【イギリス大学】イギリスの法学部ランキングベスト10

はじめに

法学は、学生が大学で学ぶ科目として非常に人気があり、英国は世界でも有数の法学を学ぶ機関を有する法学部生には絶好の場所です。

 

提供される履修項目の幅広さや、卒業後のキャリアの可能性を考えると、多くの学生が法学をを学びたいと考えるのは当然です。

 

大学によって、法学教育に対する独自のアプローチがあるため、適切な大学を選ぶことが学位の構成や内容に大きく影響します。

 

以下に、英国での法学部ランキングトップ12をご紹介します。

 

  1. オックスフォード大学

オックスフォード大学は世界的に有名な大学であり、その卒業生には法曹界の専門家や学者が多いことで知られています。世界的に有名な教科書や講義の多くは、同大学の法学部で働いている、または働いていた人々によるものであり、オックスフォードの学生であるということは一流の法律家から直接学びを得られるということです。

 

卓越した教授陣に加え、学生とチューターが1対1で個別指導を行う機会や、ボドリアン図書館において利用可能な幅広い資料もあり、オックスフォード大学は法学を学ぶのに特別な場所となっています。

 

出願手続きは厳しいですが、合格した受験生にとっては非常にやりがいのあるものですから、出願すると決めたならばその挑戦に向けて準備しましょう!

 

  1. ケンブリッジ大学

オックスフォード大学と同様、ケンブリッジ大学も素晴らしい法学プログラムを誇っています。ケンブリッジ大学とオックスフォード大学は、それぞれの学部が持つ優れた専門性により、英国および世界の大学ランキングでしばしば上位を競っています

 

ケンブリッジ大学は、法学部の学生に提供される選択制の履修科目の豊富さでも有名です。「動物権利法」、「犯罪学」、「国際法」などの科目が提供されています。

 

授業スタイルはオックスフォード大学とよく似ていますが、学生の評価方法には大きな違いがあります。

 

オックスフォード大学では、学生は1年次の最初の2学期にわたって3つの必修科目を学びます。この3科目を学んだ後、モデレーション試験(Mods)で評価され、最終学年の終わりまで正式な評価は行われません。

 

逆に、ケンブリッジ大学の学生は各学年の終わりに評価を受けるため、試験のプレッシャーが3年間に分散されます。この2つの名門大学の間で迷っている場合は、この点も念頭に置いてください。

 

  1. ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス&ポリティクス(LSE)

LSEは優れた法学プログラムを提供し、そのユニークなアプローチで世界中から学生を惹きつけています。この大学での社会科学と政治学における強みはその教育スタイルを特別なものにし、関連する法的問題をめぐる議論を促進します。

 

その結果、経済学や政治学の理論に重きを置いた幅広いアプローチで法律問題に取り組むことができ、法学を学ぶ際の独特な経験をすることができます。

 

このユニークなアプローチを補完するものとして、LSEでは、ムーティング(模擬弁論)、アドボカシー(擁護・代弁)、体験学習など、実践的な法的スキルに重点を置いています。このようなスキルの重要性は過小評価されるべきではなく、LSEで学ぶことは、社会人としてのスタートを切る上で大きなメリットとなります。

 

さらに LSEのロースクールは、ロンドン有数の法廷弁護士事務所や法律事務所のすぐ近くにあり、法曹界のネットワークを構築するのに最適なロケーションです。

 

  1. ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)

LSEからそう遠くない場所にあるUCLもまた、ロンドンの多くの優れた法律事務所の中に位置しています。

 

同大学は、スローター・アンド・メイやフレッシュフィールズをはじめとする一流の商事法律事務所や、数多くの優れた法廷弁護士事務所との強い結びつきで特に知られています。大学はこれらの法律事務所の多くと協力し、学生にネットワワークづくりの機会を提供しています。UCLの学生の多くがマジックサークルの法律事務所で研修契約を結んでいるのも不思議ではありません。

 

UCLは、法的イノベーションにも力を入れています。そのブランド・イノベーション法研究所(Institute of Brand and Innovation Law)は、知的財産権やメディア法などの分野における新たな法的問題への取り組みに焦点を当てていることを象徴しているのです。ただこれも、UCLの法学教育に対する評判の高いアプローチを示す多くの例のうちの一つに過ぎません。

 

  1. エジンバラ大学

エジンバラ大学の法学部は、学部レベルでも大学院レベルでも国際的に高い評価を得ています。スコットランドの法律を学べる大学としては、間違いなく英国で最も優れた大学であり、この大学で学ぼうとする人は、将来の就職機会を考える際に、この特別性を理解するべきでしょう。

 

とはいえ、エジンバラ大学で学ぶ学生は、スコットランド国内のみならず、それを超えた幅広い法的機会に触れることができます!エジンバラ大学でのネットワーク作りの機会は特に充実しており、学問的な質の高さも相まって、エジンバラ大学はスコットランド内外で事務弁護士として働くことを目指す人にとって最良の選択肢です。

 

また、このロースクールはエジンバラ旧市街に位置し、美しい景観を背景に勉学に励むことができます!

