【イギリス大学】イギリスの大学で学ぶこととは?アメリカの大学との違い

はじめに

英国大学は、3年間で学士号を取得したい留学生にとって良い選択肢となるでしょう。

 

外国に移り住んで勉強することを決断するのは、たいていの学生にとって簡単な決断ではないかもしれません。しかし、カリフォルニア出身のブレイク・マクウチさんにとってイギリスは、彼女の大学での学問的道筋のために最良の選択でした。

 

「私は多くの国を旅したことがあり、大学では海外で学びたいと考えていました。イギリスの大学を選ぶのは難しい決断ではありませんでした。」と、ブリストル大学で犯罪学の学士号を目指すマクウチさんは言います。

 

ブリティッシュ・カウンシルによると、英国は米国に次いで2番目に、高等教育機関において留学生を受け入れている国です。ブリティッシュ・カウンシルのシニア教育アドバイザー、マイケル・ピーク氏によると、2019-2020年度、英国の高等教育機関は英国外から57万4890人の学生を受け入れました。

 

「160以上の大学があり、50,000以上の学部コースがある英国では、都心の大学からスコットランドのハイランド地方にある大学まで、様々なコースが提供されています。」とピーク氏は述べます。「英国の大学は、地域社会、ビジネス、産業界と強いつながりもあるのです。」

 

海外での選択肢を検討している留学希望者のために、英国で学士号を取得する際に知っておくべき5つのことをご紹介しましょう:

 

学生はUCASを通じて学校に出願する

英国ではUCAS(Universities and Colleges Admissions Service)と呼ばれる出願システムを採用しています。しかし、一部の学校は、米国と英国の学校を一緒に出願できるCommon Appから出願することができます。

 

参考:UCASとCommon Appの比較: 留学生が知っておくべきこと

 

「UCASは安い」と、ブリストル大学の北中南米担当国際市場開発マネージャー、ゲーリー・コールター氏は言います。「5つのプログラムを選択するのにかかる額は36ドル(為替レートによる変動あり)です。英国では、大学全体ではなく、プログラムに直接申し込むのです。」

 

彼によると、UCASには4つの主な記入項目があり、すべて自己申告制であるため、学生は出願手続きにおいて書類をアップロードする必要がありません。

 

専攻は最初に決める

入学の2年後に専攻を決定する米国の大学とは異なり、英国の学校では、学生はすぐに専攻を決めることを求められます。

 

「学生は最初から専攻を決定しなければならず、願書は特定の大学に合わせて作成されるのではなく、その科目に関する知識や関心に焦点を当てます。」とユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの留学生募集責任者であるニール・グリーン氏は言います。「そのため、自分が何を勉強したいのかを分かっていて、出願書類で学問的な意欲を証明できる人にとっては、英国は最適な選択肢となるでしょう。」

 

グリーン氏によれば、英国のカレッジには何千ものコースがあり、例えばUCLでは450以上のプログラムから選ぶことができます。出願前のプロセスの一環として、学生は様々な選択肢を調べ、どのプログラムに出願するかを見極める必要がある、と彼は言います。

 

学士号は通常、より短期間で、より手頃な価格で取得できる

「スコットランドを除く英国の標準的な学士号取得期間はわずか3年であるため、学生は早く卒業してキャリアをスタートさせることができます。」とグリーン氏は言います。

 

アメリカの大学は通常、学士号取得に4年を必要とし、その分費用も高くなります。

 

コールターによれば、英国の大学の授業料は、米国の多くの私立大学や州外の大学よりも安いことが多く、英国の平均授業料は年間3万ドルから3万5千ドルです。また、生活費も場所によっては手頃にすますことができ、平均的な生活費は年間12,000ドルから16,000ドルだと彼は言います。

 

クイーンズ大学ベルファストは、英国で最も古い大学のひとつです。」と、同校の国際化担当副学長であるマーガレット・トッピング氏は言います。「当校の美しいキャンパス、アカデミックな伝統、現代的な気風は、ベルファストの街の活気と賑わいによく調和しています。また重要な点として、同市は英国で最も生活費が安い街です。」

 

学生は勉強しながら働くことができる

英国の留学生は、フルタイムの学生でありながらキャンパス内外で働くことができます。

 

「学生ビザでは、学期中は週20時間まで、休暇中は時間無制限で働くことができます。」とグリーン氏は話します。「英国では、留学生はキャンパス内だけで働くことに制限されないので、より広い範囲で働くことも選択肢に入れることができるのです。」

 

留学生でありながら就労経験ができることは、インド出身のヴァーニア・カプール・アチュタンさんにとって、とても助かっているといいます。彼女はユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで政治学と国際関係論の学士号取得を目指しているところです。

 

「ロンドンで勉強することは、私の専門分野でのインターンシップの機会をたくさん与えてくれました。」彼女は言います。「ロンドンの広大な政治史を探求し、コースで学んだことと実社会の状況との架け橋を見つけることができたのです。」

 

国際的な経験を積む機会を得ることができる

英国は、学生に豊富な国際経験と刺激を提供すると専門家は言います。

 

「英国の大学の学士号は、留学生に、選択した学位科目に集中し、勉強しながら働き、多文化的な経験をする機会を提供します。」と、ロンドンのEducAd Consultingの創設者兼ディレクターのイボナ・アリザデ氏は言います。

 

グリーン氏によると、英国の大学は他国に比べて留学生の割合が非常に高く、特にロンドン中心部のような国際色豊かな地域ではその傾向が強いようです。UCLでは、学生の50%以上が英国外からの留学生だと彼は言います。

 

「このことは、UCLの多様な国籍からなるアカデミック・スタッフと相まって、豊かな学習経験をもたらしています。」と彼は言います。

 

コールター氏によれば、競争の激しいこの時代に将来の雇用主にとって魅力的な、多文化経験を持つマルチリンガルの卒業生を輩出する英国の大学で、学生たちは異文化コミュニケーション能力を身につけることができると言います。

 

現在2年目のマクウチさんは、留学は大学での経験を大きく豊かにしてくれたと言います。彼女は、他の人にも慣れ親しんだ環境から抜け出して英国で勉強することを強く勧めています。

 

「世界各国からの留学生と出会い、イギリスの美しい町を散策しましょう。私は挑戦と冒険がしたかったのです。そしてここでの生活ではそれらを実現できています!」

 

出典:Earning an Undergraduate Degree in the U.K.
https://www.usnews.com/education/best-global-universities/articles/5-facts-about-earning-an-undergraduate-degree-in-the-uk

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