【アメリカ大学】どのようにあなたにぴったりの米国大学を見つけるか?

〇初めに

アメリカには4000校近い大学がありますから、選択肢は控えめに言っても圧倒的な数があるといえます。大学選びとは、これからの人生の4年間を過ごす場所を決める重大な決断です。ときに選択肢を絞り込むのが困難なこともあるでしょう。

 

あなたにぴったりの大学を選ぶためには、出来る限り多くの選択肢についてよく考えることがとても大切です。もしさまざまな可能性を考え、大学に求めるものは何かをよく考えたなら、あなたはきっと合格通知書にサインをするときに、自分の選択がベストだということに気付けるはずです。

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〇概要

あなたにぴったりの学校は、あなたの性格に合っていて、自身が達成したいと考えるゴールにも合っていて、しかもそのゴールを達成する助けになってくれるでしょう。そして、社交的な雰囲気、課外活動の機会など、その他のニーズや希望を満たしてくれるものです。そしてこの記事では、それがどのような学校なのかを知る方法を紹介しています。

 

早速、あなたにぴったりの学校を見つけてみましょう!

 

○良い大学を見つけるための7つのステップ

リサーチにはさまざまな方法がありますが、それらを全て活用することをお勧めしています。できるだけ多くの情報源から多面的に情報を集め、それをもとに、それぞれの大学で得るであろう経験の全体像を把握することが理想的です。

 

以下のステップを踏んで、あなたにとって理想的な大学を探すための情報を集めましょう。

 

ステップ1:大学に足を運ぶ計画を立てる

特に国境を越えるような遠いところに住んでいるなど、大学に足を運んでみることは誰にでもできることではありません。ですが、最良の選択をするために、出来る限りの努力を尽くして一度は大学に訪れてみることをお勧めしています。他のステップで紹介していく方法で得た情報は、もちろんあなたの役に立つものです。でも、一つだけ欠点があるとすれば個人的な体験を得られないことです。

 

キャンパスを歩きまわり、学生寮に行ってみる。それからクラスルームを探検し、施設や設備の下見をします。そしてその学校の何が最も良いところだったのかをメモしておくことは、その学校があなたに合っているかどうかの感触を得るために重要です。実際に足を運ぶことはとてもインパクトのあることで、決断に迷いのある生徒が、訪問後にはきっぱりと決められるということがあります。キャンパスに立つことで自分がその学校に合っているのかどうかを直感的に感じることができるのです。

 

また、もしあなたが興味のある大学へ足を運ぶための金銭的余裕がなくても、別の方法も用意されています。コロンビア・エンジニアリング・エクスペリエンス(Columbia Engineering Experience)、ジョンズ・ホプキンス・オーバーナイト・マルチカルチュラル・エクスペリエンス(Johns Hopkins Overnight Multicultural Experience)、ペンシルバニア大学アーリー・エクスペリエンス・プログラム(Penn Early Exploration Program)など、いくつかの大学では、対象となる学生に無料で見学を提供している場合もあるのです。そしてもし、どうしても大学を訪れることが叶わないのであれば、オンライン上で訪れてみるのも一つの手です。多くの学校はキャンパスツアーの動画や学生寮の360度ビュー、学生が語る大学の印象などを公開しています。

 

ステップ2:入試カウンセラーに話を聞く

プロに相談してみるのも良いでしょう。特に入試カウンセラーは、その学校のあらゆる詳細を知っていることから、多くの貴重な情報を得ることができるでしょう。入学試験担当者(アドミッション・オフィサー)はあなたが持っているであろう疑問の多くを受けており、その答えをきちんと持っています。また、部長やチームのコーチなど、相談できる人を紹介してくれることもあります。対面でも、電話越しでも、電子メールを介してでも、入試カウンセラーと話すことは、きっと良い効果があるでしょう。

 

ステップ3:インターネット上で調べる

学校の提供するサービスについて知りたい全てのことは、その学校のWebサイトで見つけることができます。ですから、その大学が提供していることをよく調べることに時間を使うべきです。そして、主な専攻分野やコース、特別プログラム(オナーズ・プログラムなど)、スポーツ・プログラム、クラブやグリーク・ライフなどの課外活動、学校が強調しているとされる方針(新入生は寮に住むことが義務付けられている、コア・カリキュラムがある、など)を注意してチェックします。

 

それから、そのウェブサイトから得られるメッセージを一歩引いてよく見てみましょう。学術的なことに焦点を当てているのか、多様性なのか、少人数や共同で行うことを大切にしているなど。スポーツ漬けの毎日という場合もあるかもしれませんね。そして、あなたがウェブサイトを離れたとき、何を感じたのかも考えてみましょう。もしあなたがその学校にいる自分を想像してワクワクしたのなら、それは良いサインです。

 

