アメリカ英語とイギリス英語の違い

こんにちは。JNLL受付です。

今週も寒い日々が続いていますね…体調にお気を付けください!

今回はアメリカ英語とイギリス英語についてです。イギリス英語は日本にいるとあまり見かけませんが、英語の本を読んでいると出てくることが多い気がします。
ぜひ今日その違いをみつけてみてください。

実に数多くの種類の英語がありますが、アメリカ英語とイギリス英語の2つがほとんどのESLやEFLプログラムにおいて教えられている英語です。一般的にどの英語が正しいというのは無いと認識されていますが、好まれる使い方というのは実際にあります。
ここにアメリカ英語とイギリス英語の大きな違いを3つ挙げます。

•発音:強調(ストレス)とイントネーションのみならず、母音と子音にも違いが見られる
•語彙:名詞と動詞の違い、特に句動詞の使い方、特定の道具やアイテムの名前に違いが見られる
•スペリング:特定の接頭辞と接尾辞に一般的に違いが見られる

大事なポイントは使う際に一貫性があることです。もし、アメリカ英語を使おうと決めるなら、スペルにおいても一致させましょう。(例えば、”The color of the orange is also its flavour”という文章では、colorはアメリカ英語のスペルで、flavourはイギリス英語です。)もちろん、これは必ずしも簡単ではなく、常に可能でもあるとも限りません。次のガイドでこの2種類の英語の主要な違いを指摘しています。

・文法における小さな違い

アメリカ英語とイギリス英語の間にはほとんど文法上の違いはありません。確かに、私たちが選ぶ言い回しは時として違うかもしれません。しかし、一般的に言うと、同じ文法のルールに従っていますので、このことからもほとんど違いは無いと言えるでしょう。

・現在完了形の使用

イギリス英語では現在完了形は最近の過去に起こって、今の瞬間まで影響を及ぼしている行動を表すために使われます。例えば、イギリス英語で

I’ve lost my key. Can you help me look for it?
(私は鍵を失くしました。探すのを手伝ってもらえますか?)
これを、アメリカ英語では次のように言うことも可能です。
I lost my key. Can you help me look for it?
イギリス英語では、上記(2番目)の言い方は正しくないと考えられています。しかしながら、標準的なアメリカ英語ではどちらの形も受け入れられています。

イギリス英語の現在完了形に関するその他の違いは、アメリカ英語の単純過去形にはalready, just , yet.も併せて使う点です。

イギリス英語
I’ve just had lunch. (ちょうどお昼を食べたところです。)
I’ve already seen that film. (あの映画は既に見ました。)
Have you finished your homework yet? (あなたはまだ宿題が終わっていないのですか?)

アメリカ英語
I just had lunch OR I’ve just had lunch.
I’ve already seen that film OR I already saw that film.
Have you finished your homework yet? OR Did you finish your homework yet?

・所有を表す2つの形

英語で所有を表すのは、have またはhave gotの2つの形があります。
Do you have a car?
Have you got a car?
(車を持っていますか?)

He hasn’t got any friends.
He doesn’t have any friends.
(彼には友達がいない。)
She has a beautiful new home.
She’s got a beautiful new home.
(彼女は素敵な新しい家を持っている。)

どちらの形も正しいですが(またイギリス英語でもアメリカ英語でも受け入れられている)、アメリカ英語を話すほとんどの人がhave (do you have, he doesn’t have etc.)を使用する一方、have got(have you got, he hasn’t got, etc.)は一般的にはイギリス英語で好まれています。

・動詞のGet

アメリカ英語では、過去完了形では動詞のgetはgottenです。
American English: He’s gotten much better at playing tennis.
British English: He’s got much better at playing tennis.(彼はテニスをするのがずっと上手になった。)

“Have got”はイギリス英語では所有の意味を表す”have”を表すのに使われます。不思議なことに、このフォームはまたアメリカでは”gotten”よりむしろ、イギリス英語の分詞”got”と共に使われる。アメリカ人は責任の意味を表す”have to”を表すのに”have got to”を使うでしょう。
I’ve got to work tomorrow.
(明日は仕事をしなければならない。)
I’ve got three friends in Dallas.
(私はダラスに3人友達がいる。)

・語彙

イギリス英語とアメリカ英語のいちばん大きな違いは語彙の選び方です。いくつかの単語はそれぞれ異なることを意味している場合があります。

例えば、
Mean:アメリカ英語の場合 angry(怒っている), bad humored(不機嫌な)、イギリス英語の場合 not generous(寛大でない), tight-fisted(けちな)
American English: Don’t be so mean to your sister!
(妹に意地悪しないの)
British English: She’s so mean she won’t even pay for a cup of tea.
(彼女はお茶1杯さえお金を出そうとしない。)

もっとたくさんの例があります。(多すぎてここにリストで挙げることはできませんが)
もし使い方に違いがあれば、辞書はその言葉の定義において違う意味があることが書いてあるでしょう。多くの単語集のようなものはまた、一つの意味だけ書いてあって、他の意味が書かれていないこともある。この最も良い例は自動車の専門用語で使われています。
• American English – hood / British English – bonnet
• American English – trunk / British English – boot
• American English – truck / British English – lorry

・スペリング

こちらもイギリス英語とアメリカ英語のスペルの一般的な相違点についてです。
アメリカ英語の-orで終わる単語イギリス英語の-ourで終わる単語
English: color/colour, humor/humour, flavor/flavor
アメリカ英語の-izeで終わる単語イギリス英語の-iseで終わる単語
English: recognize/recognise, patronize/patronize

あなたのスペリングが一貫性があるかどうかを確認するいちばん良い方法はパソコンに入っているスペルチェック機能を活用し、使いたい英語(アメリカ英語かイギリス英語か)のタイプを選択することです。

記事:Beare, Kenneth. “Differences Between American and British English.” ThoughtCo. https://www.thoughtco.com/differences-between-american-and-british-english-1212216 (accessed January 27, 2020).

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