SSATで高得点を取る方法
アメリカの私立高校受験をするためには欠かせないSSAT。
今回は、SSATでスコアを伸ばすために必要なことをまとめました。
SSATの勉強方法
SSATの試験科目は、数学、言語(英単語)、読解、ライティングの4つです。このうちライティングは採点されないため、今回はそのほかの3科目に注目してみましょう。
<数学>
数学の出題範囲は、主に日本の中学3年生までの学習範囲となります。問題文はもちろん英語で書かれているため、日常生活では出てこないような数学特有の単語を覚えることが第一関門となるでしょう。同時に、まだ学習していない範囲がある場合は教科書を先取りして、基本的な問題は解答できるように勉強しておきましょう。
大体の用語と学習範囲をカバー出来たら、なるべく早く練習問題に取り掛かりましょう。自分の苦手な範囲やミスの傾向など、弱点を把握し少しでも同じようなミスを減らすことが大切です。
<言語>
Verbalのセクションは、類義語や対義語、一見違うように見える単語だけれど似た意味を持つ単語などの問題を30分で60問で解かなければなりません。問題数が多いため、意味を素早く理解できること、そして意味を感覚的に理解することが重要になります。語彙を増やすことは読解のセクションや高校入学後の生活の中でも役に立つため、なるべく多くのボキャブラリーをコツコツ覚えるよう努めましょう。
<読解>
Readingのセクションでは250~350語ほどの文章が、伝記や詩、科学、歴史など様々な分野から出題され、それらについての設問が合計40問解答することになります。文章の内容や筆者のスタイルや意図、考え方などが問われ、読んだものを的確に理解できているかが見られます。
言語のセクションと同様に、ボキャブラリーを積み上げていくとともに、日ごろから英語で書かれた文章に慣れ親しむことが必要です。問題で出題されるようなタイプの文章に限らず、自分が好きなジャンルの英文を日常的に読むようにしましょう。
また、何度も模擬試験を時間内に解く練習をして、本番で落ち着いて文章を読むことができるように心がけるとよいでしょう。
SSATの注意点
数学、言語、読解はいずれのセクションもマークシート方式で解答します。正解の場合は1点加点されますが、注意しなければならないのは間違えた場合です。
不正解の場合、日本の一般的な試験と異なり1問ごとに0.25点減点されてしまいます。もし選択肢のうち消去法で2つか3つに絞り込めれば、絶対に正解であるという確信がなくてもマークしてもよいかもしれませんが、全く見当がつかないときはあてずっぽうで解答するのは避けたほうがよいでしょう。