留学インタビュー (16) University of California, Davis (Part1)

皆さんこんにちは。JN Language Labです。

新年最初のブログ記事はJNLL・OG/OBのご紹介です!
今回ご紹介する卒業生は、カリフォルニア大学デイビス校に通うR.O.さんです。
将来的には宇宙工学専攻を考えている(2013年時点)勤勉で熱心な現役大学生であるR.O.さんは、大学合格通知が手元に届いてから実際に入学するまでの期間に知っておきたかったこと、経験しておきたかったことがあるそうです。


R.O.さん


【インタビュー(16)  Part1-R.O.さん/University of California, Davis
JNLLでは、R.O.さんからある質問を受けていました。
大学に入学する前に、専攻を考えている宇宙工学について、事前に勉強をしておくべきかどうかという質問でした。

必要なのは予備知識よりも基礎一般知識なのではないかというのが当校の答えでした。しかし、実際にR.O.さんがUC Davisに入学されて、事前に準備をしておけばよかったなと感じたことは、予備知識でも基礎知識でもなく、アルバイト経験(work experience)だったそうです。

経験を積むという目的で高校生がアルバイトをするという発想は、一般的な日本人にはないかと思います。なぜなら、お金に不自由なく暮らすことが可能な家庭であれば、学生は極力学業に専念し、熱心に取り組むべきである、という考えが常識的とされているからです。

しかしながら、卓上で身に付けた知識は、無論大事な財産ではありますが、人間社会を生き抜くために必要とするあらゆる技能を得たことにはなりません。(アルバート・アインシュタインの名言の一つに「情報は知識ではない。唯一、知識の根源となるものは経験である。(Information is not knowledge. The only source of knowledge is experience.)」という言葉があります。即ち、経験から学び得た知識こそが技能(スキル)であると言えます。)

R.O.さんによると、アルバイト経験の重要性と必要性は「インターンシップに応募」しようと考えたときに気付いたそうです。
数ある米国インターンシップのウェブサイトを閲覧していますと、他の応募者と自分との差別化を図るために、自身の応募書類の中には、人生の肥やしとなったことや、人間として成長を遂げることが出来た経験談を盛り込み、個性を際立てさせることが大切であると紹介されています。

アルバイト経験や、その他のスポーツやボランティア活動などといった課外活動は、自己をアピールする際、とても役立つ要素となります。

特に責任を問われるポストを経験した場合、その立ち位置にいることによって経験した困難や、克服・対処方法、得られた知識やスキルなど、実例を紹介することを推奨しています。なぜなら、そのようなエピソードから、その人の人間性や成長を垣間見ることができ、インターンシップを行う企業は、その応募者を人材として判断をすることができるからです。

大学生になり、勉学に励むと共に考えなくてはならないものが進路です。
怒涛の大学受験が終わり、無事希望の大学に合格した段階で、既に卒業後のことを見据えて行動を開始しなくてはなりません、就職するにせよ大学院に進むにせよ、インターンシップ経験が如何に大切であるかということを、知って頂けたかと思います。

入学の切符を手にしてからでも遅くありません。
皆さんも、R.O.さんのアドバイスのもと、大学に入る前の休みを利用し有意義な経験を経てみてはいかがでしょうか。


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