はじめに

例えば、6月にSATを受験し、数学のセクションで58問中50問正解し、550点だったとします。もっと高いスコアが欲しかったので、10月に再度SATを受験しました。数学58問中51問を正解し、530点でした。正解した問題の数は増えましたが、スコアは下がりました。

これは間違いなのでしょうか？テストを再採点してもらうべきでしょうか？恐らくしないでしょう。より多くの問題を正解したことが判明しない限り、あなたのスコアは正確です。

では、何が起こったのでしょうか？

難易度の違い

College Boardは、毎回、同難易度のテストを作るように努力していますが、SATを受験する回によっては、他の回より少し難しいことがあります。
上の例では、第1回目のSATの数学セクションは、第2回目の数学セクションよりも少し難しかったので、第1回目の問題よりも1問当たりの点数配分は少し高くなりました。

このように、どのSATを受験したとしても、すべての生徒にとって公平なスコアが出されるようになっているのです。したがって上の例のように、難しい方のテストで50問正解すると550点、簡単な方のテストで51問正解すると530点となったのです。

採点方法

あるSATのセクションスコアが、難易度に関係なく他のSATの同じセクションスコアと同等であることを確認するために、私たちは「均等化」と呼ばれる方法を用いています。「均等化」とは、標準化されたテストに用いられる、世界的に認められた統計的プロセスです。これにより、すべての受験者にとって公平で有効なスコアを得ることができます。

「均等化」と「相対評価」を混同している人がいますが、同じものではありません。テストが相対評価で採点される場合、他の受験者の成績によって、あなたのスコアが変わる可能性があります。SATのスコアは、自分の成績だけで決まります。したがって、他の生徒の成績に影響されることはありません。

.

「中学生・高校生対象：米国大学進学対策　個別相談（一部国内大学国際系大学も含む）」
　進学までの準備、レベル、必要な要素、試験、面接対策などについて1時間でご説明します。
【実施方法】ご来校（対面）・オンラインどちらでも可。
【対象】当校で受講検討の中学生・高校生またはその保護者様。
【費用】無料。

こちらよりお申込み可能です。

記事：College Board Blog. “Why Is My SAT Score Lower Than I Expected”
＜https://blog.collegeboard.org/why-is-my-sat-score-lower-than-i-expected＞