【アメリカ進学】私立学校のオープンハウスに参加する前に知っておくべきこと

〇初めに

私立学校のオープンハウスは、忙しい日々の中にいると少し煩わしいものに思えるかもしれませんが、実は私立学校選びのプロセスの中で、最も重要なステップの一つです。
この記事では、私立学校のオープンハウスに参加するか迷っている方や、もっと準備をしたい方のために、服装から入試担当者に良い印象を与える方法まで、知っておくべきことをすべてご紹介します。

〇私立学校のオープンハウスとは？

オープンハウスとは、実際に家族が学校のキャンパスを訪れ、教育のアプローチ方法、施設、教員、提供するプログラムについて学ぶための機会であり、特にプレッシャーなどの負担感を感じることなく、気軽に参加することができます。

〇なぜ参加する必要があるのか？

私立学校のオープンハウスでは、キャンパス内を見学し、実際に教職員と会い、その学校の教育アプローチについて学ぶ機会があります。これにより、学校が学生に合っているかどうかを見極めることができます。オープンハウスは、その学校について、ただパンフレットなどを眺めるだけでなく、実際に体験する機会を与えてくれるのです。
また、オープンハウスは、早期に入試担当者と信頼関係を築き始める機会でもあります。良い印象を与えるために、オープンハウス中は積極的に参加して、話を聞き、質問をし、メモを取るなどして、あなたの関心を示しましょう。

〇どのような服装で参加すればよいのか？

オープンハウスの際の保護者のドレスコードについて、悩む必要はありません。通常、ビジネスカジュアルが無難です。不安な場合は、学校のホームページで教職員の写真を見て、似たような服装を選ぶとよいでしょう。

〇子どもを連れて行った方がよいのか？

一般的に学校側は、幼い子どもをオープンハウスに連れて行くことはおすすめしていません。なぜなら、幼い子どもは、両親が学校に質問などをする際の妨げになることがあるからです。もし両親が、入学前に子どもが学校を見学することが重要だと考えている場合には、その学校に対するご自身の考えがしっかりと固まった段階で、オープンハウスでなくとも、個人的に学校を訪問することができます。
一方で、子どもがもし中高生であれば、オープンハウスに一緒に参加することは有益です。特に、どの学校に通うかについて、両親が子どもの意見を尊重しようと考えているのであれば、一緒にオープンハウスに連れて行った方が良いでしょう。

〇何を準備すればよいのか？

オープンハウスは、特に何も準備しなくても参加はできます。しかし、オープンハウスを最大限に活用するために、質問したいこと、より知りたいプログラム、見学したい施設、会いたい教職員などを事前に調べておくとよいでしょう。オープンハウス中にこれらすべてを実現できるとは限りませんが、学校を訪問する中で何を得たいのかを事前に知っておくと、オープンハウス中に役に立ちます。また、小さなメモ帳とペンを持参するか、携帯のメモ用アプリを使用することも重要です。

〇オープンハウスでは何が行われるのか？

オープンハウスの内容は学校によって異なりますが、多くの場合、以下のようなものがあります。
・簡単なキャンパスツアー
・質疑応答セッション
・スポーツや放課後のプログラムについて知ることができるアクティビティやクラブ紹介

また、あなたが検討している私立学校がボーディングスクールであれば、キャンパスで昼食をとって、食堂を見学することもでき、子どものために宿泊の予定を組んで、キャンパスでの生活をより深く体験させることもできるかもしれません。

さらに、オープンハウスと同じ日に面接ができる場合もありますが、多くの場合、面接は別日に行われます。オープンハウスでは授業見学ができない場合もありますので、学校の教育理念やカリキュラムを実際に見てみたいという方は、別の日にプライベートツアーを予約してください。

〇最後に

オープンハウスは、多くの家族が学校についてよりよく知るための時間であるため、個人的な体験とはいえません。しかし、オープンハウスの後、いつでも入学担当者に連絡を取り、より詳しいキャンパスツアーや子どもの面接の機会を設けられることを覚えておいてください。
私立学校を選択することは、どの家庭にとっても大きな一歩となります。オープンハウスに参加する機会を逃さないようにしてましょう。

出典：admission.org “Private School Open House: What To Know Before You Go”

https://www.admission.org/advice/private-school-open-house-what-to-know-before-you-go