【アメリカ大学】留学中にボランティアをしよう!
-就職に役立つボランティア-
ボランティア活動を通して、志望業種における人間関係を構築し、就職時のプロフィールを充実させ、創造性やマルチタスクの能力を示すことができます。
ビザによる就労制限とインターンシップの柔軟性
留学生として学ぶことには、たくさんのメリットがあるうえ、制約はほとんどありません。制約を挙げるとすれば、学生ビザの取得による学外での労働への制限です。
学生ビザでは、奨学金や学生ローンの補填のために学内の売店やカスタマーサービスなどで働くことは可能です。しかし、将来のキャリアが他の分野である場合は、学外で就業機会を得ることはできるのでしょうか?その場合は、ボランティアやインターンシップにより学外での就業経験を得ることができます。
一般に大学の職業プログラムは、学生のうちに、将来のキャリア経験が積める場所でインターンシップを推奨しています。候補者の選抜は学部で行われることもありますが、学生自らコンタクトを取らなければならない場合が多いです。(留学生向けのインターンシップ情報は こちら)
キャリア経験のためのインターンシップの探し方
将来自分が志望する分野の人々や環境での経験を探すことが大切だといえます。しっかりと職業経験を積むことができる簡単な方法をご紹介しましょう。
まず、身の回りを探してみましょう。所属している学部で何かコネクションはないでしょうか。
私が通うAndrews大学のコミュニケーション学部には、産業界とコネクションがあり業界の会議に参加している教授とスタッフがいます。入学直後、私は学部の教授陣について調べることから始めました。ある教授はメディアで、またある教授はデジタルジャーナリズムの分野での実績を誇り、教育や生産、デザインの分野で働いている同僚がいました。
その結果、教授に問い合わせて会議への出席許可を獲得したり、その分野の最新情報を得ることができました。
次に、新しい人間関係を作りましょう。私は1、2回会議に出席して自信を付けた後、その時に得た連絡先に連絡するようにしました。出会った人々は、快く情報を提供してくれ、空いている仕事について教えてくれました。
インターンの間に身に付けておくべき技能はなにかをこの機会に知ることができました。 (インターンシップを最大限活用する方法は こちら)
第三に、もし将来キャリアで必要となる能力を養う場を提供してくれる会社があれば(めったにないですが)、とても良いでしょう。雇用側は採用選抜の際、問題処理能力と創造性を見ています。
そのため、私はこの2つの力を磨くことができる職場を大学内で探すことにしました。
地域の図書館を運営する方と話し、夏のプログラムの提案会に出席したいと頼んで参加しました。その際、私は、子どものワークショップ、コンピュータトレーニング、大人のライターグループを作ることを提案しました。
この経験は、私の履歴書を充実させるのにとても役に立ちました。
最後に、働いた証拠となるものを受け取りましょう。給料の支払いが無い場合、上司から簡単な推薦状を受け取るのにも時間を要し、結果的に就業経験の証明が遅れることになります。計画的に動くようにしてください。
私の場合、プログラムの計画から資料の準備まで、全ての行程が職業経験の証明となりました。私がデザインしたポスター、パワーポイントの講義資料、イベントの子どもたちの創作物までが、今では創造力豊かで有能な人間であることの証左となりました。
おわりに
図書館で働く中で、学校の教科書に載っている技巧を使うなど学士課程の基礎的な技術を磨くことができると同時に、将来就くであろう仕事の経験も得ることができました。Michigan Campus Compactというボランティア団体は、図書館で働き、2013年 Heart and Soul Awardを受賞するきっかけをくれました。そして、そこで過ごした時間と、出会った人々はかけがえのないものとなりました。
学部の研究チーム、クラブ活動や慈善団体のリーダー等の活動を探してみましょう。給料を貰うことができなかったとしても、その経験により何か別のものを得ることができます。
連絡先、信頼、縁故を作り上げていくことは、全て重要な経験であり、将来に必要なものとなります。
記事:U.S. News. “Try Volunteering to Build Job Skills as an International Student”
<https://www.usnews.com/education/blogs/international-student-counsel/2013/07/23/try-volunteering-to-build-job-skills-as-an-international-student>