【大学進学】SSATをベストな状態で受験するために:ストレス軽減のための5つのヒント

○初めに

SSATの準備をするとき、学生は最高の結果を出すために、勉強することによって得られる、将来的な見込みがある影響に注目しがちです。しかし、私たちが見落としがちなのは、学生の感情がパフォーマンスに与える影響です。ストレス、不安、動揺など、SSATの前夜に学生が眠れなくなるようなあらゆる要因が、全ての標準化されたテストの結果に影響を及ぼしかねないのです。

しかし、以下に挙げる5つの対策を講じることで、ストレスの原因となり得る要素を回避し、 学生がベストを尽くせるような精神状態を保つことができます。

1. SSATの準備を早めに始める

ほとんどの私立学校の出願締め切りは、通常1月中旬です。そのため、多くの学生が、学期末の宿題、冬のコンサートや発表会、スポーツ、年末のお祭りなどに追われながら、SSATの勉強や受験に励んでいます。SSATなどのテストのプレッシャーがなくても、1年の内で元々ストレス負荷が高い時期です。

最も理想の展開は、前年の春に受験を開始し、1年近くかけて満足のいく結果を出すことです。つまり、中学3年生の受験を予定している場合、中学1年生の春にUpper Level SSATのテストを受けます。理想の展開が不可能な場合でも、開始時期が早ければ早いほど良い結果が望めます。

SSATを再受験する機会がたくさんあることを知るだけで、学生は気が楽になり、初めてのテストの際にリラックスすることができるのです。また、SSATの練習としては、実際にSSATを受験することに勝るものはありません。データによると、再受験した学生は2回目の試験でより良い結果を出しています。

2. SSATの公式練習教材を使用する

SSATの勉強をする場合、教材の選択肢があります。The Enrollment Management Associationの公式SSAT学習教材と他の組織の学習教材とでは何が違うのでしょうか?SSATの作成者として、The Enrollment Management AssociationはSSATを最もよく理解しており、The Enrollment Management Associationの模擬テストは実際のSSATを受験する体験を完全に再現しています。

公式SSATプラクティス・オンラインのみ、実際のSSAT at Homeとほぼ同じインターフェイスを使用しています。また、Official SSAT Study Guide Bookに掲載されている模擬テストは、ペーパーテストのレイアウトと外観を再現しています。[注:プロメトリックセンターのコンピュータベースのテストは、独自のインターフェースを持っています]

実際の試験と同じ形式でSSATに出題される問題を経験することは、試験中に受験者が予期せぬ出来事に対処しなければならないときに生じる不安を軽減することに役立つという利点があります。

3. マーフィーの法則に打ち勝つ

SSAT at Homeを受験する場合、技術的な不具合に遭遇する可能性はありますか?準備のチェックリストテスト当日のヒントを慎重に守ることで、そのような事態を回避することができます。試験当日の問い合わせの多くは、自宅受験者が3~4日前までには確認を推奨されているシステムチェックとセキュアブラウザ(セキュリティに特化して機能を持ったブラウザ)のインストールを行わなかったことが原因です。もし、あなたのパソコンの設定がSSAT at Homeを受験するのに適していない場合は、Equity Test Kitや別のテストモードをリクエストすることができます。

また、SSAT at Homeを受験する際には、試験環境や機器について慣れておくことが重要です。
自宅受験 において、進行がスムーズにいくか管理をするのは両親や家主です。そのため、自宅受験の時間帯には、受験生の兄弟などの、本人以外の他の家族に家を離れてもらう(使用者を減らし、ネット回線に余裕を持たせる)ことで、リスクをなくして受験する計画を推奨します。

同様に、ペーパーテストやプロメトリックの試験会場に行く際にも、事前にルートを地図にまとめ、想定している時間より30分以上早く出発することで、起こりうる交通渋滞の遅延に対応することができます。

4. 健康な習慣、健康な心

定期的な運動、バランスのとれた食事、十分な睡眠は、精神と知力の鋭敏さを養います。ですから、ファストフードを食べることをやめ、就寝前には携帯などの電子機器を見ないようにし、新鮮な空気とアクティビティを求めて外に出ましょう。SSATを受ける前夜に突然上記のような行動をするよりも、日常生活の中で健康的な習慣を身につける方が、成績に良い影響を与える可能性が高いです。

健康的でストレスの少ないSSAT準備のために、時間をかけて勉強する計画を立てましょう。SSAT受験直前の昼と夜に詰め込もうとすることは、確実にストレスと疲労の元となります。

5. どんな状況でも冷静になり、適切な目標を設定する

技術的な不具合や交通機関の遅れなど、ストレスのかかる状況に巻き込まれることもよくあります。もしストレスを感じたのであれば、深呼吸をして、自分のやるべきことを思い出してください。もしあなたが親である場合は、あなたがストレスを感じていれば、子どもたちも同じようにストレスを感じるでしょう。

もし、何か問題が起こっても、ほとんどの場合、円満な解決への道筋があるはずです。「技術的な問題で自宅受験ができない?」サポートチームに連絡すれば、スケジュールを変更することができます。しかし、出願期限までに予定を変更する時間がない場合はどうしたらよいでしょうか?出願校に電話をして、事情を説明してください。

最後に、もしあなたが親である場合、親として最も重要なことは、お子さんと一緒に適切な目標を設定することです。SSATは、学生が学校のプログラムに適しているかどうか評価するための、要素の1つに過ぎません。SSATが入学のための唯一の決め手ではありませんし、SSATをリスクのように扱うと、お子さんに過度なプレッシャーを与え、テストの成績に影響を与える可能性があります。

その代わり、SSATは入試の一部であることは強調します。また、エッセイインタビュー推薦状、成績表、キャラクタースキルスナップショット(学生の個性や特徴について書かれた資料)の結果も、自分の特別な資質や才能をアピールする材料になります。もしお子さんが不安を感じているのなら、彼らの存在は、標準化されたテストの点数以上のものであることを思い出させてあげてください。

学生に合った大学ならば、それを見抜いてくれるはずです。

記事:admission org. “5 Stress-Reducing Tips for Feeling Good About the SSAT”

<https://www.admission.org/advice/5-stress-reducing-tips-for-feeling-good-about-the-ssat>

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