合格体験談 (4) トロント大学

こんにちは。JNLL受付です。
今週は、トロント大学へ進学することになった当校OBのT.M.君の合格体験談をご紹介します。
トロント大学はカナダのオンタリオ州にある州立大学です。T.M.君は商学部(Rotman Commerce)に進学することを決めました。

この度私はトロント大学(Rotman Commerce)に進学することになりました。
JNLLでの助け無しではこのような結果は出なかったと思います。

現在私はペンシルベニア州にあるボーディングスクールに通っています。JNLLにはボーディングスクールを受験すると決めた時から大変お世話になっています。エッセイ、面接、TOEFL、SSATといった幅広い部分で、また高校に入学した後も大学コンサルティングやACTの対策など大学受験の面でもご指導いただきました。大学コンサルティングは11年生の冬に一時帰国した際に受け、そこで自分が目指す学校が明確にイメージできるようになりモチベーションが上がりました。

僕は元々アメリカの大学に行きたいという気持ちが強く、そのための近道としてボーディングスクールへの進学を決めました。小学生の時、シンガポールとドイツに合計4年半住んでいたので海外の教育方針の方が自分に合っていると思っていたからです。

中学は都内私立の進学校に通っていたため、日米の授業内容の違いによりボーディングスクールでのAPカリキュラムには少々苦戦しました。それでも周りにはアメリカのトップ大学を目指している友達が多かったので、お互い切磋琢磨し頑張れたのだと思います。

僕が本格的に大学受験の準備を始めたのは11年生の夏でした。11年生の間にSATを何回か受け、春の時点で1500点(R&W700、M800)を持っていましたが、自分としては満足のいくスコアではありませんでした。しかしSAT2も受けなければならなかったので、仕方なくACTに転換することにしました。そこで2週間の春休みの内、最初の一週間を大学訪問に使い(主に東海岸の学校)、残りの1週間は一時帰国してJNLLでみっちりACTの対策を行いました。結果的にACTは34(superscoreでは35)という結果になりました。

12年生の夏は、主にエッセイを書いたり課外活動に取り組んだりしました。この時点でSAT2 Math2は満点を持っていたのですが、chemistryはかなり手こずっていたのでその勉強も自分でしていました。この時点でカナダの大学に出願するつもりはありませんでした。

最終的にEDでBrown大学に、EAでNortheastern大学に、RDでアメリカの大学数校に、そして滑り止めとして慶應PEARLに出願しました。慶應に出願した辺りでBrownから不合格の通知が来ました。滑り止めは日本の大学と決めていたのでこのままでは日本の大学になってしまうと思い、締め切りが比較的遅めだったトロント大学への出願をこの時点で決めました。

慶應は合格しましたが、アメリカの大学はNortheasternに合格NYUとTuftsにはwaitlistという結果でした。Northeasternからは奨学金がでる上にglobal programへの合格も持っていた為waitlistの結果を待ちながらそこにdepositする予定でした。しかし四月の半ばにトロント大学から合格通知をもらい、色々と話し合った結果そこに進学することに決めました。

トロント大学の願書はアメリカ大学用のものと違って課外活動を書くところやエッセイはありませんでした。しかし僕はRotman Commerceというビジネス系のプログラムに出願した為、少し特殊なsupplementがありました。それは決められた時間内にエッセイを書いたりビデオレコーディングで質問に答えるというものです。僕はそのエッセイや動画で質問に答えながら、できるだけ自分の課外活動にも結びつけるようにしました。合格の決め手はそこにあると思います。

一時はどうなることかと思いましたが今はトロント大学への進学がすごく楽しみです。