【海外進学】プライベートスクールへ出願する保護者のための11のヒント

〇初めに

プライベートスクールは、入学希望者の情報をできるだけ多く、さまざまな情報源から収集することを目的としています。子どものことを一番よく知っているのは保護者ですから、保護者の視点は非常に重要です。

では、学校側があなたの子どもの資質を見抜くために、どのように願書に記入すればよいのでしょうか?質問されやすい種類のガイドラインを確認しましょう。具体的な質問内容は学校によって異なるので、保護者がステイトメントを記述する際に重要なのは、例やエピソードを使うことです。例えば、あなたの子どもがいかに創造的であるか、レジリエンスがあるか、もしくは感受性ががあるかなどを、ただの記述ではなく、具体的なエピソードで示します。

一般的な保護者の意見

多くの願書には、次のような文言が含まれています。「子どもの長所と短所について、保護者の方の視点は貴重です。子どもの推薦文を書いてください。」回答する際には、以下のガイドラインを念頭に置いてください。

・最初の段落では、子どもがいかに優秀かを記載します。ただし、学業成績やテストの点数については触れないようにします。その代わり、子どもがいかに学業に励み、知的好奇心が旺盛であるかに焦点を当てます。また、実際のエピソードを用いると、より話に深みが増します。

・別の段落では、子どもの性格や人柄について述べます。ここでは、形容詞を並べないようにしましょう。むしろ、ストーリーを用いて、あなたの子どもをページの中で生き生きとさせましょう。

最後に、子どもが直面したいくつかの問題について書くことが重要であり、また、その直面した問題を子どもがどのように克服したかを書くことがもっとも重要です。ほとんどの学校は、そのような問題について尋ねるので、保護者が何も触れないと学校側も訝しみます。

字数が多すぎないようにしましょう。最初の原稿は、1段落3~5文以内になるように編集し、学校から要求される文字数の目安を守るようにします。入学試験審査官は多くの願書を読むので、あなたのエッセイが長すぎると、読み飛ばされ、重要なポイントを見逃される危険性があります。

学校独自の質問

なぜ当校を志望するのか?」という質問もよく聞かれます。以下にあなたの答えを際立たせるのに役に立つヒントを記載しますす。

オープンハウス、訪問、ツアーなどで、学校が発信している情報のメモを取りましょう。学校のミッションステートメント(教育理念)は何ですか?学校が掲げている価値観は何ですか?これらのメモを手元に置いて、子どもや家族のために学校について雄弁に語ってください。繰り返しになりますが、ここでも本当に印象に残るような例を用いてください。

学校を訪問したり、オープンハウスに参加したことがある場合は、その経験から具体的な例を引き出します。あなたの回答が、家族と生徒にとって個性的なものであることを確認してください。学校についての形容詞を羅列してはいけません。あなたの子供がその環境で成長すると思う理由について、ストーリーや例を挙げて説明しましょう。それは学校の理念や教育課程ですか?体験学習ですか?この要素を必ずあなたの子どもと一致させてください。

願書を提出する前に、すべての記述内容を見直し、各学校名が正しいことを確認して下さい。よくある間違いで、保護者が学校名を間違えてカット&ペーストしてしまうことがありますが、これは決して良いタイプミスではありません。

〇「他に情報はありますか?」

願書は保護者への質問の数が限られており、それぞれに文字数があることを考えると、この質問は、あなたの子どもがどんな人物で、評価の高い「real estate(物的財産)」人物として学校に何か特別なものをもたらすのかを説明することができます。ここでは、ほとんどの保護者が見逃しているこの機会を活用する方法をいくつか紹介します。

・この質問は、あなたが関連すると思う学習の違いについて学校に伝えるために使用することができます。もし、このことが子どもの記録に残るとお考えなら、子どもにとって何が大変なのか、また、子どもの成功のために現在の学校とどのように連携してきたかを示すとよいでしょう。

・また、このセクションを使って、生徒の多様な背景を記述することができます。学校は、できるだけ質の高いクラスを創りたいと考えています。あなたの子どもは、どんな独自性をもたらしてくれるでしょうか?

・さらに、この質問は、あなたの家族にとって困難な出来事や、子どもがどのように対処したのかを語るスペースにもなり得ます。学校では、心の習慣がより重要になってきており、レジリエンスのような素養も審査することが多くなってきています。

・全体として、願書の他の部分でカバーできなかったことをここで議論することができます。この質問に対する回答は、学生を全体的に理解するのに関連し、読み手が願書の明らかな「不足」を理解するのに役立つものでなければなりません。、必ずしも、賞賛や業績を列挙する場所ではないことを心に留めておいてください。

〇お礼状

ミーティングやイベントの後には、必ず入学事務局や面接官にお礼状を出すとよいでしょう。メールでも問題ありません。多くの学校が電子化ファイルを持っているので、ある意味、メールの方が簡単です。その際、上記のガイドラインを考慮し、この機会にあなたの個性ある子どもと家族を、個性的な学校とマッチングさせましょう!

出典:admission org, “11 Parent Statement Tips for Private School Applications”
https://www.admission.org/advice/11-parent-statement-tips-for-private-school-applications

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