【IELTS】自分で行うIELTS対策とは?

はじめに

海外で学んだり、働いたりする場合、IELTSのスコアが要求されることがあります。IELTSのテストで失敗せずに良いスコアを獲得するには、準備が欠かせません。では、自分でIELTSの試験勉強の効果を最大化するには、どうしたらよいのでしょうか?

この記事では、自分でIELTSを勉強する方法と試験対策で必要なことを紹介します。課題や問題に取り組み、以下で紹介する方法で、IELTSで良い成績を残しましょう。

1. テストに慣れる

IELTSの内容を知るには、まず問題に取りかかるのが良いでしょう。賢明な準備とは、過去問を詳しく分析することです。その際、Cambridge IELTS Student’s Booksの問題集は、IELTSの過去問を扱っていて最適です。また、インターネット上でも、問題の構造を確認することができます。

この段階では、模擬試験のように問題に取り組む必要はありません。問題をざっとみてIELTSの特徴を理解しましょう 。最初の段階で誤答をする、とIELTSの受験勉強をする90%の人がいいます。最初の段階でミスをたくさんすると、やる気を失い試験勉強ができなくなってしまいます。

例えば、テストに取り組むとき、まず最初に文章を全て読んでから問題を解こうとしませんか?
確かに、そうしても良いですが、初期段階ではそれはおすすめしません。この段階では、ただ、IELTSリーディングテストの問題形式空欄補充正誤判定問題多肢選択問題見出しを付ける問題など)の概観を掴んでください

2. テストの発音対策

British Councilによれば、Listeningテストでは様々な地域の英語の発音が現れるといいます。つまり、英国、米国、カナダ、オーストラリアなど様々な地域の英語が聞き取れる必要があります

そこで、一か月間IELTSのListening音源を聞いてみましょう。すると、聞きなれない、あるいは理解できない発音を見つけ出すことができます。

3. 練習あるのみ

毎日練習することで、テストに慣れてきます。ただし、毎日参考書にあたらないといけないわけではなく、以下で紹介するように勉強の形はさまざまです。

1)文章構造と読解能力

読解をすることで伸ばせる能力は多岐にわたります。脳神経学者は、適切な読書習慣は、脳の機能が様々なレベルで改善するといいます。これは、IELTSにもいえることです。
ドイツの技術大学のSushil Jainによれば、1か月のReading練習が、IELTSのReadingスコア7.5の獲得に繋がるそうです。

つまり、Readingの習慣をつけることで、IELTS全体の成績が上がるといえるでしょう。ここで、アカデミックなレベルまでReadingの能力を伸ばすためのオンライン教材をご紹介します。

BBC

BBCは、非常に人気が高く、信頼できるニュースサイトです。BBCの記事を読む効果は、精緻に分析され広範にわたる話題を扱った記事を読むことができることにあります。このサイトのニュース記事は、IELTSテストの文章とよく似ています。

考えを掻き立てる記事の数々は、読むことに対する好奇心を育て、IELTSにおいて、より早く正確に情報を追う練習になります。

The Economist

The Economistには、Daily Chart sectionがあり、IELTSのAccadmic Writing Task 1の対策として効果的です。Writing Task 1では、図表の読解が求められます。円グラフや棒グラフなどを分析し、150語で特徴を記述するというものです。

また、The Economist は、物事を様々な立場から批判的に見るという IELTS Speaking Part -3で問われる力の育成に役立つ考え方を身に付けることができます。

2) Listening技能を磨く

いろいろなタイプの英語の発音に慣れたいのならば、オーストラリア、イギリス、カナダなどのニュースを見ると良いでしょう。あるいは、Ted talksというインターネット上の番組でこれらを含むさまざまな英語を聞くことができます。

Ted Talksは、世界各地の専門家による、非常に有益で、構成の優れたアカデミックな講義を聞く機会を提供しています。講義では、専門家が、現代の問題について手短に分析、解説、自分の意見の主張などをします。ですから、広範な分野で権威のある人物の視点が分かります。

また、講義のほとんどには字幕を付けることができるため、単語の知識を増やして、普段の生活で使ってみましょう。加えて、アカデミアの世界で説得的に主張する方法も学べる点も利点といえます。

3) 声に出してみよう!

スピーキングテストでは、自信をもって話さなくてはいけません。スピーキングテストは、全体で15分程度で3つのセクションからなります。3つのセクションとは、日常の簡単な会話2分間のスピーチ試験官とのディスカッションです。

• 話し始めと終わりをしっかりする
• 同じ文章や言葉の使用は極力避ける
• 家でさまざまなトピックについて話す練習をし、利き手からフィードバックをもらう
• 笑顔で、間違いの少ない文章を心がける
• 発音を正しく

以下は、スピーキングで採点される基本的なポイントですが、ご覧の通り、自分で練習できます。

①流暢さと自然な言葉遣い
話すペースは適当か、言葉遣いは不自然に聞こえないか。
②語彙
幅広い単語を適切に使用できているか。
③文法の知識と正確さ
多様な文構造を用いるなど、幅広い文法知識を持ち、正しく使えているか。
④発音
それぞれ語彙が明確に発音され理解しやすいか。

発音はラジオやポッドキャスト、映画などで楽しく学ぶことができます。

4. ライティングスキルに気を付ける

もし本の虫と称されるくらい本を読むのが好きならば、新しい単語を学び新しいアイデアを獲得することはそれほど問題にはならないかもしれません。IELTSのライティングでも役に立ちます。

IELTSのライティングでは、たくさんアイデアがあるだけでは十分に良い点には結びつきません。エッセイの文構成はある程度決まっているため、文の構造に気を付ける必要があります。例えば以下の文構成を参考にしましょう。

1. 序論
2. 本論:第一パラグラフ(主張、根拠、例)
3. 本論:第二パラグラフ(主張、根拠、例)
4. 結論

ライティングの書き方を身に付けるには、20から30のエッセイを実際に書いてみる必要があります。先に紹介したリーディングの練習もライティングに役立ちます。

おわりに

良いスコアを取ることは簡単ではありません。練習問題を解き、問題の傾向や正しい解法を身に付けましょう。そうすれば、3か月ほどで満足のいく結果が出るでしょう。

また、自分でIELTS対策を行う際に役立つ5つのウェブサイトを紹介します。

1. IELTS SIMON
2. IELTS EXAM
3. IELTS FOR FREE
4. IELTS MENTOR
5. IELTS FIGHTER

 

記事:INTERNATIONAL GLOBAL NETWORK. “4 Tips IELTS Preparation At Home By Your Own Self”
https://internationalglobalnetwork.com/test/4-tips-ielts-preparation-at-home-by-your-own-self/

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