SSATとは?

SSATとは

SSATテスト


SSAT(Secondary School Admission Test)は、アメリカの私立小学校、中学校、または高校出願時に使用するStandardized テストで、私立学校における生徒の活躍に必要な言語・数学・読解力を計測するものです。このテストは、生徒の育った背景や経験を考えずに受験者を比較するために不可欠なテストとなっています。

◇Standardized (「規格化された」)テストとは
Standardizedテストは、管理され一貫した方法で採点されることを意味しています。SSATはスキルや成果、特定の分野の知識のレベルを決定する、達成度を測るテストではなく、またモチベーションや粘り強さ、創造力など個人の性格を計測するものでもありません。SSATのスコアは私立学校への願書を完成させる大切な一部分ではありますが、入学の是非を決定する唯一の指標ではありません。

テスト方法


SSATは開始から終了まで、詳細な指示に従って試験監督者が試験を取り仕切り、少しでも決められたテスト環境の条件から逸脱するようなことがあれば直ちに報告されます。障害を持つ生徒には特別な環境が与えられることがありますが、テストの順序、手順はすべての生徒に対し同じものとなります。

SSATには対象学年に応じて3つのレベルがあります。

Elementary Level Middle Level Upper Level
対象学年 3~4年生 5~7年生 8~11年生
数学 30問、試験時間30分。

・数学的センス、数学的性質、計算、代数、関数、幾何学、空間的感覚、約数、確率など

50問が2回に分けて出題、それぞれ試験時間30分ずつ。

・幾何学や代数、そのほか数量的概念など

50問が2回に分けて出題、それぞれ試験時間30分ずつ。

・幾何学や代数、そのほか数量的概念など

言語 30問、試験時間20分。

・同義語、類義語が出題

60問、試験時間30分。

・同義語、類義語それぞれ30問ずつ

60問、試験時間30分。

・同義語、類義語それぞれ30問ずつ

読解 28問、試験時間30分。

・7つの短い文章が出題
・それぞれに選択問題4問

40問、試験時間40分。

・250~350語の文章
・トピック:文学、人文学、科学、社会学
・問われる内容:

メインアイディア、詳細の場所、推論、文章中の語句の意味、著者の目的、意見の理解など

40問、試験時間40分。

・250~350語の文章
・トピック:文学、人文学、科学、社会学
・問われる内容:

メインアイディア、詳細の場所、推論、文章中の語句の意味、著者の目的、意見の理解など

ライティング
※採点されない
1題、試験時間15分。

・写真付きのお題に解答

1題、試験時間25分

2つのクリエイティブ・ライティング(短い物語)のお題から1題選択

1題、試験時間25分。

クリエイティブ・ライティングまたはエッセイのお題から1題選択

実験的テスト
※採点されない
15~17問、試験時間15分。

・言語、読解、算数から出題

16問、試験時間15分。

・言語6問、読解5問、数学5問

16問、試験時間15分。

・言語6問、読解5問、数学5問

合計 89問、試験時間2時間5分。

(休憩15分含む)

167問、試験時間3時間5分

(休憩15分含む)

167問、試験時間3時間5分

(休憩15分含む)

※ライティングは採点されませんが、他の科目のスコア・レポートともに志望校に送られ、評価する資料の一部となります。

☆SSATは、数学、言語、読解のそれぞれのセクションがMiddle Levelでは440~710点、Upper Levelでは500~800点の間で点数がつけられ、合計でそれぞれ2,130点満点、2,400点満点となっています。また、実点数と同時にパーセンテージで自分が全体のどのくらいのレベルに位置するか示されます。これは、Norm Referencing(全国集団準拠型)という方法で、過去3年間の同学年・同じ性別の受験者の中で統計的に選出された特定のグループの平均よりもその回の受験者がどのくらい良かったか、という形で値が示されるものです。
こちらは99%が最高で、例えば90%であったら、自分は学生全体の90%よりも上位の成績であるということです。

Standard TestとFlex Test


SSATは開催される場所、日時によってStandard TestとFlex Testという2つの形式があります。

Standard Flex
テストセンターにて年に8回、決められた土曜日のみ開催される。(宗教的理由で許可された受験者に対しては日曜日) 学校、もしくは教育コンサルタントによりStandard Test開催日以外に、個人、またはグループの受験者に対し開催される。

Standard Testは年に何回でも受験可能であるのに対し、Flex Testは8月1日~翌年7月31日までの1年間のうち1度しか受験できないので注意が必要です。

また、Flex Testの中でもOpenとClosed の2種類に分かれています。

Open Flex Test Closed Flex Test
・Standard Test開催日以外に学校主催で開催され、公に受験者が募集される。

・すべての応募者が受験可能

・教育コンサルタントが主催、もしくは予め決められた個人・少人数グループが学校で受験する。

・登録には学校、教育コンサルタントが持つアクセス・コードが必要となる

※最新情報は必ず公式ホームページでご確認ください。↓
https://ssat.org/

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