自分にあった戦略を選ぶ、アメリカ大学受験3つの方法
アメリカ大学への受験の方法は主に3つの選択肢があります。
それぞれ願書の提出期限が異なっており、留意すべき点もあります。
しっかり頭に入れてスケジュールを組む事が大切です。
①早期受験:Early Decision
「Early Decision」は、早く出願することで、早く合否の結果を知ることが可能な制度です。
早くから良い学生を確保したい大学側と、早く大学に合格して安心したい受験生側の思惑が重なった制度と言えます。
願書の提出期限は高校3年(Senior year)の11月で、12月の中旬~1月には結果が出ます。
普通の受験方法よりも合格率があがりますが、注意点もあります。
Early Decisionは第一志望の大学1校しか受験できず、もし合格した場合は必ずそこの大学へ入学しなければなりません。
第一志望が決まっており、現在のテストスコアと成績に自信がある場合には有効な方法ですが、他校と迷っている場合には避けた方が無難です。
大学によっては、出願条件はEDと同じですが、出願時期が「Early Decision」よりも遅く設定された「Early Decision2」という出願方法があります。
大学の組み合わせにより「Early Decision」の合否通知後に間に合う「Early Decision2」も存在します。
②制限のない早期受験:Early Action
「Early Action」はEarly Decisionと似ていますが、大きな違いは合格してもその大学へ入学しなくても良い点と、大学への返事は春まで 保留にしていても良い点です。
締め切り、合格通知が届く時期はEarly Decisionと同じ頃に設定されています。
合格率は普通の受験よりも少し上ですが、Early Decision程ではありません。
一部の大学では1校しかEarly Actionを出してはいけない場合もありますが、このような特別制限が設けられていない場合は多数の大学を受験する事が出来ます。
Early Actionにも大学によって時期が少し遅く設定されている「Early Action 2」が設けられている場合もあり、こちらもあわせてスケジュールをたてておきましょう。
合格通知のステータス
合否判定のステータスには3種類あります。
「Accepted」
おめでとうございます、合格です。通知内容に沿って手続きを行いましょう。
「Rejected」
残念ながら不合格になります。
一度Rejectされると同じ大学へreapply(regulardecision)出来ません。
但し、別の大学のEarly Decision2やEarly Action 2に間に合う場合がありますので、スケジュールに沿って他の大学への出願を急ぎましょう。
「Deferred」
イメージとしては「保留」です。
多くの大学では不合格の代わりにこのDeferredの判定を送り、4月の普通受験の結果発表の際に不合格にしますが、中には希望のある人材にのみDeferred判定を出す大学もあります。
「Deferred」となった場合、大学のAdmission office宛に新たな功績(テストスコア、成績、ボランティア活動や授与した賞等)をプラスしてアピールすると良いでしょう。
出願後は合格通知を待つのみですが、この間の成績維持も忘れないようにしましょう。
通常の場合は、合格通知の後に最終成績の提出を求められます。
③一般的な普通受験:Regular Decision
「Regular Decision」は一般的な普通受験の事です。
願書の提出期限は1月~2月頃、3月の中旬~4月には結果が出ます。
最終的にどこの大学へ進学するかを判断し、5月1日までに受験した大学全てへ入学するかしないかの通知をする必要があります。
どうしても行きたい大学があり、現在のテストスコアや成績に自信がある場合は「Early Decision」もしくは「Early Action」で出願しましょう。
その他、第二志望以下のいわゆる滑り止めは「Regular Decision」で受験するというのが一般的な方法とされています。
いずれの方式をとるにしても、提出期間は狭くなっています。
前もってどのように出願するかの段取りは練っておくのが大切です。