スマホ依存|ルールを決めることが大切です
こんにちは。JN Languae Labです。
皆さん「スマホ依存」という言葉をご存知でしょうか。
「買い物依存」や「アルコール依存」などと同様、適度に使いこなせば素晴らしい物でも、使い方を誤ると、自分を苦しめてしまいかねない現実もあるようです。
JN Language Labでも、Quizletというアプリを使用して、効率良く単語を覚えてもらっていますので、スマホとの上手な付き合い方を把握しておく必要がありそうですね。
ということで今回は、「スマホ依存」についての情報をお届けします。
MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)による「2016年スマホ依存に関する調査」をご紹介します。
調査期間は2016年5月13日から5月14日まで、15歳から59歳までの男女553人を対象としたもので、553人から有効回答が得られました。
「スマホ依存の自覚」を聞いたところ、
「かなり依存している」「やや依存している」を合わせると、71.4%の人がスマホ依存を自覚している事が分かりました。
スマホに接触している人は「2時間未満」が最も多く23.0%でしたが、
依存度別でみると、「かなり依存している」人は「5時間未満(21.2%)」と「7時間未満(21.2%)」が同じ割合で最も多く、
「やや依存している」人は「2時間未満(26.1%)」が最も多かったことが分かりました。
1日5時間近くもスマホを使っていると、さすがに生活に支障が出そうですが、2時間未満でも、「やや依存」を自覚している人がいます。
使用時間が短くても、気を付ける必要がありそうですね。
また、警視庁が公開している、子供の携帯やインターネットの利用についての調査もご紹介します。
平成27年7月1日から7月20日までの期間、都内の小中高校生3116名(有効回答率95.7%)、保護者2108名(有効回答率72.8%)を対象に実施しています。
これによると、スマホの保有状況は、高校生で89.9%、中学生でも69.1%が所有しています。
携帯電話やインターネットの依存を聞くと、高学年になるほど、依存度が高まっていて、中学生では、「高依存群(26.5%)」「やや依存群(42.8%)」だったのに対し、高校生では「高依存群(33.0%)」「やや依存群(48.6%)」と増加しています。
次に、依存傾向と被害経験については、「低依存群」は84.8%が「特に困ったことはない」と答えているのに対し、「高依存群」で「特に困ったことはない」人は35.3%に過ぎませんでした。
「高依存群」の被害経験としては、高い順番に、
「チェーンメールが送られる(37.1%)」
「友達とのやり取りが続いて切れない(32.6%)」
「断りなく写真をネットに載せられる(17.1%)」
「不正請求(12.2%)」となっています。
また、家庭での携帯やインターネットの利用について、
「ルールを守っている」「だいたい守っている」と答えた人は
「高依存群」が68.8%、
「低依存群」は94.1%
だったことから、警視庁では、「ルールを作ればほとんどの少年は遵守してくれる」と結論づけ、次の様な提案をしています:
●携帯電話やインターネットへの依存を高めると、生活に様々な弊害が生じているという結果が示されました。 依存を防ぐためには、携帯電話やインターネット利用に関してのルールを作ることが有効です。
●年齢が上がるにつれて、依存を強める少年は増えているのに、ルールを作っている家庭は減少しています。 年齢に応じたルールが必要です。家庭でルールを作れば、子供はルールを守っています。 親子でよく話し合って、ルールを作りましょう。
スマホやインターネットは非常に魅力的で便利ですが、各家庭でルールを作り、
被害に遭ったり、知らない間に依存してしまわないよう、気を付けながら、
賢く使いこなせる様にしましょう。
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1563.html
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/kodomo/survey_h26.html
(更新)JN Language Lab-E