ステップ4:その大学の学生と話す

あなたが学校についてよく知るために最適なのは、その学校に現在通っている学生や卒業生と会ってみることです彼らはきっと、キャンパスでの日々に関する内部事情について良いところ、悪いところをリアルに教えてくれるでしょう。ただし、彼らが教えてくれることはあくまで彼らの視点から見えたことで、あなたが同じ場所で同じように感じるとは限らないということは心に留めておきましょう。ですから、一人より二人、三人と話を聞いてみることが大切です。

 

次にその大学に関するレビューが載っている冊子を読んで、その内容を学生との話と比べてみましょう。また、それはきっと有益なことを伝えてくれるかと思いますが、それもまた一人の体験に過ぎないことには注意が必要です。より多くのレビューを読むほど、その大学に何を期待できるのかがより明確になるでしょう。たとえば、もし学生みんなが同じ失敗についてコメントしていたのなら、その情報を信用することができますよね。コメントの中にパターンを見つけ、最も信頼できる情報を探すのです。

 

そして、最近の卒業生に話をさせてもらうことも同様にトライしてみてください。彼らはおそらく、客観的な話をしてくれるはずです。大学生活を振り返る広い視点から見て何が良かったのか、悪かったのか、そして何が役に立ったのか。それから、大学生活で最も嫌だったことも聞いてみましょう。そうすることで、社会人になるための準備がその大学でどれだけ整うのかも分かることでしょう。

 

ステップ5:あなたをよく知る人に話してみる

大学に関する情報を揃えたところで、まずは家族や友人などのあなたが信頼する人に話し、どう思うかを聞いてみましょう。ただし、意見はあくまで一人のものに過ぎないこと、けれども彼らはあなたの性格をよく知る人たちだということを覚えておいてください。

 

自分自身のことを客観的に見ることができないというのは、よくあることです。だから、自分に関する印象が、長い時間を過ごした家族や友人の思うそれとは異なることがあるかもしれません。例えば、小規模校の方があなたには合っていると指摘されるかもしれません。あるいは、静かな時間を必要としているかを思い知らされるかもしれません。

 

人生は大きな決断の連続で、そのたびに沢山考えなくてはなりません。ですが大切なのは、その重荷を軽くしてくれる家族や友人を、信頼することです。誰かに意見を聞くことを恐れないでください。もちろん、意見を尋ねたからといって必ずしもそれを聞き入れる必要はありません。ですが、少なくとも自分の決断の一部として、それを考慮することが大切です。

 

ステップ6:診断クイズを受けてみる

“What college fits me?”という、自分にあった大学の条件を判断するのに役立つフォームが、U.S. News & World Reportから公開されています。例えば、「毎日静かな時間を持つことは、あなたにとってどのくらい重要ですか」「週に何日、友人と外出するのが好きですか」といった質問をされ、自分がどのような人間なのか、学校に何を求めるべきなのかを考える助けになります。

 

そしてこの“What college fits me?”は、あなたのパーソナリティの軸となるような側面を見ることや、あなたがご自身の目標に向かうのにも役立ちます。例えばこのフォームには卒業後のプランを問われる項目があり、大学院へ進むのか就職をするのかといった選択肢を考えます。このような情報をもとに、あなたが教養学部のような学際的な専攻が合っているのか、それとも専門性を身に着けるのが良いのかを考え、専攻を決めることができます。どんな回答でも、あなたに合った大学を選ぶことを手助けをしてくれますよ。

 

ステップ7:その大学のレビューをインターネットで読む

学生と話したときと同じ原則、つまりできるだけ多くの人の体験や感想を見ることを心掛けて、インターネット上のレビューも読んでみましょう。個々の大学のレビューを一般的に検索したり、学生によって書かれた何千もの大学のレビューを提供するUnigoのようなサイトも参考になります。

 

ここでは特に、ただ1つのレビューを参考にするのではなく、生徒がその学校についてどのように感じているか、一般的な感じをつかむことに留意してください。そして、キーボードの向こうの学生は何でも言えるということを常に頭に置いた上で、レビューをまとめて読むようにしましょう。

 

〇大学を選ぶ際にしてほしくないこと

ここまで、自分にぴったりの大学を選ぶためにあなたができる事をすべてお話ししました。

そしてここからは、大学を選ぶ際に起こしやすい ミスを紹介していきます。陥りやすい落とし穴を知っておくことは、その落とし穴を避け、最も大切なことに集中することに繋がります。

 

他人がどう思うかを基準に大学を選ぶこと

当たり前ですが、誰もが自分のパーソナリティを持っていて、自分なりの目標を持っていて、それぞれの感じ方があります。例えば、あなたの親友とキャンパスに訪れて、彼または彼女が、恋に落ちたようにうっとりとすることがあるかもしれません。けれどもそれは、その大学があなたにぴったりと合っていることを意味するのではありません。はたまた、両親が母校の生涯のファンで、その母校がいかに素晴らしいかを多くの時間をかけて教えてくれるかもしれません。

