はじめに
IELTSエッセイを上手く書くための文章構成の方法を学びましょう。
アイデアをどの段落に入れ、どう配置するか、それにどれくらい時間を割くかなど、IELTSのエッセイを書く上で必須の事柄を確認します。
エッセイを書く前に文構成に時間を割くべきか?
書き始める前に文章の構成を考えましょう。配点の50%は、問題に的確に答え、その主張に沿って関連事項を述べ、論理的な文章構成で明快に実証されているかにかかっています。ですから、バンドスコア6、7、8、9を目指す受験者にとっては、書き始める前の文章構成を考える時間は必須といえます。
リスニング、リーディング、ライティングTask 1を終え、ライティングTask 2に取り組む頃には疲れ切っているかもしれません。そのため、問題の意図を読み違えたり、ライティングに集中できず、まとまりのない文章になってしまう可能性もあります。それを防ぐ意味でも、明快な文章を書くために事前にエッセイの構成の計画を立てることは重要なのです。
どのくらいの時間を文章構成にかけるべきか?
少なくとも10分は文章計画に時間を割くべきであると教える人もいます。これも一つの方法ですが、ほとんどの受験者は、計画に時間をかけすぎたくないと考えます。
また、文章構成にかける時間は3分程度で良いという人もいますが、これだと、主張を考えることはできても、例証まで計画するには十分な時間とはいえません。
ここでは、少なくとも5分の時間をかけることをお勧めします。ライティングのプランニングの練習をして、しっかりした主張と文章構成の計画を立てるには実際にどれくらい時間がかかるのか測ってみましょう。
文章構成を練るのに何分かけるのかを決める際には、プランニングが大切だということを念頭に置いてください。プランニングを軽んじることは、多くの受験者にとって成績向上の足かせとなっています。
文章構成で考えるべきことは?
エッセイを書く前に、以下の項目を考えましょう。
・問題文の中の論点を見つける
・ブレインストーミング・最適な主張を選ぶ
・実証するための例を考える
・段落構成を考える
文章構成の計画を練る練習は必要か?
ロジカルで優れたエッセイの構成を練るためには、練習が必要です。こちらのサイトでは、IELTSライティング Task 2の問題を100問用意しています。100問全てのエッセイを書くのは難しいかもしれませんが、文章構成を考えるだけでも良いので、できるだけたくさん練習しましょう。
プランニングが上達すれば、それに伴ってエッセイも良くなっていきます。
文章構成はどこにメモできるのか?
問題用紙にスペースがあるため、そこにメモを取ることができます。試験官はメモを見ませんから、気にせずに書いて構いません。
おわりに
英語が得意な受験者でもバンドスコア7を取れないことがよくあります。これは、英語の出来ではなく、文章構成に問題がある場合が多いです。しっかりとエッセイの計画を立ててから書き始めましょう。
記事:IELTS Liz. “IELTS Writing Task 2: Essay Planning Tips”
<https://ieltsliz.com/ielts-writing-task-2-essay-planning-tips/>