【SAT/ACT】ライティングの書き方の決まりごととは？

〇初めに

句読点は、標準的なテストで高得点を取るために練習することができる、文の形成において重要な部分です。

ACTの英語テストとSATの記述と言語テストは、句読点、文の構成と形成、用法など、標準的な英語の様々な決まりごとについて受験者を評価します。

多くの高校生にとって、以上のような英語の決まりごとは習得するのが難しく、そのスキルを向上させるために必要な努力は、大変なものに感じられるかもしれません。しかし、幸いなことに、これらの能力を磨くための実用的で楽しい方法がいくつかあります。

〇句読点

テキストメッセージの賢い校正

メールは多くの人が毎日行うものなので、編集技術を磨く機会も多く、ACT EnglishやSAT Writing and Languageセクションで要求されるのはまさにこの点です。テキストを受け取ったら、誤用や句読点の欠落がないかどうか注意深く確認しましょう。

テキストメッセージでよくある間違いは、ACTやSATにもよく出題されるアポストロフィの誤用です。アポストロフィが使われるのは、一般に、短縮形と所有格の2つです。短縮形は2つの単語の短縮形であり、”didn’t “は “did not”、”they’re “は “they are “の代わりに使われます。所有格のアポストロフィは、”Jim’s dog “のように、誰が何を所有しているかを示すものです。

先ほどのJimの犬の例のように、所有者が一人だけの場合はアポストロフィと「s」を付けます。”the girls’ cats “のように複数の所有者がいる場合は、アポストロフィのみを付加します。ただし、”the children’s shoes” や “the people’s beliefs” のように、語尾がsでない不規則な複数形は例外です。

他人のテキストメッセージを編集する場合、あなたと一緒に適切な句読点を勉強したいというACTやSATの受験生と話し合う時以外は、訂正箇所を自分だけに留めておくことを忘れないでください。

1日1パラグラフの編集

受験生の中にはテスト対策をしっかりしなければ、勉強不足だと勘違いしている学生もいるかもしれません。しかし、そうではありません。勉強の質は量に勝るのです。

句読点は、1日に1つの短い文章を編集するだけでも、徐々に力をつけることができます。

例えば、English for Everyoneの段落修正ワークシートは、難易度別に分類され、解答用紙も付いているので、正しく勉強ができているかどうか確認することができます。上級者向けのワークシートは、ACTの英語セクションやSATのライティングと言語のセクションに最も近いものですが、初級者や中級者向けのワークシートから始めても全く問題はありません。

編集の際には、コンマ・スプライス（コンマで2つの完全な文章を区切ってしまうこと）に注意しましょう。少なくとも、”We tried “のように、文には主語と動詞が含まれることを忘れないでください。

コンマ・スプライスは英語の文章ではよくある間違いで、ACTやSATでもよく出題されます。

しかし、簡単な方法で修正することが可能です。例えば、カンマをピリオドに変える、文が密接に関連している場合はカンマをセミコロンに変える、FANBOYSワードとして知られる等位接続詞（for, and, nor, but, or, yet, so）を追加するなどがその方法です。例えば、”You can stay, you can go “のコンマ・スプライスは、真ん中に “or “を追加することで修正することができます。

例：”You can stay, or you can go.”（あなたはここにいてもいいし、行ってもいい）。

文章に意図的に句読点を入れる

ピリオド、クエスチョンマーク、感嘆符の使い方は、ほとんどの人が知っていることでしょう。しかし、コロン、セミコロン、ハイフン、エムダッシュをどのようなタイミングで使用するかは、あまり明確ではないかもしれません。

あまり一般的ではありませんが、これらの句読点を理解するために、文章の中でいくつかの句読点を適切に使用することに挑戦してみてください。例えば、英語の宿題ではセミコロンを2つ、メールを送る際にはコロンを上手に挿入してみましょう。

