数多くの有名大学があるアメリカ。
その大多数は私立で、良い学生を集めるために資金を投じ、優秀な教授を揃えているところも多くあります。
生徒に成績表があるように、教授にも成績表があるのです。
各分野の世界的権威の教授も多く、大学院教育も非常に充実しています。
今回はこんな有名大学の中からジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)を紹介します。
ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)
ジョンズ・ホプキンス大学は1876年に設立され、その名前は最初の寄進者であるアメリカの奴隷廃止論者、慈善家、起業家のJohn Hopkinsから付けられました。メリーランド州ボルチモアに拠点を置き、サテライト・キャンパスを含めた4つのキャンパスと、ワシントンD.C.北部のバイオテクノロジー研究所を所有しています。
「世界のための知識(Knowledge for the world)という大学のモットーを体現して、様々な海外留学プログラムを提供しています。医療・看護系学部の学生は世界の19か国で開講されている医学の選択科目を受講することができるほか、一般工学の学士取得を目指すすべての学生に対し、少なくとも1学期留学することが推奨されています。
芸術、音楽、人文学、社会学、自然科学、エンジニアリング、国際学、教育、ビジネス、医学など260以上のプログラムを提供しており、その中でも特に医学・看護・公衆衛生といった医療系のコースが有名です。入学希望者は一般的に、高校時代は上位10%に入る成績を残しており、競争率はとても高いといえるでしょう。2020年卒業学年の合格率は11.4%であったというデータも残っています。
入学のポイント
願書はCoalition for College application、the Common Application、the Universal College Applicationの3つのいずれかを通して提出します。申込の際はアメリカの教育制度における9~11年生に相当する学年の公式の成績証明書を提出する必要があります。元の文書が英語以外で書かれている場合は、英訳した文書とともに提出しましょう。あらゆる資格証明書、卒業証明書、試験結果や高等教育準備の(Oレベル、Aレベルなど)修了書を添付することも求められます。
SATもしくはACTのスコアを提出する際は、受験したすべての試験結果をthe Coalition for College application、Common Application、 Universal College Applicationのいずれかを通して提出してください。入試担当者は、受験者が今までに取得した点数の中で、各セクションごとの最高点を考慮し判断します。
SAT、ACTのWritingの提出は自由です。また、受験者の興味のある分野に応じてSAT Subject Testsを1教科、もしくはいくつかの強化を提出してもかまいませんが、強制ではありません。
英語が第一言語でない学生には、TOEFL、IELTS、もしくはthe Duolingo English Test (DET)の提出が推奨されています。目安として、受験者はおおよそTOEFL100点以上(リーディング・リスニング26点、ライティング22点、スピーキング25点以上)、IELTS7.0以上、DET75点以上を取得しているようです。
※大学に出願する際は、必ず大学の公式ホームページを確認して下さい。↓
https://www.jhu.edu/