○初めに
前回の記事で「良いSATのスコア」の定義、「あなたにとっての良いSATスコアとは?」のヒントが見つかったところで、今回はあなたがSATの目標スコアに近づけるよう6つのステップを紹介していきます。
自分自身にとって素晴らしいSATのスコアを獲得するために時間をかけた学生は、大学入試において成功する可能性が高くなります。
○今日からスタートできる、良いSATスコア獲得のための6つのステップ
さて、早速ですがSATで良い点数を取るにはどうしたらいいのでしょうか?
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SATの診断型模擬試験を受ける。
そもそもスタート地点がわからないと、目的地を把握するのは難しいですよね?
SATの診断模擬試験を受けて、自分のスキルが現在どの範囲にあるのか正確に把握しましょう。実際、PrepMavenのSATテスト対策プログラムに申し込んだ学生が最初に行うのは、この作業です。
SATスコアの基準点を決めることは、合理的な目標を立てるために必要不可欠です。そして、合理的な目標は、SATの目標スコアに到達するために非常に重要です。
SAT公式模擬試験(10回分)はこちらで入手できます。
また、初めてのSAT模擬試験の自己採点をするためのガイドをご覧いただくことをお勧めします。正確な結果を得るためには、テスト当日の状況をできるだけ再現することが重要です。
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SATがあなたにとって本当に必要なテストなのかを確認する
SATの結果によっては、あなたに適したテストではないかもしれません。大学入試に使われるもうひとつの標準テストであるACTの方が向いている学生もいます。
大学はどちらのテストでも等しく受け入れていますが、あなたが最も高いスコアを獲得することができるテストに向けて準備をすることが重要です。
SATとACTはいくつか似ているところがありますが、全く違うところもあります。どちらのテストがあなたに合っているか確かめるためには、こちらの質問に回答してみてください。
もし、あなたがただACTに興味があるなら、ACTの一般的フォーマットの記事をご覧ください。この記事は、ACTで期待されることについての良い概要を与えてくれるでしょう。
また、そのテストが自身に合っているのか迷っている場合は、こちらのフォームにアクセスして確認して下さい。
※SATとACTの違いについて翻訳した記事はこちら→SATとACTの10の違い
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一般的な大学のリストを作成する
あなたは、出願したい大学をまだ決めていないかもしれません。それでも大丈夫です!
多くの高校生は、3年生の夏か秋にまとまった大学のリストを作成します。
しかしながら、あなたに必要な良いSATのスコアを知るためには、一般的な大学のリストが不可欠になります。このリストがあることで、次のステップで説明する、競争率の高い大学への入学に必要なSATスコアの目安を確認するのに役立ちます。
もし大学を決められないのであれば、以下の分類で考えてみて下さい:
- IVYリーグの大学(ハーバード、プリンストン、イエールなど)
- 極めて合格率が低い大学
- 合格率が低い大学
- 合格率がやや低いの大学
- 合格率が中程度の大学
- 合格率がやや高い大学 など
以下のように3つの分類を選び、それぞれの階層に最低2校ずつ(合計6校)選ぶことをお勧めします。
- 併願校(たぶん受かるとわかっている学校)
- 競争率がやや高い大学(確率は中程度)
- 挑戦校(自分の成績やテストスコアなどが、大学が公表している過去の合格者の数値に達していない学校)
もちろん、学生はSATテストの準備を進めながら、この大学リストを作りたいと思うでしょう。しかし、今のところ、少なくとも6校の一般的なリストがあれば、次のステップに進むのに十分です。
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大学のスコア範囲を調べる
一般的な大学リスト(少なくとも6校)を作成したら、これらの大学の入学志願者の平均SATスコアを確認しましょう。いくつかの情報源があります。
- 大学のウェブサイト
- その大学の最新の共通データセット(可能であれば)
- 国立教育統計センター IPEDS
- PrepMavenの米国499大学のSATスコア範囲
入学者のスコア範囲と25%/75%(該当する場合)を念頭に置いて調査することを忘れないようにしましょう。
例えば、フォーダム大学に合格した志願者のSATスコアの範囲を調べるとします。フォーダム大学は、そのウェブサイトでテストスコアの範囲を指定しています(すべての大学がこれを行うわけではありません)。
また、2018年~2019年にかけてのフォーダム大学の共通データセットからも裏付けをとることができます。
具体的であることスコア範囲の調査はあなたの一般的なリストにある6校全てで行ってください。
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あなたのSATスコアの目標を明確にする
目標スコアのないSATテスト対策は、舵のない船と同じです。SATの目標スコアは、以下の2つのことのために重要です。
- 目標設定
- テスト準備のタイムラインを把握する
SATの目標スコアを設定する前に、以下を行うことをお勧めします。
- SATの診断模擬試験を受ける
- 一般的な大学リストを作成する
SATの具体的な目標スコアは、平均的なスコアと良いスコア(自身が努力することでやっと獲得できるレベルのスコア)で分けることができます。
それは、人生の目標が具体的であればあるほど、その目標に到達できる可能性が高くなるからです。
- 時間軸を重視し
- 現実的であること
実際、受験準備の段階でSATの目標スコアを決めていない学生は、合格率が低くなります。
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十分な時間を取る
SATは、従来の高校での試験とは大きく異なります。第二言語のように、理解し、最終的に習得するためには、献身的に、没頭し、時間をかける必要があります。
したがって、試験準備に時間をかけることが重要です。SATは、学生が詰め込めるようなテストではありませんし、大学受験の過程で脇役になるべきテストでもありません。準備のための時間的余裕をもち、最後までやり通しましょう!
出典:Prep Maven, “What is a Good SAT Score for 2022? (And 6 Steps to Get One)”
https://prepmaven.com/blog/test-prep/what-is-a-good-sat-score-2019/
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