海外の大学進学を考えているけれど、どこの国にするか決めきれない…そんな方のために、今回はイギリスの大学へ留学するメリット・デメリットを紹介していきます。
イギリス国内では442,000人以上の留学生が学び、アメリカに続いて世界的に学問を牽引しています。
イギリスの大学へ留学するメリットとは
イギリス国内の大学に進学するメリットとして、まずその教育水準の高さがあげられるでしょう。イギリスの大学のなかにはオックスフォード大学やケンブリッジ大学など、中世から続く歴史を持つ機関もあり、高等教育における長い歴史に裏付けされた高い教育水準を誇っています。
また、留学生も公的健康保険を利用できるため、万が一体調を崩したりけがをしてしまっても、安心して病院での処置を受けられます。
International Student Satisfaction Awards 2014という調査では、ヨーロッパ内で学習環境が良い地域8つのうちのひとつに位置付けられました。この調査では、国内の15もの大学が「outstanding(極めて良い)」という賞を冠され、ほかにも8つの大学が「very good(とても良い)」とされました。
この理由として、イギリスの大学では幅広い選択肢からコースを選ぶことができるということが多く上げられました。2016~2017年のTimes Higher Educationによる調査では、医学・薬学、ビジネス、エンジニアリング、コンピューター科学、生物化学、社会科学、アート・デザインといった科目が、学生に人気であるという結果となりました。この結果からみても、多様な科目を学ぶことができるとわかります。
また、大学や周辺地域が国際的な雰囲気を持ち、充実した社会生活と多彩なアクティビティーを楽しむことができるということがあげられました。
ほかにも、国内では地下鉄やバス、都市間を結ぶNational railといった公共交通機関が発達しており、ヨーロッパへも電車やバス、空路で簡単に行けるため、通学も旅行もしやすい環境となっています。
イギリス留学のデメリット
一方、学費や生活費が比較的高い点はデメリットといえるでしょう。また、希望した通りの滞在先を見つけにくいことも不満として聞かれます。滞在先の部屋がよくなかったり、大学から遠い場所しか見つけられなかったり、ということもしばしば起こるようです。
しかし、このようなデメリットがあってもやはりイギリスに留学したい、と思う方もいるでしょう。
金銭面が不安な方は、大学や国内外の機関が提供する奨学金を調べてみましょう。
大学によっては滞在先やキャンパスライフでの手厚いサポートを行っているところもあるので、あきらめず自分に合った留学のかたちを探してみてください。