〇文の構成と成り立ち

正規の作品について観察する

英語の規則は必ずしもに、意識的に学ぶ必要はありません。良い書き手になる為に文法規則を丸暗記する必要はないです。それどころか、有名な文学作品を批評的に読むことで、文章を書く上で必要な事を感じ取ることができます。

もし、何を読んだらいいかわからない場合は、エンサイクロペディア・ブリタニカの「史上最高の本」と言われる12冊の小説を読んでみて、興味を惹かれるものがあるかどうか調べてみてください。そして、テスト準備の時間にその本の一部を読んでみましょう。目標は文章レベルで批評的に考えることなので、急いで読む必要はありません。著者の文体や何が効果的なのかを観察しながら、ゆっくりと言葉を受け止めましょう。

その際、手元に鉛筆を用意し、特に明確、簡潔、表現力があると思われる構文に丸をつけるとよいでしょう。

AIを使ったライティングアシスタントを利用する

学生時代には、たくさんのメールを書くでしょう。その際、GrammarlyのようなAIベースのライティングアシスタントをダウンロードして、自分のメッセージの弱点を把握するようにしてください。

無料版のGrammarlyは、人工知能を使って、冗長性、不明瞭な言及、一貫性のない動詞の時制、口語体、ぶら下がった修飾語など、文章の質を低下させるような誤りを検出することができます。このようなソフトウェアの有料版に申し込むと、なぜそのソフトウェアの提案があなたの言葉遣いより優れているのか、より詳しい説明を見ることができ、実りあるものになるかもしれません。

文法に基づいたジョークやミームを見る

ユーモアは、文法のルールを身につけるための、楽しいけれども見落とされている方法です。例えば、「A (fill in the blank) walks into a bar」という不朽の形式を使った巧妙な文法ダジャレのリストを考えてみてください。また、間違った修飾語や不明確な参照語、オックスフォード・コンマに関するミームを検索することもできます。気分を明るくしてくれるだけでなく、抽象的な概念を視覚的かつ不条理で印象的な例で記憶することができるのです。

〇代名詞とその他の単語の使い方

代名詞の使い方を注意深く聞く

最近、代名詞の使い方が話題になっています。社会的なムーブメントによって、人々は自分の話し方や書き方を再考するよう求められています。例えば、フェミニスト思想では、”Each citizen should take advantage of her right to vote “のような一般論で女性代名詞を使うよう呼びかけています。従来、このような文章には男性の代名詞が使われてきました。

一方、一部の人達の中には単数の人物を指す場合に、性別にとらわれないを表現を推進するために、they/their/theirsをデフォルトとしている人もいます。

ACTとSATの作成者は、現在、単数の代名詞の形として、彼/彼を/彼のと彼女/彼女の/彼女の、以上の使用しか認めていないことを認識するのは重要です。例えば、”Each citizen should take advantage of her right to vote” という文章は、ACTやSATでは “his or her right to vote” と読むべきです。その他にも、every、either、neitherなど、単数形の代名詞を取る単語があります。

また、テレビなどで代名詞の使い方を聞き、ACTやSATで間違っていると思われるフレーズを確認してみてください。

スピーチの間違いを正す

英語を母国語とする人であっても、話すときに文法の間違いをすることはよくあります。実際、この種の間違いは特に知られていて、その間違いが何であるかを知れば、スピーチの中で簡単に見分けることができます。

まずはDuolingoの “10 Common Mistakes That Native English Speakers Make “（ネイティブスピーカーでも間違えやすい10個のミス）を熟読してください。自分の間違っているところに気づき、それらを自分のスピーチに加えることで、ライティングに反映させることができます。

英語の慣用句の勉強は、退屈な試験対策本を読む必要はありません。ACT英語とSATのライティングと言語の対策は、日常生活の中で学習する方法がたくさんあります。

出典：U.S.news,”How to Practice Writing Conventions for ACT, SAT”
https://www.usnews.com/education/blogs/college-admissions-playbook/articles/how-to-practice-writing-conventions-for-act-sat