 

両親も友人も、あなたがどんな人で、何が好きかを良く知り、時にあなたが気がついていないことにも気づかせてくれる、しかも個人的な経験について教えてくれる、素晴らしい存在です。しかし結局のところ、実際に学校に通うのはあなた自身で、自分にぴったりだと感じるかどうかもあなたの感覚です。みんなが行く学校に通うことをプレッシャーに感じないでください。自分にとって正しいと思うことに忠実であることが重要なのです。

 

熟考せずに決断すること

速い決断が良い結果を生むことはまずありません。特に、最低でも今後4年間の人生を左右する重大な決断ならなおさらです。ここまでで述べてきたことで分かると思いますが、この決断を軽々しく下すにはあまりに多くのことを考慮しなくてはなりません。

 

では、何が速すぎる決断と言えるのでしょう。一つは、最初に見た学校を選ぶことです。最終的にはその学校を選ぶことになるかもしれません。ですが選択肢を広げておかないと、重大な間違いに至る場合があります。

 

よく耳にする学校だからという理由で選ぶのも同じです。大学の近くに住んでいる場合や、特定の大学が州のフラグシップ校とされている場合、両親や兄姉が卒業生である場合などによく見られます。大学の評判を聞いただけでは、あなたに合っているとは言えません。それから、最初に入学を許可された大学をすぐに受け入れることもいけません。オファーに目を通す時間はありますし、もっと良いオファーが来るかもしれません。

 

1つの要素のみを重視すること

特定の大学に優れた医学部進学プログラムがあり、あなたは医師になるつもりだと思っていたら、他の要素を見落としたくなるかもしれませんね。確かにそうしたくなりますが、それだけではないのです。

 

たとえ世界最強のプログラムも、息抜きになるような楽しみがなかったり、受け入れ先が見つからなかったり、周囲でのパーティーのために夜眠れなかったりするようでは、あなたを幸せにすることはできません。ある一面だけに集中すると、気付けるはずの赤信号が見えないこともあります。その場所の全体的な雰囲気は、そこで得られる経験に大きな違いをもたらすものです。

 

大学ツアーでの体験だけを頼りにすること

私たちは大学ツアーに行くことを強くおすすめしています。情報が豊富で、見所を押さえ、キャンパスをよく見せてくれます。とはいえ、彼らはまた、圧倒的に肯定的と言えます。彼らはあなたに、彼らの学校が提供する最高の側面を見せているのです。実際にはどの学校も、学生からの苦情や、プログラムによってはリソースの不足、人為的ミス問題に対処ちしています。だからこそ、これまでにお伝えしたように、下調べをして、学生に会って話したりすることが重要なのです。そして、学校に関する口コミや統計を確認しましょう。授業やアクティビティについて、何が提供されており、それはどのような学生が言っているのかを詳しく調べてみましょう。そしてキャンパスを訪れた際には学校のあちこちに貼ってあるチラシやクラブミーティングのお知らせに注目し、自分がそれらの活動に惹かれるかどうかを考えてみましょう。

 

自分研究や夢をあきらめること

まず、あなたが考えたこともないような学校にも心を開き、公平なチャンスを自分に与えてみてください。驚くような学校があるかもしれません。

 

二つ目に、大きな夢を持ち、自分のニーズに合ったのならばより競争率の高い学校を検討しましょう。費用面で進学できない大学もありますが、多くの優秀な学校は奨学金や学資援助を多く提供しています。

 

そして、挑戦校と安全校の両方に出願し、それぞれで何が提供されているかを確認してください。選択肢が多いことは強みになりますから、常に選択の余地を残しておくことが大切です。

 

〇もし、これらの方法がうまくいかなかったら?

これだけの準備をしたのに、馴染めない学校にいることに気付いたとしてもパニックを起こすことはありません。大きな変化が起こった後、方向感覚を失うような気持ちになることは珍しいことではありませんから。居心地の悪い感覚を改善するために何ができるかを考えましょう。

 

それでもだめなら、転校するという選択肢もあります。全米教育統計センターによると、2021年には120万人の学生が他の大学に編入していますから、不安に思うことはありません。

 

とはいえ、前もって自分にぴったりの大学を探す努力をしておけば、そのような事態に陥る可能性を最小限に抑えることができます。

 

〇次にすることは?

大学選びのプロセスの詳細については、大学選びのガイドをご覧ください。

 

自分に合った大学を選ぶための質問については、こちらの記事をご覧ください

 

〇最後に

自分にぴったりと合った大学を探すとなると、大変な時間と労力が必要です。それでも、今後4年間を過ごす場所を決める大きな決断です。信頼できる人を頼りながら、一歩を踏み出してみてくださいね。ご自身の思う最高の学生生活を送れることを願っています。

 

出典:How To Find a College That Fits You Perfectly
https://blog.prepscholar.com/how-to-find-a-college-that-fits-you

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