TOEFL iBTで高得点を取る方法
英語圏の留学に必須な試験“TOEFL iBT”
多くのコミュニティカレッジでは61点以上、4年制大学では81点以上と意外にも高得点が求められます。
今回は、 “Reading”、”Listening”、”Speaking ”、”Writing”の4技能それぞれのセクションごとに、高得点を狙うコツをご紹介します。
<Reading>
Readingでは、地理や化学、生物学などアカデミックな内容のパッセージを解きます。1パッセージ700語前後とかなり多いですが、1パッセージにつき14問ほどある問題を20分で解かねばなりません。
そのため、1問にかけられる時間は1分~1分半が目安となります。
そんな短時間で問題を解くための原則として“本文より問題文を先に読む”ことが挙げられます。
理由は、問題文を先に読むことで本文の中でどの部分が問題を解くのに必要な情報はどこにあるのかすぐ判別することができるので、1つの問いに多くの時間を割かずに済みます。
<Listening>
Listeningでは、学生同士の会話、教授との会話などの対話形式とアカデミックな内容の講義形式の2種類の問題があります。
日本人の多くが受験経験のあるTOEICよりもはるかに難しい語彙が多く含まれるうえに、1問が5分以上となる場合もあり、さらにはスピードも速く難しく思われがちですが、TOEFL iBTでは問題になりやすいパターンが存在します。
問題となりやすいパターンは以下の2つです。
- 理由…なぜ教授にアポイントを取ったか、なぜその理論は否定されたのかなど、理由の部分は回答になることは非常に多いです。
- 手順…どの手順で申請ができるのか。どの順番でその実験はなされたのか。など手順を問う問題は多くみられます。
TOEFLiBTでは、とにかく理解度が重視されます。
だからと言ってやみくもにすべてを理解しようとすると大事な部分を聞き逃してしまうこともあります。なので、よく問題にされやすい上記の2点を中心に聞いてみるといいでしょう。
*TOEFL iBTでは、ReadingもしくはListeningに採点されない“ダミー問題”というものが入ります。
<Speaking>
TOEFLiBTのSpeakingには“Speakingのみの独立型”と“ReadingやListeningとの統合型”の2種類がありますが、共通して大事なことは“黙らないこと”。理由は、Speakingのスコアリング方法にあります。Speakingのスコアリングは、6つある問題をそれぞれ1~4点で採点し、総合得点の平均点数によりスコアを決めます。しかし、このスコアリングには少し癖があり、平均点数が2を切った瞬間に15点以上が絶望的になるほどに偏った点数となっています。しかし、逆を返せば2点を切らない限りは15点以上は保証されているセクションとなります。
では、平均2点を切ってしまう要因となる1点を取らないにはどうするべきか。それは先ほども書いた“黙らないこと”。
Speakingでは長い空白の時間があると多くの確率で1点を付けられてしまいます。そうならないために問題文の復唱でもいいので、できる限り何も話さない時間を作らないようにしましょう。
<Writing>
TOEFL iBTのWritingもSpeakingと同じように“Writingのみの独立型”と“ReadingやListeningとの統合型”の2種類がありますが、どちらにとっても大切なことは“テンプレ―トを暗記すること”の1点です。
本番では、20分~30分という非常に少ない時間でブレインストーミングを行って200語以上の文章を組み立てる必要があります。
しかし、幸いなことにTOEFLiBTのWritingは独立型では“賛成か反対か”、統合型では“講義と論文の意見の違いをまとめる”というパターンでしか出題されません。そのため、回答方法のテンプレートさえ覚えてしまえばあとは自分の意見や情報をまとめるだけで簡単に回答が完成します。
参考書などを参考に、writingのテンプレートをしっかりと頭に叩き込み本番に挑みましょう。
いかがでしたか?
海外留学に必須だけれども、1回の受験に2万円以上もかかるTOEFLiBT試験。
お金を無駄にしないためにもしっかりと対策をしてから試験に臨むようにしましょう。