ピア・エディティング準備の3つの心構え

はじめに

ピア・エディティングとは、生徒同士などがお互いの書いたものを読み合い、評価することです。自分の作品を改善するためのアイデアを得ることができるのでお勧めです。

すべての授業でピアエディットが求められるわけではありません。しかし、文学、歴史、法律学の分野を専攻したい学生は、ピア・エディティングを頻繁に行うことになるので、その準備をしておくことは将来とても役立つでしょう。

ピア・エディティングから多くのことを学べる

自分のメッセージやテーマが明確かどうか、主張がわかりやすいかどうか、主張を裏付ける資料が充実しているかどうかを客観的に見つめることができます。また、他の人の論文を読むことで、講師が採点するときの感覚を知ることができます。

ピア・エディティング準備の3つの心構え

概説

ボキャブラリーや文章の言い回しなどを細かくチェックする必要はなく、その論文の良し悪しを決める重要な部分焦点を当ててピア・エディティングを行います。以下の三つの心構えに目を通してから、自分で実践してみましょう。

1. テーマを崩さない

テーマは一般的に論文の最初の段落にあり、論文の残りの部分の物差しになります。論文全体、特に結論には様々な形でテーマについての記述が盛り込まれて書かれます。ピア・エディティングをする際は、論文で伝えたいテーマが理解できるかどうかを確認してください。

例)
・テーマと要点は、その論文をサポートしているかどうか。
・主張に矛盾する情報は含まれていないかどうか。
・論文の書き手は、テーマを明確にするために可能な限りの情報を用いて、論文を書いているかどうか。

2.明確さと深掘り

執筆者のアイデアが容易に伝わりよく考えられているかどうかを示すためには、論文を深掘りして明瞭にすることが非常に重要です。ペア・エディティングをする際、以下のことを意識してみてください。

例)
・その論文が何についてのものか知っているか?
・しっかりとした考えがはっきりと述べられているか?
・論文の対象となる読者が誰であるか分かるか?
・序論は論文として明確であるか?
・結論は論文を簡潔にまとめているか?

3. 内容と書き方の質

論文の書き方で、論文とその書き手の印象が大きく変わります。論文を相互に編集することで、その学生が自身をどのように表現しているかについて貴重な洞察を得ることができます。

まず、受動態や、分かりずらい言葉を使っていないかどうかを確かめます。また、データに頼りすぎていないか、難しい概念の説明がしっかりとなされているかをチェックします。これらは、その論文の論者の意見が不明確であることを示してしまいます。なので、ペア・エディティングする際は、これらのことを意識して取り組むようにしましょう。

記事:College Choice. “3 Things to Look for in a Peer Edit”
https://www.collegechoice.net/thriving-in-college/3-things-to-look-for-in-a-peer-edit/

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