教育において長い歴史を持ち、高い教育水準を誇るイギリスの大学。
今回はイギリスにある多くの大学の中から、2019年の世界大学ランキング(The Times Higher Education)や新聞社the Guardianによる2019年イギリス国内大学ランキングの上位にランクインした5つの大学を紹介していきます。
ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)
世界大学ランキングで、イギリスにある大学の中で3番目にランクインするこの大学は、ロンドン大学(University of London)を構成するカレッジの一つで、1826年に創立され、1878年にはイギリス国内で初めて女性と男性を同等に受け入れた大学となりました。
ロンドンの中心部ブルームズベリーに位置しており、周囲には大英博物館をはじめとする博物館や図書館があるため、勉強に適した環境だといえるでしょう。2017年の調査では、学生数に対する教授の比率が国内で最も高い10:1であるという結果もでているため(Guardian University Guide)、教授とかかわる機会も多いのではないでしょうか。
卒業生の中には、電話を発明したアレグザンダー・グラハム・ベルや、映画監督のクリストファー・ノーラン、活動家マハトマ・ガンディ、日本の元首相小泉純一郎など幅広い分野の著名人が含まれており、これまでに29人のノーベル賞受賞者を輩出しています。
the Research Excellence Frameworkでは研究力においては国内でトップクラスとされ、ヨーロッパで2番目に引用されることの多い大学です。(Thomson Scientific Citation Index)
また、ロンドンといえば「アート」というイメージの方も多いのではないでしょうか。UCLのアート学科は世界でも屈指のカレッジであるという評価を受けています。たくさんの美術館やアートスポットのあるロンドンで美術を学びたい方は、UCLもぜひ候補に入れてみてください。
入学のポイント
UCLではインターナショナル・ファウンデーション・コース(IFP)を開講しており、特に社会科学の基礎を固める内容となっています。必須科目の数学・統計と他3つの選択科目を履修し、毎年4月頃テストを受けて最短1年間、最長3年間で卒業できます。
これを修了すると、イギリスで使用されるAレベルなどと同等の資格を取得できるため、UCLをはじめイギリス国内の多くの大学への出願資格を得ることができます。
IFPに申し込むためには、申し込み登録をする年の12月時点で17歳以上であり、高校3年次の基礎科目の成績が2から5である卒業証明書を提出できること、またIELTS5.5以上(各項目5以上)もしくはTOEFL iBT75点以上(リーディング・ライティング18点以上、スピーキング・リスニング16点以上)の英語能力証明書を提出することが条件となっています。
また、学生ポータルにアクセスして研究資料を得ることが頻繁にあるため、Adobe Flash Playerと VLCのようなメディア・プレーヤーをPCにダウンロードしていることが求められます。
※最新情報は必ず公式ホームページでご確認ください。↓
https://www.ucl.ac.uk/