上）
CAE：Grade B以上
CPE：Grade C以上
となっています。
また、以下の場合は追加で補足資料が求められる場合があります。
・建築、教育、音楽、看護学、宗教学、社会福祉学に出願した場合
・奨学金や財政援助を申し込んだ場合
・情状酌量の余地がある状況であると申請した場合
出願フォームをすべて記入し終わると、提出の前にもう一度記入事項を確認することができます。プログラム（学部、学科、コース）の変更はできないため、もし希望と違うプログラムを選択していた場合は初めから記入をやり直してください。その場合、アカウントを作り直す必要はありません。
‘Submit’のボタンをクリックして出願が完了すると、受験料の支払いを求められます。支払いに使用できるのはVisa、MasterCard、American Expressのいずれかのクレジットカードです。カード保持者が受験者本人である必要はないため、本人がクレジットカードを持っていない場合は親や親族のカードで支払うことができます。
受験料の支払いが完了すると、出願が完了したことを伝えるメールが届きます。これ以降、出願時に記入したアドレスに受験に関する情報が送られてくるため、迷惑メールボックスも含め定期的に受信メールを確認するようにしましょう。48時間以内に出願完了のメールが届かない場合は、Service Pointと呼ばれる下記のページから大学に連絡しましょう。新しく出願する必要はありません。
また、もし出願完了後に記入した情報の間違いに気づいた場合も、新しく出願せずService Pointから連絡しましょう。
カナダへの留学を目指してTOEFL試験対策を始めたいという方はこちらをチェック！
