こんにちは。JNLL受付です。今週もSATについてお話しします。
SAT試験には、SATとSubject testの2種類があります。日本の大学受験で言えば、英国数がSATで物理化学日本史地理などの科目がSubject testに当たります。アメリカでは、大学によってSubject testを受けるべきか違うということなので、以下で詳しく見ていきましょう!
SAT subjectテストはアメリカの殆どの大学で必要ありません。しかし、いくつかの大学はSAT subject testを2教科以上受験することを要求していて、受験を奨励している大学も多いです。
Subject testについて
•年々SAT subject testsを要求する大学は少なくなって来ています。また、新型コロナウイルスの影響でこの傾向はさらに強くなってます。
•SAT Subject Testsが求められていなくても、いいスコアを取ることで、強力なアピールになる場合が多いです。
•SAT Subject Tests は、ホームスクールの生徒が大学への準備がどれだけできているかを示す際に特に重要です。
下には、今SAT Subject Testsのいくつかの教科を課している大学と、かつて要求していましたが今は推奨するにとどめている大学が掲載されています。近年、SAT Subject Testを要求する大学は少なくなってきました。そして、新型コロナウイルスの影響でこの傾向はさらに強くなってます。実際、SAT Subject Testが必要な大学は今は殆どありません。
もちろん、SAT Subject Testを推奨、少なくとも考慮する学校は多く、良いスコアは選考の際に有利になりえます。
例えば、アリゾナ大学では、SAT Subject Testのアメリカ史 で560以上の点数を取ると、社会科学で必要な成績を満たしたものと認めています。これは、学校の成績証明がなく、大学への準備がどれだけでいているかを示すのが相対的に難しいホームスクールの学生にとっては特に有効です。
College Boardのウェブサイトには、SAT Subject Testsが先行で何らかの形で考慮されるすべての学校のリストがあります。中には、普通のSATやACTの代わりにAPやIB、SAT Subject Testsを考慮するtest-flexible admissions policiesを掲げている学校もあります。
情報は大学のウェブサイトで確認するようにしましょう。ACTのWritingの代わりにSAT Subject testsの代用を認めていたり、選考の方法を変える可能性はいつもあります。とりわけ、ホームスクールの学生には、ほかの学生と異なる要求をする場合があることには注意が必要です。
SAT Subject Testを要求・強く推奨していた学校一覧
以下の学校は、最近までSAT Subject Testsを要求しているか、少なくとも一部の生徒については受験を推奨していました。しかし、多くの大学が方針を転換してきたことが分かります。
•Brown University (2025年の学年から考慮されなくなるが、提出した場合考慮される)
•California Institute of Technology (Caltech) (2021年に入学する生徒からSubject test不要)
•Carnegie Mellon University (2021年の入学者から、Subject testは不要で考慮もされない)
•Cooper Union (math and science SAT Subject Testのスコアが、engineeringの出願者に考慮される)
•Cornell University (2020年と2021年のengineeringではスコア不要)
•Dartmouth College (提出した場合考慮される)
•Duke University (不要)
•George Washington University (B.A./M.D.プログラムに出願した場合のみ考慮される)
•Harvard University (2つのSubject Testのスコアが推奨される)
•Harvey Mudd College (2021年入学者から不要)
•Massachusetts Institute of Technology (MIT) (2021年から不要・考慮されない)
•Notre Dame (Indiana) (ホームスクールの生徒は、3つのSubject TestもしくはAP試験を受けなければならない)
•New York University (NYU) (3つのSubject testが必要。SAT、ACT、IB、またはAP試験を代用できる)
•Princeton University (推奨されるが必須ではない)
•Rice University (不要)
•Rensselaer Polytechnic Institute (RPI) (lawとmedicineに出願する際は必要。writingありのACTで代用可)
•Stevens Institute of Technology (Pre-Medicineで飛び級の条件になる)
•Swarthmore College (engineeringの出願者で推奨。特にthe Math 2 Subject Test)
•Tufts University (不要かつ考慮されない)
•University of California (不要だが、一部で推奨される)
•University of Pennsylvania (推奨されている)
•Vassar College (考慮されるが必須ではない)
•Washington and Lee University (考慮される)
•Webb Institute (math and scienceが推奨されるが必須ではない)
•Wellesley College (考慮される)
•Wesleyan University (ホームスクールの生徒は2つ以上のSubject testが必要)
•Yale University (推奨されるが2021年出願者は考慮されない)
SAT subject testsについての方針は徐々に変化してきているので、常に志望校の情報を確認することを怠らないようにしましょう。特に、新型コロナウイルスの影響で状況が大きく変わる可能性があるため注意してください。
SAT Subject Tests を受験する懸念を一つ上げるとすれば、それは費用です。普通のSATテストとSAT Subject Tests、そして大学の申請料がかかるため、複数回テストを受けたり多くの大学に出願する場合は、金額は無視できない要素となります。費用については、SATの受験料と費用をご覧ください。
記事:ThoughtCo. What Colleges Require SAT Subject Tests? <https://www.thoughtco.com/colleges-that-require-sat-subject-tests-788635>
(更新)JN Language Lab