SATはどのくらい重要なのでしょうか。大学進学を控える学生の多くが考えることでしょう。
SAT(もしくはACT)には選別の役割があります。多くの学校は一定基準に満たない志願者をAcademic Index (成績指数; AI)で自動的に選別しています。ほとんどの大学は、その基準を公表していません。
学生のAIは学生の共通テストのスコアやGPA,クラス順位で算出されます。AIだけでトップの学校に入れるわけではないですが、そのスコアが高い多くの優秀な学生との競争ですから、低いと入学は厳しくなるでしょう。
どうしてSATスコアが大切なのか
前述の通り、トップの学校はSATスコアを志願者の選別方法として使います。大きな州立大学は、応募総数も多いため、個々の学生の総体的な判断はせず、スコアを重視します。SATの結果は奨学金の獲得にも大いに影響するのです。
なぜ大学側はSATスコアを確認したいのか
大学は難しいカリキュラムの中で上手くやっていける学生を求めています。しかし、GPAやクラスの順位は、しばしば学校によってとらえ方が異なります。例えば、ある学校でAだとしても別の学校ではB+となることもあるのです。
大学がそれぞれの高校から、評価の分布やクラスメイトと比べたときのあなたの成績を知るため学校の情報を受け取りますが、他方で多くの出願者と比較するのに成績の基準は重要になってくるでしょう。共通テストは全員が同じものを受けるため、入学審査委員会にとっては成績を判断する何か別の手立てが必要なのです。SATのmathテストで750点を取ったということは、バックグラウンドや通っていた高校に関係なく全員同じように判断されます。
そうは言っても、高いSATスコアは低いGPAの埋め合わせになることはないでしょう。もしSATのスコアが良かったとしても、クラスメイトに比べて学校の成績が思わしくない場合は、大学側としてはなぜ学校では頑張れないのだろうと考えるかもしれません。
しかしながら、家族の事情や病気など特別視される状況があるとしたら、低い点数にも関わらずSATのスコアが良ければ、良い成績を取る才能があると示すことになります。
出願時の成績に影響があるような、自分でどうにもできないような状況になった場合は説明できるようにしておいてください。
テストがオプションの大学
出願において、共通テストのスコアを求めない大学もあります。しかしながら、スコアを提出する必要がないからと言って、テストが考慮されないという訳ではありません。
ある点で同じくらいのレベルの2人の志願者の中で、1人は良いテストスコアを提出した場合、スコアを全く提出しなかったもう1人より優位になるでしょう。テストスコアを要求しない学校の詳細については、テストオプションの傾向についての事実をご確認ください。
何を準備するべきか
SATでどうやったらかならず高得点を取ることができるのでしょうか。
まず練習から始めましょう。最初の受験の数週間~数か月前から模試をたくさん受けましょう。目標点数を決め、自分が弱い部分を磨きましょう。
自分に何が足りないかを知るためにPSATを受験するのも良いでしょう。2年生から3年生の初めのころにPSAT※1を受験したら、自分が何を集中的に勉強したら良いか分かるでしょう。
※1 10-11 年生で予備 SAT/全国功績奨学金取得試験(PSAT/NMSQT 試験)の試験を受けることができる。この試験でとった 成績は、大学入学に反映されないが、SAT でどれだけできるかという把握ができ、大学入学願書の大事な一部となり、希望する 短大、大学に入学できるかどうかの判断をする手助けとなる。
記事:college vine. Laura Berlinsky-Schine. January 6, 2018. “How Your SAT Score Impacts Your College Admissions”
<https://blog.collegevine.com/how-your-sat-score-impacts-your-college-admissions/>