【アメリカ:学校選び/留学】子供に最適な私立学校を選ぶには

《はじめに》

子供に最適な私立学校を見つけ、出願するのは大きな決断です。子供の可能性を最大限に引き出し、彼らに挑戦と刺激を与え、国際社会で自信をもってリーダーになる準備を行える学校を望むことでしょう。

それは非常に難しい注文なので、あなたは近くにあるパソコンを開いて学校検索を行うでしょう。スクロールとクリックを繰り返しているうちに、すっかり圧倒されてしまいます。

こんなにもたくさんの魅力的で多様な私立学校の中から、自分の子供に最適な選択肢を見つけることはできるのでしょうか?

アメリカには34,000以上もの私立学校があり、その中から「子供に合う」学校を見つけるのは不可能なことのように感じます。しかし、戦略的に、思慮深く学校探しを行うことで、第一志望校の候補となる学校を簡単に見つけることができるのです。

ここでは、お子様に最適な私立学校を探して出願するために必要な5つのステップをご紹介します。

《必須条件から考える》

子供に最適な学校を見つけることは、実際には、学校そのものよりもお子様とご家族の問題です。子供のニーズを満たす学校を見つけるためには、まずは、お子様の性格、長所、価値観、弱点などを真に理解する必要があります。

また、自分の「絶対に欠かせない点」にも正直にならなくてはなりません。これは、学校選びの決め手となる、譲れない点です。最適な学校を選ぶ際の必須条件には以下のようなものがあります。

・価値観

:その学校の価値観は、ご家庭の価値観と合っていますか?学校の教育方針や学校の種類〈信仰に基づく学校、軍事学校、(宗教色のない)普通教育学校〉に同意していますか?お分かりの通り、価値観は様々な形で教育経験を形作ります。

・提供しているもの

:学校の個性はお子様に合っていますか?その学校は、お子様の興味・関心強みニーズに沿ったプログラムを提供していますか?

・予算

:ご家庭にとって、その学校の授業料や経費は現実的なものですか?その学校にはしっかりとした学資援助の選択肢がありますか?その費用は長期的に見て、あなたのご家族にとって都合の良いものですか?

・立地

:学校のロケーションはご家族のライフスタイルに合っていますか?例えば、あなたが毎日車で30分以上かけて送迎できないと考える場合、その半径範囲を超えないような学校を探しましょう。

・通学制か全寮制か

どのタイプの学校があなたのニーズに合っていますか?この分野に関して調べてみてください。これまで寄宿制学校に通うことを考えたことがなかった方も、この機会にあらゆる選択肢を検討してみてはいかがでしょうか?

《候補となる私立学校のリストを作成する》

次は、情報を集めて、候補となる学校のリストを作成する番です。この作業では、あらゆる必要条件を比較検討するために、選択肢となる全ての学校を含めてください。リストを作成するにあたり、例えば以下のような資料を利用することができます。

・学校検索ツールやデータベース

:好みに応じて学校を簡単に検索し、並べ替えることができる以下のようなサイトです。
Private School Finder
TABS Connect for boarding schools
The National Center for Education Statistics – Private School Search
Niche.com

・私立学校に通う子どもを持つ他の保護者からの口コミ

:ただし、隣人の子どもが優秀だからといって、自分の子供も同じような経験をするとは限らないので、どのような質問をすればよいかを確認しておく必要があります。

また、学校の先生やチューター、コーチ等、お子様のニーズや好みを知り、理解している現在の学校関係者が、学校探しを正しい方向に導いてくれるかもしれません。

《下調べをする》

子供に合いそうな学校のリストができたら、今度はリサーチを始めましょう。学校のキャンパスに実際に足を踏み入れる前に、その学校について知れることは沢山あります。学校の下調べを行うのに適した情報源は、以下の通りです。

・学校のウェブサイト

:学校のビジョン教育方針学校が提供しているものを理解するには、ホームページや授業料のページを閲覧するだけでは不十分です。学校の歴史やミッションを読んだり教員のページカリキュラムの説明を見たりしましょう。また、最新のニュース記事もチェックしてみましょう。

・学生が公表しているもの

:学生のブログオンラインビデオなどを通し、その学校の生徒のことを学生自身の言葉で知ることができます。

・ソーシャルメディア

:ソーシャルメディアは、学校の個性コミュニティの日常生活を理解するのに最適なプラットフォームです。

《比較検討する》

次に、検討している学校を比較して、長いリストを絞り込み始めます。ここでのゴールは、真に自分に合った学校を見つけるために、上位の候補を選ぶことです。

・スプレッドシートの作成を検討しましょう。

:そうすることで、各学校の細かいけれども重要な情報をすべて整理することができます。

・追加の質問

:各学校を十分に比較検討できるよう、気になることや質問があれば、入学事務局に問い合わせましょう。

《学校訪問(直接、もしくはバーチャルで)》

いよいよ上位候補の学校を訪問する時です。キャンパスが訪問を受け付けている場合は、実際に足を運んで学校を体験することに越したことはありません。しかし、バーチャル・キャンパスツアーオンライン・オープンハウスウェビナースピーカー・シリーズなどのイベントを利用するのも良い方法であり、学校の教育方針についてより多くのことを知ることができます。

学校の入学事務局に連絡を取り、どのような選択肢があるか聞いてみましょう。また、何か特定の分野に興味がある場合、学部長や校長、学生/保護者アンバサダーの連絡先を聞くこともできます。

そして、イベント等に参加する際には、質問を用意していきましょう。正しい判断を下すために必要な最後の見識を得る絶好の機会です。

候補となる学校との「出会い」があれば、あなたのお子様とご家族にとって最も適した1校を見極めることができるはずです。ここまでくれば、いよいよ次は出願です!

記事:admission.org. “Finding the Best Private School for Your Child”
https://www.admission.org/advice/best-private-school-for-your-child

 

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