【アメリカ大学】2022年度オンライン学部プログラムランキングと出願までのステップ

〇初めに

家を離れることなく、認可されたオンライン学士号を追求することは、あなたのキャリアの次のステップに役立ちます。オンラインプログラムでは、オンラインでの講義に出席し、自宅で勉強し、忙しいスケジュールを管理し、教授やクラスメートとバーチャルに交流することができます。
オンラインで取得する大学の学位は、学業をより柔軟に修了したい人や、フルタイムで働きながら、または子育てをしながら授業を受けたい人にとって魅力的かもしれません。どこのオンラインプログラムに入学するかを選ぶのは難しいかもしれませんが、本記事では、あなたの検索を容易にするツール、アドバイス、およびその他のリソースを紹介します。

○最も優れたオンライン学部ランキング

U.S. Newsは、卒業率、教員の資格、遠隔で利用できるサポートサービスなど、いくつかの要素を評価して、最高のオンライン学士号プログラムをランク付けしました。ランキングは以下の通りです。

1位(同率):エンブリーリドル航空大学
1位(同率):フロリダ大学
3位(同率):サウスカロライナ医療大学
3位(同率):イリノイ大学シカゴ校
5位:オレゴン州立大学
6位:アリゾナ州立大学
7位(同率):オハイオ州立大学コロンブス校
7位(同率):アリゾナ大学
7位(同率):セントラルフロリダ大学
10位(同率):CUNYスクール専門研究学校(CUNY School of Proffesional Studies)
10位(同率):ノースカロライナ州立大学
10位(同率):ノースカロライナ大学シャーロット校
https://www.usnews.com/education/online-education/bachelors/rankings

〇自分に合ったオンライン学部プログラムの選び方

オンラインの学部プログラムを選ぶことは重大な決断です。あなたにとって最も良いオンラインプログラムとは、あなたのニーズや、予算、スケジュールに合っているものです。

あなたに最も合っているプログラムを見つけるために、オンライン上の資源を利用し、よく調べてみましょう。Wiley Education Servicesによって行われた、Voice of the Online Learnerと呼ばれる2021年度の調査では、オンライン学生の30%が、学位取得を決意する上で最も影響を与えたのは「自己成長を遂げたいという気持ち」であり、次いで26%が「現在の職業におけるキャリアアップや昇進」であると答えています。

あなたの学びたい分野、また、その学びがどのように異なる業種への進出に繋がるのか、考えてみて下さい。費用とプログラムの柔軟性、カリキュラムなどはプログラムを選ぶ際に有用となる他の要因です。あなたの興味があるプログラムが完全にオンラインなのか、あなたの理想的なカリキュラムなのか確認をして下さい。

次に、入学条件や出願料を確認し、学資援助が受けられるかどうかを比較検討して下さい。授業料以外に支払わなければならない費用(書籍代、教材費、オンライン配信費など)、学生サービスや教員に関する情報など、学校の詳細について調べましょう。オンライン学習者向けの支援サービスがあるかどうかによって、その学校が学生の経験をどれだけ大切にしているかを知ることができます。たとえば、対面授業からオンライン授業に移行した学生は、おそらく技術的なサポートなどが必要になる可能性があります。

〇オンライン学部プログラムの費用は?

オンラインプログラムは、実際に大学に行くプログラムと比較して、主に交通費や滞在費、教材費などの学費を節約することができます。ただし、通信教育料金や技術料金を徴収している教育機関もあります。多くの私立大学では、オンラインの学位取得のための授業料は、対面で取得した学位よりも低くなっています。U.S. Newsが報告した私立大学198校2022年度オンラインプログラムの1単位あたりの平均授業料は513ドルでした。 これは、ランクインした私立大学のキャンパス内プログラムの平均授業料1287ドルよりも低い費用です。

公立学校では、州内と州外のオンライン学生で授業料が異なる場合があります。U.S. Newsにこの情報を報告した183校のランク付けされた公立大学のうち、2022年度オンライン学士号の州内学生の平均授業料は、1単位当たり333ドルでした。この情報を提供した283校のランク付けされた大学の中で、対面で学ぶ州内学生の授業料は、1単位あたり平均385ドルでした。州内の公立学校に通えば、学位取得までに何万ドルも節約することができます。

授業料は、プログラム別もしくはフォーマット別に設定されている場合があることに注意して下さい。

学生はいくつかの方法でオンライン学位プログラムの費用を減らすことができます。例えば、これまで獲得した単位を移行させたり、繰り上げ日程に入学するなどがあります。しかし、2021年のWiley Education Services の調査によると、8%の学生が過去の大学の単位を移行することは入学プロセスの中でも最も困難であったと報告していました。

また、Competency-based educationと呼ばれるフォーマットは、学生が支払い期間ごとに設定された料金を支払うことができます。また、学生は特定のスキルに習熟していることを示すことで、教材をより早く進め、新しい情報に多くの時間を費やすことができます。オンライン学生のための奨学金は学費を減らすことに役立ちます。

