【アメリカ大学】米国大学に留学すべき理由トップ3
はじめに
毎年100万人以上の留学生が、幅広い学術プログラム、最先端の研究機会、文化的に多様なキャンパスを求めて、アメリカのカレッジ・大学に集まります。
国際教育交流に関するオープン・ドアーズ2024年報告書によると、米国のカレッジや大学への留学生の入学数は好調を維持し、2023~2024年の新規留学生は29万8705人で、前年の合計およびコロナ以前の水準と同程度でした。
中国出身のジェニファー・チャオさんは、もともとアメリカの文化や教育に興味があったといいます。しかし、ロードアイランド州のセント・ジョージ・スクールでの短期交換留学の経験が、彼女に 「アメリカの大学に行きたい」と確信させました。
彼女はアメリカの17校に出願し、ニューヨーク大学に入学、経済学の学士号とビジネス学の副専攻取得を目指しています。
ここでは米国の大学で学ぶべき3つの大きな理由をご紹介します。
米国学位の国際的評価
アメリカの大学は世界でもトップクラスの教育機関であり、その評判は国際的に知られています。
ペンシルベニア州にあるカーネギー・メロン大学の国際教育オフィスのエグゼクティブ・ディレクター、リンダ・ジェンティル氏は、「米国の高等教育は、個人的成長と職業的成長どちらの観点から見ても、今でもゴールド・スタンダードです」と話します。
ニューヨーク、ストーニー・ブルック大学(SUNY)の入学管理担当、上級副局長であるリチャード・ビーティ氏は、「米国は、柔軟性と研究機会において世界基準を確立しており、世界における高等教育のリーダーです。」と語りました。
ビーティ氏は、アメリカはノーベル賞受賞者の数が最も多く、その中には複数のストーニー・ブルック大学の教員も含まれている、と強調します。
ギリシャ北部の農村出身で農家の長女であるエレニ・キトゥーディさんにとって、アメリカの学校の評判は大きな魅力でした。
「高校が主催する大学進学準備サマー・プログラムで2度の夏をアメリカで過ごした後、ここで勉強したいと思いました。」と、ペンシルベニア州のフランクリン&マーシャル・カレッジで経済学と行政学の学位を取得して卒業したキトゥーディさんは言います。
多くの留学生が米国の学校に惹かれるのは、そこで提供される教育とその高い学力水準が、世界中どこであっても就職に有利に働くからです。
ニューヨーク、ニュースクールの大学広報担当副局長であるエイミー・マルシン氏は、「米国の学位と職務経験は、留学生を就活生の中で際立たせるのに役立ち、彼らは『適応力があり、バイリンガルで、経験豊富、チャレンジ精神旺盛である』ということを雇用主に示すことができます。」と言います。これは、母国での求人に応募する際や、米国でのコネを利用して就労ビザのスポンサーを得る際に、非常に重要になります。
柔軟な教育制度と研究機会
米国の大学を選ぶべきもう一つの大きな理由は、コースやプログラムの種類が豊富で、学校が柔軟に対応してくれることです。
例えば、出願時に専攻を決め、入学後もその分野に留まることを義務付けている英国の大学とは異なり、アメリカの学校では後から専攻を決定したり、変更したりすることができます。
「専攻を決定したり、興味や強みを見極めた後で専攻を変更したりすることに関して、より柔軟性があります。」とビーティ氏は話しました。全米教育統計センターによると、約80%の学生が専攻を変更しています。
専門家によると、留学生の学部生や大学院生は、米国の学校で多くの研究機会を得ることもできるといいます。
例えばカリフォルニア大学バークレー校では、最先端の研究に従事する教授陣と学生が交流する機会を提供している、とバークレー校インターナショナル・オフィスのディレクター、アイバー・エマニュエル氏は話します。学生は、複数の学問分野にまたがる最新の研究と教育を提供する実践的な学習環境に置かれ、「メンターと密接に働きながら、知識とスキルを深めていきます。」と彼は言います。
ストーニー・ブルックでコンピューター・サイエンスの修士課程に在籍していたインド人のスミート・ディネシュ・チェダさんは、同大学の学内研究所であるExascallabとの提携によって、ブルックヘブン国立研究所とともに研究プロジェクトに取り組みました。
「大学を通じて、優秀な研究者と共同研究する素晴らしい機会を得ました。」現在は同大学のコンピューター・サイエンス博士課程に所属するチェダは言います。「大学の研究室がなかったら、同じような機会を得るのはもっと難しかったと思います。」
チェダさんは先端計算科学研究所のExascallab研究グループの一員で、カリフォルニアのローレンス・リバモア国立研究所と共同研究を行っています。
留学生の募集に積極的な米国大学
米国の多くの大学が、より留学生を集めるためにグローバル・エンゲージメントの取り組みを強化しています。
ペンシルバニア州にあるフランクリン&マーシャル・カレッジは、「多様な国、文化、背景を持つ留学生を発掘、入学させており、その結果同カレッジへの留学生の出願数は4年連続で過去最高を記録しています。」と、同校の留学生募集・入学担当ディレクターのハンナ・キム氏は言います。
キム氏は、中国、インド、ベトナムなど、同校がこれまで募集してきた国の多くで、対面式やバーチャルな機会を利用した募集活動を行ってきたといいます。
「しかし、パンデミック後の多様化努力により、モンゴル、トルコ、ギリシャ、西アフリカ、特にガーナとナイジェリアなど、多くの新しい地域からの志願者の関心も高まっています。」とキム氏は話しました。
学内には50以上の国の出身者がいる、とキム氏は付け加えます。
ビーティ氏によると、ストーニー・ブルックでは昨年、中国からの留学生が最も増加し、南アジアと東アジアからの留学生も着実に増えているそうです。
「私たちの新しい留学生は昨年倍増しました。」とビーティ氏は話しています。
出典:3 Biggest Reasons to Choose College in the U.S.
https://www.usnews.com/education/best-global-universities/articles/biggest-reasons-to-choose-college-in-the-us
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