【海外進学】オンライン学位について知ろう

はじめに

オンライン学位プログラムの構成というのは様々です。
そのため入学希望の学生たちは、そのプログラムが自分のやりたいことに合うのか、細かくリサーチする必要があります。一方、一般的にオンラインコースというものは、学生の学習管理システムへの定期的なログインを必要とします。 学習管理システムは実際に教室の役目をし、学生は関連のコース教材にアクセスすることや、授業の進度を確認することが出来ます。

オンライン学位プログラムの特徴

オンラインコースは通常、一人一人が自分のペースで出来る構成となっています。学生はいつでも望むときにコースを終えることが出来ますが、毎週の締め切りを守らなくてはいけません。同じ速さで進めて行く授業セッションとしばしば呼ばれるものに出席することを求められるプログラムもあります。これらの授業はリアルタイムでビデオ会議の方式で行われ、学生が交流しあい、クラスメートと教授と強い絆を作ることに役立ちます。

幾つかのオンライン授業やプログラムには、プログラムの前や最中に現地に滞在し、ピアツーピアのアクティビティや、ネットワークセッション、情報セッションに出席するような、対面を求めるものもあります。滞在期間と詳細は様々です。特に、看護や社会事業など、対面のコミュニケーションや実践的な学びがより重要な分野のプログラムは、追加で臨床やインターンシップが行われることでしょう。学校によって、必要不可欠のものをどのようにして終えていくかという点で異なる方針があり、柔軟な対応をしてくれるでしょう。例えば、企業でバーチャルインターンをしたり、現在の職場の別の部署でインターンが出来ることもあります。学位の為にインターンが必要な勤労学生は、タイムマネジメントの上手さが成功への鍵となります。また、オンラインで学ぶ学生は、ディスカッションフォーラムや、ソーシャルメディア、ビデオ電話、電話やメールを含む様々なチャンネルを通して、お互いに交流することとなるでしょう。

さらに、オンライン学位プログラムを希望する学生は学び方の違いによる理由からキャンパスで授業を受けるよりオンライン授業の方が簡単だと考えるべきではありません。実際、多くのオンラインプログラム受講者は、課題に対して一週間で15~20時間を費やしており、時差を超えて学生同士がオンラインでコミュニケーションを取るグループワークを求める講師もいるのです。

オンライン学位取得後の就職活動

数年前まで、雇用側は従来のキャンパスの環境下と同じように必要不可欠な能力を習得できていないと思い、オンライン学位を正規のものとして認めることをためらっていました。しかし近年、著名な大学でさえもオンライン教育を行っており、質の高いプログラムを立ち上げたことで、以前の認識は劇的に変わってきました。未だオンライン学位を積極的に認めていない雇用者もいる中で、一つには、学んだことが直接仕事に活かせるという理由で、多くは従業員が在籍中に更なる教育を受けることに価値があると認めています。2019年のアスラニアン・マーケットリサーチ・アンド・ラーニングハウスの調査によると、1/3のオンラインコースの学生の授業料は、雇用主によって支払われています。

就職活動の際も、通常企業の採用担当者と就活生が最も気にすることは、学位そのものであり、学位を取った学習形式ではありません。学校の評判や成績認定の方がかなり重要である為、基本的にオンラインで学位を取ったことをわざわざ履歴書に記載する必要はないと専門家は述べています。また、就活生は自身のオンライン教育について話すことに尻込みするべきではなく、面接官が例えばフルタイムで働くと同時にどのように学位を取ったのか、と聞いてきた場合も身構えるべきではありません。実はこれはオンライン学習者にとって、キャリアへの熱意と責任を見せ、タイムマネジメントのスキルを説明するには良い機会なのです。

記事:US News “How Online Degrees Work”
<https://www.usnews.com/education/online-education#HowOnlineDegreesWork>
<https://www.usnews.com/education/online-education#FindingaJob>