留学インタビューシリーズ、現地高校での課外活動について、最後のトピックとなりました。
主な課外活動4種類のうち、
①学校での部活動
②学校外での活動
③ボランティア活動
④National Honor’s Societyのメンバーになる
今回は、④National Honor’s Societyについてお届けします。
一体どんな団体なのでしょうか?
【National Honor’s Society】
Q12 National Honor’s Societyとは何でしょうか?
—学校の成績優秀者が集まって、クラブ活動のようなものをする団体です。こちらは、成績全体のクラブと、個別の科目のクラブがあります。
メンバーになるためには、成績が一定以上であることと、授業を受けている先生全員からの推薦状が必要です。成績だけではなく、品行方正等も評価基準となります。
Q13 きっと錚々たるメンバーなんでしょうね…
–実は、このNational Honor’s Societyではメンバーになることよりも、メンバーとして「卒業する」ことの方が大事なんですよ。
Q14 なるほど。米国らしいです!メンバーでい続けるためのミッションか何かがあるということなんでしょうか?
–その通りです。メンバーは、所定の基準をクリアし続ける必要があります。成績全体のクラブの場合、ボランティア活動、成績を維持し続けること、品行方正を保つこと等が挙げられます。
個別の科目のクラブの場合、ミーティングに参加すること、その科目の●●レベル以上のコンテストに年間●●回以上参加すること、ボランティア等があります。
Q15 なかなか大変そうですね。どういった経緯でNational Honor’s Societyに入られたのですか?
–実際にそのメンバー資格が得られそうになるまで、このクラブの存在については、全く知りませんでした。
きっかけは、数学の先生から授業中に、「このクラブがあるから、申請書を出しなさい」と言われ、さらに友達からも、「入部した方が良い」とアドバイスをもらったので、入部しました。私が入部したのは、数学のクラブと、成績全体のクラブです。
Q16 何かそのメンバーだと特典があるのでしょうか?
–卒業時にその資格を持っていると、卒業証書に特別なステッカー(キラキラしたシール)がもらえるらしく、最初に推薦してくれた数学の先生は、そのステッカーと、大学入試に有利だ、ということを強調していました。
どんなにすごいステッカーかと思っていたら、受け取ったものには添付されておらず、カウンセラーに「自分で貼って」と、渡され、拍子抜けしたのを覚えています。確かにキラキラはしていましたけど・・・(笑)
Q17 メンバーであることに誇りは感じられそうですが…(笑)ただやはりそれだけのクラブとなると、大学進学には有利になるのではないでしょうか?
—アメリカの大学へ進学する際は、このメンバーであることは非常に大きな意味を持ちます。ただ、日本の大学の場合、どこまでこれを重視しているかは、良く分かりません。
これは個人的な感覚ですが、ICUの場合は、何年の海外経験で、その間にどこまで英語力が上がったか、学校でまじめに勉学・部活に取り組んだか、等は評価してくれると思います。
★ありがとうございました!★
アメリカ現地高校での課外活動について、3回にわたってJNLLスタッフの体験談をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?
日本では高校生の課外活動というと、主に部活動を連想させますが、海外では少し性質が異なるようでした。
大学受験に影響するとなると、勉強以外の活動に対しての見方も変わるんだろうと思います。
今後留学をされる方、海外での生活を予定されている方にとって、今回の記事が少しでも参考になれば幸いです^^
次回のインタビュートピックも、お楽しみに!
(更新)JN Language Lab-K