 

  1. キングス・カレッジ・ロンドン

キングス・カレッジ・ロンドンは、このリストでは最後のロンドンの大学です。 このリスト上位12校に入るのは当然の大学で、A*AA(GCSE試験の最高レベル)という入学資格は、コースの学問的な厳しさと質の高い教育を示しています。

 

同大学はまた、さまざまなダブルディグリーや海外留学の機会も充実しており、充実した教育体験を提供しています。「Law with Transnational Legal Studies(法律と、国境を越えた法学研究)」や「LLB with a Year on Exchange in Singapore(シンガポールでの一年間の交換留学を含む法学士取得)」は、キングスの法学部の学生が利用できるユニークな進路の一例です。

 

また、キングスは選択科目の幅が広いことでも有名で、「環境法」、「ロシアの法制度」、「道徳哲学」などがあります。

 

  1. ダラム大学

オックスフォードやケンブリッジと同様、ダラム大学もカレッジ制を採用しています。

 

そのため、学生はカレッジ内で緊密なアカデミック・コミュニティを形成し、素晴らしい経験をすることができます。法学は、仲間と法律問題について議論することから非常に多くの恩恵を受ける科目ですが、ダラム大学ではこれが非常に容易となっています。

 

また、ダラム大学では、学生に多くのプロボノの機会を提供しています。特に、ダラム大学の学生は、大学の「Access for Justice」と呼ばれるプロボノ・プロジェクトにボランティアとして参加することができます。このプロジェクトでは、学生は学者や法曹関係者とともに、実際のケースの調査や助言を行い、ボランティアとしてのポートフォリオを増やすことができるのです。

 

  1. ブリストル大学

ブリストル大学もまた、法学を学ぶのに素晴らしい大学です。キングス同様、1年間の海外留学制度もあり、語学に特に秀でた学生はスペインやドイツといった国で法学を学ぶことができます。

 

このリストにある他の大学と同様、豊富なカリキュラムに挑戦するため、成績要件は高いです。しかし、ブリストル大学の法学部を卒業すれば、リサーチ力や大勢の人の前でのスピーチ力、ムーティング(模擬弁論)など、さまざまな貴重な法的スキルが身につくことは保証できるでしょう。

 

同大学の「Clinical Legal Studies(臨床法律学)」科目は、実際の法律経験を積みたい人には特に魅力的です。

 

  1. グラスゴー大学

グラスゴー大学もまた、法学を学ぶのに最適なスコットランドの大学のひとつです。エジンバラ大学と同様、グラスゴー大学でもスコットランド法を教えていますが、慣例法も教えており、イングランドとウェールズの法制度などもカバーしています。

 

さらに同ロースクールは最近、スコットランドにおける司法へのアクセスを向上させるため、ユニークな法律事務所のための資金を確保しました。

 

同大学の法学部の成績は世界63位にランクされていますが、その質の高さを考えれば驚くことではありません。専用に作られた模擬法廷の設備は最新式で、学生には海外や英国での実習を奨励し、可能な限り実践的な法律経験を積ませています。

 

  1. マンチェスター大学

マンチェスター大学もまた、法学部の学部生にとって素晴らしい場所です。大学は活気あるマンチェスターの街中にあり、そのロースクールはマンチェスターに拠点を置く多くの優れた法律事務所に近接しています。

 

ジャスティス・ハブ(Justice Hub)は、学生たちに地元コミュニティを支援するプロボノ活動の機会を提供し、ロースクールは法律問題を研究するグローバルなアプローチを促進しています。

 

マンチェスターは、法律シーンで飛躍的な成長を遂げ、資源や施設が驚くほど整備された都市で法学を学びたい人の期待も、裏切ることはないと言えるでしょう。

 

  1. ヨーク大学

英国で唯一、問題ベースの学習アプローチを採用するロースクールとして、ヨーク大学は比類のない法学学位を提供しています。「法と感情」、「法と社会」、「法とジェンダーとセクシュアリティ」など、さまざまなユニークな科目があり、学生は理論と実践的な視点を組み合わせるよう奨励されているのです。

 

この大学は、リストの他の大学と同様、法学部の学生に海外留学の機会を提供しており、異なる法制度を体験し、法律問題に対する国際的な視点を身につけることができます。

 

  1. リーズ大学

リーズ大学では、総合的なカリキュラムを備えた法学士を提供しており、学生はコース期間中に強固な基礎を築くことができます。

 

同大学の学生は幅広い教養を身につけ、10の学際的テーマを探求することが奨励されています。これらは、権力、倫理、紛争、テクノロジーなど様々なトピックをカバーしており、法学部の学生に広大かつ総合的な法学教育を提供しています。

 

またリーズ大学では、学生に法律家、法律事務所、組織での実地経験を提供する、実習期間を一年間を設けています。

 

まとめ

これら12の大学は、教育の質の高さとカリキュラムの豊富さで際立っています。大学を選ぶ前に自分で調査することが重要ですが、これらの12大学はその手始めとして最適な選択肢といえるでしょう!

 

出典:12 Best Universities for Law in the UK
https://www.oxfordscholastica.com/blog/12-best-universities-for-law-in-the-uk/

「中学生・高校生対象:英国大学進学対策 個別相談(一部国内大学国際系大学も含む)」

進学までの準備、レベル、必要な要素、試験、面接対策などについて1時間でご説明します。

【実施方法】ご来校(対面)・オンラインどちらでも可。
【対象】当校で受講検討の中学生・高校生またはその保護者様。
【費用】無料。

こちらよりお申込み可能です。