カルチャーショックに立ち向かう

こんにちは。JNLL受付からお送りします。
今週は、留学をしたことがある人ならばほとんど経験したであろうカルチャーショックについてです。筆者も中学校3年生の時にホームステイを(2週間ですが)経験し、日本と海外の文化の違いを体感したことがあります。カルチャーショックを乗り越えて楽しい留学生活にしましょう。

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異なる文化や習慣の新しい国に引っ越すことは人生において冒険です。しかし、一旦その場所に落ち着いてルーティンに慣れて来ると、新居のある状況が最初に来た時よりももっと目につくようになります。私はコロンビアで生まれ、最初にアメリカに来た時は生まれて初めて見る雪に数日間興奮したものでした。

私はカンザスに住んですぐに冬が長くとても寒いものなのだと知りました。スペイン語を話す人はほとんどおらず、英語もあまりわかりませんでした。食べ物も違い、缶詰食品はそれまで食べたこともありませんでしたので、その味に慣れるには少し時間がかかりました。ピーナッツバターやベーコンのようなものも初めて食べてみましたが、好きにはなれませんでした。数週間アメリカで過ごした後、私は自宅に戻りました。安心できるものが何ひとつなかったので、私はがっかりし、ホームシックになりました。

以下は私の体験からカルチャーショックとはどのようなものなのか少し例を挙げてみたいと思います。

カルチャーショックとは、慣れた文化から不慣れな文化の場所へ引っ越すことで受ける衝撃のことを言います。この衝撃は人が今までとは異なる未知の文化や社会環境を受け入れなければならない時に感じられる不安や、例えば驚き、混乱、不確かさ、困惑などの感情を含みます。カルチャーショックを克服する方法は、まずあるがままに理解したいと思うことです。

1. The Honeymoon Stage– 新しい場所に慣れるとすぐ、新しい家は興味深いと気付きわくわくします。
2. The Distress Stage– 家が恋しくなり、新しい国と母国の違いを探し始めます。
3. The Orientation Stage– 新しい家になぜ来たのかの理由を理解し始め、新しい文化に溶け込むことにもっと自信を感じられるようになる。
4. The Adaptation Stage– 新しい国に慣れて来たように感じられる。違いを喜んで取り入れ、その環境において変化します。その結果居心地が良くなって来ます。

これはサイクルであり、各ステージをどれくらいで終えられるかの期間は特に無いことを心に留めておてください。中にはステージ間を行ったり来たりする人もいますが、大丈夫です!これでカルチャーショックがどのように自分自身に影響するのかがわかりましたね。

それでは、カルチャーショックをどう克服するかいくつかの秘訣を見てみましょう。

①友達を作りましょう

外国に住んだことのある人がくれる最初のヒントは、外に出て友達を作りましょう!ということです。孤独やホームシックに打ち勝つ最も良い方法は人と話して、あなたを取り囲む新しい文化に慣れることです。あなたと同じような経験をしている他の留学生と友達になるのも良いですね。

②お母さんに電話をしてみましょう!

お母さんもしくは、お父さん、おばさん、兄弟… つまりあなたの家族に電話をしてみましょう。テクノロジーの時代ですから、親族とコミュニケーションを取る方法はいくつもあるので、あなたの母国と繋がっていると感じられることでしょう。

③深く関わり合いましょう

スポーツやチームワークは好きですか?もしくは本を読むことの方が好きでしたら、読書クラブでその本について語り合うことはありますか?あなたがどんなことに興味があっても、学校はたくさんのアクテビティを用意してくれています。部屋から出て新しいことに挑戦してみましょう。私は数学は得意ではありませんでしたが、エンジニアキャンプに参加したことがあります。ロケットの作り方を習ったり、今でも話せる素晴らしい人々に出会うことができました。

④セルフケアを実践してみましょう

おそらくセルフケアは公園で散歩したり、犬を飼うことと同じくらい簡単なことだと思います。私は個人的にエクササイズをお勧めします!エクササイズをすることで脳からドーパミンやセロトニンのような”happy”な物質が放出されます。しかし、エクササイズだけではありません。日記を書いたり、瞑想したり、音楽を聴いたり、満足な食事を摂ったり、夜の十分な睡眠もまた精神的には良いでしょう。

⑤専門家と話しましょう

もし精神的に何度も苦しむようであれば、誰か訓練を受けた人に助けてもらえるよう話をすることを考えた方が良いでしょう。アメリカのほぼ全ての学校はカウンセリングを受けることが出来るようになっています。カウンセラーやセラピストに助けを求めることは自分の力では何も出来ないことを意味しているわけではありません。カウンセラーがいるのは、あなたに耳を傾け大きな変化が引き起こす感情を切り抜ける手助けをするためです。

留学生として、違う国に引っ越しすることは多くの挑戦が伴います。しかし、カルチャーショックは挑戦の一つとなる必要はありません。カルチャーショックの段階を切り抜けて行こうとしながら、あなたと異なる文化の出身の人達に囲まれて過ごすことの利点を考えてみてください。あなたはより一層多様化した人になれるでしょうし、対人コミュニケーションや言語スキルを習得し、専門的にまた個人的にも成長できるでしょう。

記事:internationalstudent.com. Yessica Prato. Combating Culture Shock.
<https://blog.internationalstudent.com/2020/01/17/combating-culture-shock/>
(accessed March 12, 2020)

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