【ボーディング留学】アメリカの高校はどんなところ?(後編)

はじめに

アメリカのボーディングスクールは、どのような特徴があるのでしょうか?ボーディングスクールに通うメリットから学費まで、アメリカのボーディングスクールについてご紹介します!

アメリカのボーディングスクールの勉強と生活

アメリカの私立のボーディングスクールは、あらゆる面で「もっと」がほしい生徒にうってつけです。
「もっと」先生に気にかけてほしい、「もっと」やりがいのある機会に出会いたい、「もっと」しっかりと大学に向けた準備がしたい、「もっと」優れたスポーツや芸術の設備があれば、「もっと」将来のためになる機会に恵まれたい。

ボーディングスクールは、入学が難しく、教室は小さく、優秀な先生からそれぞれの生徒に行き届いた教育が提供されるため、入学選抜から入学後の勉強まで必然的に大変競争的になります。
ある調査によれば、アメリカのボーディングスクールに通った子どもは、以下の点で高い割合を占めたといいます。

  • 先生に対する満足度
  • 大学以上への進学
  • キャリアにおける高い地位
  • 高校生活における全体的な満足度

ボーディングスクールの選び方

私立のボーディングスクールは、アメリカのほかに、イギリス、カナダ、スイスなど様々な場所に存在します。留学生は、通常、各学校の進学実績と、アメリカや各国のトップ大学への進学に向けた準備ができるプログラムが用意された学校を選びます。
しかし、中には、母国にはない学校のプログラムを気に入って進学する人もいます。

ボーディングスクールに通うメリットは?

アメリカのボーディングスクールには、素晴らしい先生たちがいて、STEM (科学技術、工学、数学)やロボット、言語、ビジネス・起業など、専門的なプログラムが用意されています。あるいは、トップ大学と連携して、世界レベルでバレエ、映像制作、音楽などの芸術を学べるコースもあれば、ゴルフ場、乗馬施設などを設備が豊富な学校もあります。

ボーディングスクールは、留学生が学問や芸術スポーツの能力や、リーダーシップを高めるうえで絶好の環境を提供しており、それはまさに、アメリカのトップ大学が求めていることそのものなのです。

また、その他の利点として、友達との距離感が近く、先生やスタッフのサポートをいつでも受けられること、学校のすぐそばに住めること、プロのシェフによって栄養面に配慮された料理を毎日食べられることなどがあげられます。

誰が出願できるのか?

殆どの学校が、8年生から12年生の生徒を受け入れていますが、それより若い生徒が入学できる場合もあります。
各校が独自の入学選抜基準を設けていますが、一般的に生徒の学業成績英語のレベルモチベーションを見ます。選抜過程では、対面かスカイプで面談が実施されます。入学希望者は、出願前にTOEFLかIELTSのテストを受けて英語力の証明となる成績を用意しておくとよいです。

競争率が高く、毎年わずかな生徒しかとらない学校もあります。留学生に対しては、excellent English (ESL)プログラムが用意されており、英語力が満足とはいかなくても合格する可能性があります。

学費

学費や寮の宿泊費、食費などは各学校ごとに異なります一年間では概ね、$30,000 USD から $75,000 USDの間で推移しています。このほかに、保険料、第二言語としての英語の授業、学生活動、デポジット、制服、教科書などの料金が追加でかかります。

一般的に、とても競争率が高く有名な場所にあって非宗教的なボーディングスクールは、費用が高くなる傾向にあります。反対に、あまり有名ではない場所に位置し、宗教とのかかわりがあると、安くなります。

経済的な負担を少しでも軽減するために、奨学金を活用しましょう。資金援助と必要とする優秀な学生に、$60,000 USD から $35,000 USDほど援助するものもあります。

前編はこちらhttps://jnll.co.jp/jnll_blog/2021/06/19/boarding-school/

Educatius Group. “Highlights of High School Programs”
https://www.educatius.org/COUNTRIES/USA