外的モチベーションと内的モチベーションの異なる役割

こんにちは。JNLL受付です。
皆さんは自分のモチベーションを上げるために何をしているでしょうか。
勉強でも部活でも仕事でも、どうしてもやる気が出なくなる時期はあるものです。

そんな時のために、今週の記事を読んで、自分のモチベーションアップの方法を考えてみましょう!

皆さんは、いい成績やプロジェクト成功のために何がきっかけなのか、ご存知でしょうか。

学業や生活の中で、何かを成し遂げたいと思うときはどんな時でしょうか。私たちが「何かで成功したい」と思うとき、それはモチベーションによって引き起こされています。モチベーションには大きく分けて二つあります。内的モチベーション (Intrinsic motivation)外的モチベーション (Extrinsic motivation)です。この二つの異なるモチベーションが私たちを目標に駆り立てる理由なのです。

それでは、その2つのモチベーションがどんなものか見てみましょう。

内的モチベーション (Intrinsic motivation)とは、私たちの中から湧き上がる願望や欲望です。

例えば、画家であれば、絵を描いているときの喜びが好きで、描きたいと思うでしょうし、作家であれば、頭の中にある世界観やアイデアを物語にして描くことで心を満たしたいと思うはずです。これらの衝動は、外的な要因の影響を受けたわけではなく、自分の中にある仕事や活動に対する好奇心に由来しています。

外的モチベーション (Extrinsic motivation)は、外部の力や条件などによってあなたを突き動かす作用のことです。

内からみなぎる成功への渇望だけでなく、外的な要因も成功への欲を駆り立てます。例えば、称賛を得るために、数学のテストを落とさないように頑張るかもしれませんし、会社で報酬が出る企画があれば、もっとやる気が出てくるかもしれません。このような外的なモチベーションは、たとえその人の性格とはかけ離れて見えても、人々の仕事や勉強への取り組み方に大きな違いをもたらす可能性があります。

一見すると、内的モチベーションの方がいいように見えますが、どちらも長所を持っています。内側から湧き上がるやる気は、勉強や活動など目的のことをすることで当然のごとく喜びをもたらしますし、活動に取り掛かるのに外部的モチベーションほど努力を要しません。やりたい活動に対する出来不出来はここでは問題になりません。例えば、カラオケをする場合でも、うまい下手にかかわらず歌いたいという衝動があなたを歌わせ、喜びを感じるのです。

外的モチベーションは、学校や職場、活動それ自体はそれほど楽しいものではないけど、課題や仕事などやらなくてはならないことがあるときに効果を発揮します。良い成績を取ったり、良い大学に行くことは、学生にとって効果的なモチベーションになりますし、賞与や昇進は働く人々がより一生懸命働くことにつながります。また、外的にやる気がかきたてられることの最も大きな効果は、新しいことに出会うきっかけを与えることでしょう。馬に乗ったことがないひとは、それがどんなに面白いものか知って驚きますし、生徒が普段取らない授業を先生が紹介することで、生徒たちは、新しい関心を見つけることが出来ます。

内的・外的モチベーションは、それぞれ違う形であらわれますが、どちらも重要です。好きなことをうまくできて喜びを感じることはいいことですが、それだけですべてにやる気を出せる人はいません。外的モチベーションは内的モチベーションではカバーしきれない分野を補完してくれる作用を持つのです。

記事:ThoughtCo. Grace Fleming. External and Internal Motivation.
<https://www.thoughtco.com/external-and-internal-motivation-3974542>

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