カナダのボーディングスクール

カナダのボーディングスクール

なるべく早く、留学して英語や国際感覚を身に着けたい。けれどどのような留学が良いのか分からない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、カナダにあるボーディングスクールについてご紹介します。

カナダのボーディングスクール


カナダのボーディングスクールへの留学は、北米に限らず世界の名門大学への進学準備も含む高校留学となります。レベルが高く、名門と呼ばれる学校では国際バカロレアのプログラムが用意されていることが多いため、その場合カナダ以外の国への進学も可能となります。

しかしレベルの高い学校を選ぶ際は、学力、英語力ともに高い入学基準を求められることが多いため、早くから対策をしておくことが必要となるでしょう。もし留学までに十分英語力が向上できない可能性がある方は、留学生向けのESL(英語補習授業)がある学校を選ぶことも、英語力を補完する手段の一つです。

学校により留学生のみ全寮制で、現地の学生は周辺地域から学校に通う場合や、出身地問わず全寮制の場合があります。また学校自体が女子校、男子校の場合と共学の場合があるため、学校を選ぶ際に考慮するポイントの一つとなるでしょう。

ヨーロッパやアメリカの学校と同様に、新学期は9月から始まります。これに合わせて入学時期は9月が主流ですが、1月や3月の春休み後など、留学生に対して複数の入学機会を設けている学校もあります。学生寮を申し込む場合は、寮の空き状況や留学生の国籍のバランスが考慮されることもあり、それによって早く締め切られるケースもあるようですので、申し込みの際はよく確認しましょう。

カナダの治安


銃の所持は規制されており、一般市民が所持することは基本的にできません。その点ではアメリカなどと比較すると安全に思われるかもしれませんが、犯罪発生率は日本の約5倍と言われており、油断することはで来ません。

特に多いといわれているのはスリや置き引き、盗難で、レストラン、カフェ、ファストフード店にいるときや、空港に到着してすぐも狙われやすいようです。またクレジットカード詐欺にも気を付けた方がよいでしょう。

学校選びと出願


どのボーディングスクールに留学するか決める際、カナダ国内にはたくさんの学校があり悩んでしまうことも少なくないでしょう。CAISやTABSといったボーディングスクールの同盟団体などは独自の基準が決められていることが多いため、学校選ぶ際に参考にすることができるでしょう。また、立地や学費、留学生の多さ、周辺地域の気候など、選ぶ際の優先順位を決めて、合いそうな学校のリストを作成し、さらに良く調べてみましょう。

入学手続きで必要となる書類は、一般的に以下の通りです。

・日本の学校での成績表

・学校教師や校長などによる推薦状

・SSATなど学力試験の結果(学校により独自の学力試験を受験する必要がある)

難関校は90%以上の成績が求められる。

・出生証明書、写真等

・英語力証明書(TOEFLやTOEFL® Junior、IELTSなどの試験結果)

→般的な基準として、まずはTOEFL® Juniorで750点を目標にするとよい。難関校は870点以上が求められるといわれている。

このほか、学校により必要なものが異なり、また取得に時間のかかる書類がある可能性があるため、出願書類は早い段階でよく確認するようにしましょう。

留学にかかる費用


ボーディングスクールに留学する場合は、語学留学や公立学校への留学と比べ多くの費用がかかります。一般的に都市部の方が郊外の学校よりも費用が多くかかるといわれています。学校やそれぞれの家庭によりかかる合計額は異なりますが、ここではおおよその目安をご紹介します。

・学費、寮費、食費:年間約300万~500万円

・学生ビザ(6か月以上就学):150カナダドル(約12,300円)

・保険料:年間約550カナダドル(約45,100円)

・お小遣い

・航空券代

※1ドル=82円(2019年11月15日時点)

これらを合計すると、最低でも年間約400万円以上が費用として掛かります。このほかにも、休暇中の滞在費や小旅行代なども視野に入れておく必要があるでしょう。

カナダのメリット


カナダでボーディングスクールに通うメリットは、その文化の多様性がまず挙げられます。もとからその土地に住む先住民族と、新たにやってくる人々の両方を尊重することで、カナダは多文化国家を実現しています。こうした背景は、留学生として学校に通うことに加え、将来の進学や就職を見据えていても安心材料となるでしょう。

また、国土が非常に広いため、都会での生活と自然でのアクティビティの両方を、国内で体験できます。学校の休暇期間にアクティビティに参加すれば、学校での勉強のプレッシャーから解放されると同時に、日本では経験できないような自然と触れ合うことができるのではないでしょうか。

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