加えて、働いている学生は、雇用主が授業料の一部または全部を負担する「雇用主学費払い戻し(employer tuition reimbursement )」の対象となる場合があります。2021年のWiley Education Services の調査によると、68%の学生はフルタイムで働いており、15%の学生はパートタイムで働いていることが明らかになっています。

〇オンライン学部プログラムの申請方法

出願者は、大学の出願申請、経済的支援、テストスコア提出など、オンキャンパスの締め切りとは異なる場合があるので、オンラインアカデミックカレンダー上の締め切りに気を付ける必要があります。

連邦政府ローン、助成金、ワークスタディの仕事をするためには、Free Application for Federal Student Aid(連邦学生支援申請書)に記入する必要があります。学資援助を申請するほぼすべての学生は、何らかの形でその資格を得ることができます。FAFSA(Free Application for Federal Student Aid)と学資援助は複雑なため、多くの学校ではアドバイザーが入学希望者の手続きを支援しています。

オンライン学生は、900ほどの大学によって承認されたCommon Applicationに記入する必要があり、米国外の大学も含まれ、応募者は通常、何らかのエッセイやステートメントを提出する必要があります。就業経験のある出願者は、出願書の中で専門的なスキルを強調するべきです。入試課は、応募者の個性を示すエッセイを求めており、そのためには、説得力のあるエピソードを含めるのがよいでしょう。

推薦書はオンライン学部プログラムで要求されることが多いです。教師やスクールカウンセラーだけでなく、出願者の労働倫理を語ることができる、現在もしくは以前の同僚に書いてもらうのも良いでしょう。

また、SATやACTのスコアや高校の成績証明書、さらには、出願するプログラムの要件にもよりますが、以前の就業経験や獲得した単位時間などを提出する必要があるかもしれません。
大学の単位をもった学生は、十分な単位が移行できれば、学部を変える際にSATやACTのスコアを提出しなくてもよい可能性があります。

〇オンライン学士号取得のための学資援助方法

経済的支援を受け取るためには、毎年10月1日にオンラインで利用可能なFAFSAの書類に記入する必要があります。出願者は大学や州の補助金の締切を確認し、できるだけ早く申請することで、学資援助が受けられる可能性が高くなります。

多くのオンラインプログラムは、特定の金額または種類の学資援助を受けるために、学生に特定の単位時間の要件を満たすことを求めます。それにより、学生がパートタイムかフルタイムで在籍しているかどうかが、学資援助の受給資格に影響することがあります。

FAFSAは、学生の連絡先や社会保障番号(Social Security number)などの基本的な情報と同様に、最新の連邦所得税申告書(federal income tax returns)と銀行取引明細書(bank statements)の提出を求めます。24歳以下で、既婚者、退役軍人、現役軍人ではない学部生は、扶養家族として申請し、両親の財政情報の提出が必要です。

扶養家族の学生は、両親の支援を得られることが前提なので、両親と学生の情報を評価して、家庭の経済力を把握します。両親と連絡を取っていない学生も、状況によっては、扶養家族としてFAFSAに記入することができますが、提出後に大学の学資援助事務局と連絡を取る必要があります。24歳以上、または24歳未満で一定の法的要件を満たす学生は、独立した者とみなされ、自分自身の財務情報を使用します。

次に、その他の学資援助の書類に記入して、申請をしてください。多くの大学は独自の助成金、奨学金制度や学生ローン、連邦政府によるワークスタディジョブを提供しています。ただし、いくつかのオンライン学部プログラムでは、多くの学生が既にフルタイムの仕事をしているため、ワークスタディの機会を提供していない場合もあります。

奨学金をオンラインで検索するには、専門分野に関連した団体などがよいでしょう。また、U.S. News Scholarship Finderは、調べる上で1000もの選択肢をもっています。また、オンライン学習者は、対面授業の学生と同様の奨学金を利用できる資格をもっており、オンライン学生や成人した学生のための奨学金が存在する可能性もあります。

申請者はFAFSAをオンラインで申請した後に、連邦学生支援局から学生支援報告書(a Student Aid Report)を受け取ります。これは、申請者が大学の追加や削除など、FAFSAの情報を確認・修正するための機会となります。

それぞれの大学は、学資支援に値するかどうかを決定するために、奨学金の必要性を評価しています。その後、学生は大学が提供している学資支援について書かれた奨学金通知書(an award letter stating)を受け取ります。学生は、受給資格のある支援と学校の授業料やその他の費用に基づいて、奨学金パッケージを比較することができます。

学資支援を受け取り続けるためには、申請者は在学している限りFAFSAに記入する必要があります。

記事:U.S.News. “Online Bachelor’s Degrees and Programs”
https://www.usnews.com/education/online-education/bachelors?int=top_nav_Online_Bachelor%27s_Programs&rv_test4_variation

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