留学インタビュー(13) Bowdoin College

皆さんこんにちは。JN Language Labです。

留学インタビュー第13弾となる今回は、Bowdoin Collegeに通うH.A.君をご紹介します。
勉強とスポーツ に打ち込み、大学生活をとても楽しんでいらっしゃるH.A.君に、大学や寮生活のことなど、お話して頂きました!(取材は2015年)

Bowdoin Collegeはアメリカ・メイン州の郊外に位置する学生数1,805人のリベラルアーツ・カレッジです。NewsweekNew Ivy(リベラルアーツカレッジのトップ校)のひとつに数えられ、U.S. NewsNational Liberal Arts College2016年版)では4位にランクインした名門校です。学生と教員の人数比は91で、学生と教員の距離が近く、大学側の手厚いサポートでも有名です。新入生の満足度も97.3%と非常に高いです。


【インタビュー(13)  -H.A.君/Bowdoin College】
Q1. Bowdoin Collegeに入学を決めた理由を教えてください。
第一に、小規模な大学で人との距離が近いからです。高校(ハワイのボーディングスクール)も小さな学校で、人との距離が近い点が良かったので、小規模の大学に行きたいと思っていました。第二に、リベラルアーツを学べるからです。専攻が決まっていなかったので、一般教養を学びながら専攻や将来について決めたいと思いました。また、Bowdoinに通う高校のOBに話を聞いたり、11年生の時 に大学訪問して実際の大学の雰囲気を知っていたことも決め手になりました。

Q2. 入学前と入学後でのギャップはありますか?
入学前のイメージと同じだったのは、学生のレベルの高さです。大学訪問した際にも教育レベルの高さは印象的でした。実際に周りの学生を見てみても、勉強だけでなく様々な活動から「学ぶ事」を重視している人が多いです。これはBowdoinの学生ならではの特徴で、充実した大学生活を送ることのできる「ハッ ピーな大学」とも周囲から呼ばれています。

逆に、入学してから気づいたことは、大学のサポートの手厚さです。授業についていけるか入学前は不安でしたが、大学側のサポートがしっかりしているので、困ったことがあっても安心して相談できます。

Q3. どのような学生がいますか?
学部生は1,800人で今年の1年生は500人います。他大学の合格をもらっていても、Bowdoinを選ぶ人が多いです。1,800人の5% (90人)が留学生で、そのうちの日本人は私を含め3人です。一人は同じ学年に、もう一人は1学年上にいます。この大学は教育レベルが高いことに加え、全体的に穏やかな人が多いです。勉強だけでなく音楽、スポーツ、ボランティアなどの課外活動に積極的です。大学に通いながら軍隊に行っている人もいます。

Q4. 現在の履修状況について教えてください。
今学期は4科目履修しています。以前より関心を持っていたEnvironmental Studies(環境学)に加え、Asian Studies(アジア系アメリカ人学)、Economics(ミクロ経済)、Philosophy(政治哲学)を学んでいます。

Q5. 学業面で大変なことはありますか?
宿題がとても多いので、スケジュールの管理が大変
です。一方で、レベルの高い学生が多い環境をモチベーションに頑張っています。ほとんどの人は単位を取って4年間で卒業しますが、例えば高校でオールAの成績でも大学ではCを取る くらい、学力の水準が高いです。大学の勉強は大変ですが、大学がとても協力的にサポートしてくれるので非常に助かっています。
また、勉強が好きなので、リベラルアーツの様々な分野の勉強ができて楽しいです。勉強をしていて、分野を越えた共通点を見つけたときには、世界観が広がる思いがして感動します。

Q6. 1週間の生活の流れを教えてください。
平日は授業(月曜から木曜)、宿題、体力トレーニングに取り組んでいます。朝7時に起きて勉強かトレーニングに励み、夜は12時まで勉強します。週3回バス ケットボール部に混じって練習をしています。来週には入部のためのトライアウトを受けます。

週末は勉強するか、イベントに行って過ごします。宿題が多いので、日曜は宿題をこなす日と決めています。日曜は勉強している学生が周りにも多くいます。 週末は様々なイベントがあるので参加することもあります。ゲストスピーカーを招いた環境問題に関する講演やコメディー劇、遠足(カヌーでの川下りやリンゴ狩 り)など、アクティビティーも豊富に用意されています。

勉強と趣味のバランスを取るためにも、自己管理がとても大切だと感じています。

Q7. 寮生活はどうですか?
入学前に寮についてのアンケートがあり、それに基づいて振り分けをしてくれるので特に困ったことはないです。よく他大学では、寮がうるさいという話もあ りますが、Bowdoinではパーティーは午前1時までなど、きちんと管理されている ので問題ありません。また、Bowdoinのダイニン グはアメリカで番美味しいと言われています。食事は毎日取るものなので、ダイニングが美味しいのは非常に ありがたいです。

Q8. 生活面で困っていることはありますか?
大学側が、学生が快適に生活できるように配慮してくれているので、困っているこ とはありません。Bowdoinは治安が良く、穏やかな人が多いので安心して暮らしています。

Q9. 将来の進路はどう考えていますか?
大学を卒業したあとは俳優になりたいと考えています。父が俳優なので、色々と父から学んでいきたいです。しかし大学にいる間は、勉強だけでなく様々な経験を通して、教養に加えて人間性を高めることを大切にしたいと思っています。母親からは「若い時にしか、しっかり勉強は出来ない、それは非常に重要なこ と」と教えられました。自分もそうだと思います。


「恵まれた環境に感謝してます。」と話すH.A.君からは、大学のことを非常に気に入ってる様子が伝わってきました。忙しい日々を送りながらも、時間を有効に使いながら、今出来ることに全力で取り組む姿に、こちらもエネルギーを頂きました。俳優を目指して、沢山の経験を積んでがんばってください!H.A.君、ありがとうございました!

次回の留学インタビューも、どうぞお楽しみに!

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