【SAT】平均スコア
はじめに
通常、SATの平均スコアの話をするとき、以下の3つのスコアを思い浮かべるでしょう。①エビデンスに基づく読み書き(ERW)のスコア、②数学スコア、③合計スコアの3つです。
SATのスコアレポートには他にも、ERWまたは数学の特定の領域での成績を測定するスコアが表示されます。しかし、この投稿では、分かりやすくするために、先ほどのERW、数学、合計スコアの3つに絞り説明しています。すべてのSATスコアの詳細については、スコア構造のページをご覧ください。
SATセクションスコアと合計スコア
SATには、ERWと数学と2つの必須セクションがあります。各セクションは200〜800点の範囲で採点され、これら2つのセクションを足した合計スコアは400~1600点の範囲で結果が出ます。
SAT平均スコアの計算
SATスコアの全国平均点は、SATを受験したすべての学生のスコアを合計し、受験者数で割ることで出されます。
2019年度SATスコア全国平均
ERW:531点
数学:528点
合計SATスコア:1059点
また、州、性別、人種・民族、およびその他の人口統計ごとにもSAT平均スコアを計算しています。2019年度のSAT結果の完全なレポートは 、CollegeBoardのWebサイトで見ることができます。
2018年度SATスコア全国平均
ERW:536点
数学:531点
合計SATスコア:1068点
SATスコア平均値とSATパーセンタイルの比較
全国平均のSATスコアは、前年と比べてスコアが上昇しているか下降しているかを示しています。しかし、自分のスコアについてはあまりわかりません。一方、全米パーセンタイルは、他の学生との比較であなたの位置を示します。パーセンタイルは1から99までの範囲で、自分と同じ、もしくは自分より低い点数を取った生徒の割合を示します。つまり、パーセンタイルが高ければ高いほど、あなたの成績は良いということになります。
また、スコアレポートには、全米サンプルパーセンタイルとSATユーザーパーセンタイルの2種類のパーセンタイルが表示されます。全米サンプルパーセンタイルは、すべての生徒がSATを受験した場合の予測スコアとあなたのスコアを比較します。大学進学を予定していない学生など、SATを受験しない学生もいるため、調査研究を行ってスコアを推定しています。
ユーザーパーセンタイルは、高校時代にSATを受験した最近の高校卒業生の実際のスコアとあなたのスコアを比較します。あなたのパーセンタイルが75であれば、あなたのスコアはSATを受験した生徒の75%のスコアと同等かそれ以上であることを意味します。
ユーザーパーセンタイルは、あなたと同じ大学に出願しているかもしれない他の学生と比較した場合の成績を示していますので、再度テストを受けてスコアアップを図るかどうかの判断材料になります。
SATスコアを向上させる方法
SATの結果に満足していない方は、再受験の前に無料のOfficial SAT Practice on Khan Academy®の個人向け学習ツールを使ってみてください。調査によると、Official SAT Practiceを6~8時間使用して勉強するだけで、合計スコアが平均90点アップすると言われています。
最後に
SATのスコアは大学が入学者を決定する際に見る一つの要素にしか過ぎないことを忘れないでください。大学はあなたの成績や課外活動、推薦状など全体像を鑑みて入学者を選抜しています。
記事: College Board. “What is the Average SAT Score?”
<https://blog.collegeboard.org/what-is-the-average-sat-score>
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