【SAT試験】数学の問題ってどんなもの?
こんにちは。JNLL受付です。
今週はSATの数学テスト (SAT Math Test) について、公式サイトの情報をまとめてお届けします。
新型コロナで試験の中止が続きますが、SAT対策を怠ることはできません。
最新情報を確認しながら、本番に向けてしっかり準備していきましょう!
数学テストでは、様々な数学の問題が出題されます。特に、公式を順序だてて使用し答えを導く力や、代数学(Algebra) を用いて計算式を構築する力が問われます。
試される力
数学テストは、様々な場面で用いられる数学の力を問いますが、あらゆる数学のトピックを出題するわけではありません。以下の状況で求められる計算や計算式の立て方が問われます。
・大学の数学、科学、社会科学
・仕事
・日常生活
問題を解くのに複数の段階を踏む必要がある問題もあります。それは、現実世界において、計算を1回しただけで十分に答えが求められることがめったにないからです。
問題の特徴
・ほとんどの問題は複数の選択肢から答えを選ぶ形式ですが、grid-in形式と呼ばれる問題では、記述で自分で解いた解答を示すことが求められます。
・数学テストは電卓ありと電卓なしの二つのセクションがあります。
・一つの計算過程について、複数の質問がある場合もあります。
問われやすい数学の分野
数学テストでは、大学や将来において最もよく使う3つの数学の分野に特に焦点を当てます。
・代数学の基本 :一次方程式などに精通していること。
・データの分析と計算:定量的な分析・計算が出来ること。
・上級数学への橋渡し :連立方程式を立て計算することが出来ること
幾何学や三角法などの問題も、大学や将来において使われやすい問題が出題されます。詳しくは数学テストの分野について(英語)をご覧ください。
数学テストはどんな力をはかるのか?
・速さと正確さ
正確に、無駄なく、戦略的に問題を解く力が試されます。
最も適した方法で素早く問題を解かなくてはなりません。短縮や予測、重要な情報に気付く能力が求められます。
・概念の理解
数学の概念や公式の利用の仕方について理解している必要があります。例えば、一次式の特徴、一次関数のグラフなど、どうしてその式になったのかなどを結び付けられるようになる必要があります。
・応用
実社会に応用されるような数学の問題では、状況を分析し、問題を解決するために必要な要素を決定し、問題を数学的に表現し、解決策を実行することを求めています。
電卓の使用について
電卓をいつ、どのように使うかは、高校卒業後には重要な能力です。数学テスト(電卓あり)では、計算時間は節約できるため、複雑な式を立てたり、推論することに時間を割くべきです。
一方、電卓の使用が認められていても使うべきではない問題も存在します。そのような問題では、推論を適切に用いることが出来る受験者は電卓を使わない方が早く解けるようなものになっています。
数学テスト(電卓なし)では、計算の速さと正確さ、数学の概念理解をはかります。また、受験者の熟達度や数字感覚も問われます。
Grid-In 形式
数学テストにおいて、ほとんどの設問は複数の選択肢から選ぶ形式ですが、数学テストのすべての問題のうち22%は記述式になります。受験者が問題を解き、答えの数字を所定のマスに記入して、マークで塗りつぶしていく形式です。
Grid-In形式の解答方法
・マークは1つの列につき1つのみです
・マークされた解答のみが採点されます。解答用紙の円の上にある四角に記載されたものは採点されません。
・どの列から解答しても構いません。マスの中に回答の形跡が残っている限り、解答は評価されます。
・マスに記入できるのは、小数点以下4文字、正の数とゼロです。
・問題に特別な指示がない限り、解答は少数あるいは分数になります。
・ 3/24のような分数は、割り切れるまで計算する必要はありません。
・帯分数は解答用紙に記入する前に仮分数に直す必要があります。
・答えが循環小数の場合は、解答用紙のマスが許す範囲で順番に記入してください。
最後に
いかがだったでしょうか。
SATには、数学テストだけでなく、英語のセクションもあります。そちらも一緒に学んでいきましょう。
翻訳元サイト:collegeboard. Math Test.
(更新)JN Language Lab-H